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小寒(しょうかん)は、二十四節気の第23。十二月節(旧暦11月後半から12月前半)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が285のときで1月5日ごろ。ではそれが起こるだが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/24(約15.22日)後で1月6日ごろである。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の大寒前日までである。

季節

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暦の上で寒さが最も厳しくなる時期の前半。『暦便覧』では「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と説明している。

この日から節分立春の前日)までを「(かん。寒中・寒の内とも)」と言い、この日を「寒の入り」とも言う。暦の上では冬の寒さが一番厳しい時期となる。この日から寒中見舞いを出し始める。

日付

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定気法による小寒の瞬間(世界時、UT)と、日本中国での小寒日の日付は表のとおり。日本における時刻はこの表の9時間後[1][2]、中国では8時間後となり、世界時15時台の2国の日付は異なる。

日時 (UT) 日本 中国
1966年 1月5日18:54 1月6日 1月6日
1967年 1月6日00:48 1月6日 1月6日
1968年 1月6日06:26 1月6日 1月6日
1969年 1月5日12:17 1月5日 1月5日
1970年 1月5日18:02 1月6日 1月6日
1971年 1月5日23:45 1月6日 1月6日
1972年 1月6日05:42 1月6日 1月6日
1973年 1月5日11:25 1月5日 1月5日
1974年 1月5日17:20 1月6日 1月6日
1975年 1月5日23:18 1月6日 1月6日
1976年 1月6日04:57 1月6日 1月6日
1977年 1月5日10:51 1月5日 1月5日
1978年 1月5日16:43 1月6日 1月6日
1979年 1月5日22:32 1月6日 1月6日
1980年 1月6日04:29 1月6日 1月6日
1981年 1月5日10:13 1月5日 1月5日
1982年 1月5日16:03 1月6日 1月6日
1983年 1月5日21:59 1月6日 1月6日
1984年 1月6日03:41 1月6日 1月6日
1985年 1月5日09:35 1月5日 1月5日
1986年 1月5日15:28 1月6日 1月5日
1987年 1月5日21:13 1月6日 1月6日
1988年 1月6日03:04 1月6日 1月6日
1989年 1月5日08:46 1月5日 1月5日
1990年 1月5日14:33 1月5日 1月5日
1991年 1月5日20:28 1月6日 1月6日
1992年 1月6日02:09 1月6日 1月6日
1993年 1月5日07:57 1月5日 1月5日
1994年 1月5日13:48 1月5日 1月5日
1995年 1月5日19:34 1月6日 1月6日
1996年 1月6日01:31 1月6日 1月6日
1997年 1月5日07:24 1月5日 1月5日
1998年 1月5日13:18 1月5日 1月5日
1999年 1月5日19:17 1月6日 1月6日
2000年 1月6日01:01 1月6日 1月6日
2001年 1月5日06:49 1月5日 1月5日
2002年 1月5日12:43 1月5日 1月5日
2003年 1月5日18:28 1月6日 1月6日
2004年 1月6日00:19 1月6日 1月6日
2005年 1月5日06:03 1月5日 1月5日
2006年 1月5日11:47 1月5日 1月5日
2007年 1月5日17:40 1月6日 1月6日
2008年 1月5日23:25 1月6日 1月6日
2009年 1月5日05:14 1月5日 1月5日
2010年 1月5日11:09 1月5日 1月5日
2011年 1月5日16:55 1月6日 1月6日
2012年 1月5日22:44 1月6日 1月6日
2013年 1月5日04:34 1月5日 1月5日
2014年 1月5日10:24 1月5日 1月5日
2015年 1月5日16:21 1月6日 1月6日
2016年 1月5日22:08 1月6日 1月6日
2017年 1月5日03:56 1月5日 1月5日
2018年 1月5日09:49 1月5日 1月5日
2019年 1月5日15:39 1月6日 1月5日
2020年 1月5日21:30 1月6日 1月6日
2021年 1月5日03:23 1月5日 1月5日
2022年 1月5日09:14 1月5日 1月5日
2023年 1月5日15:05 1月6日 1月5日
2024年 1月5日20:49 1月6日 1月6日
2025年 1月5日02:32 1月5日 1月5日
2026年 1月5日08:23 1月5日 1月5日
2027年 1月5日14:10 1月5日 1月5日
2028年 1月5日19:54 1月6日 1月6日
2029年 1月5日01:41 1月5日 1月5日
2030年 1月5日07:29 1月5日 1月5日
2031年 1月5日13:22 1月5日 1月5日
2032年 1月5日19:15 1月6日 1月6日
2033年 1月5日01:07 1月5日 1月5日
2034年 1月5日07:03 1月5日 1月5日
2035年 1月5日12:54 1月5日 1月5日
2036年 1月5日18:42 1月6日 1月6日
2037年 1月5日00:33 1月5日 1月5日
2038年 1月5日06:25 1月5日 1月5日
2039年 1月5日12:15 1月5日 1月5日
2040年 1月5日18:02 1月6日 1月6日
2041年 1月4日23:47 1月5日 1月5日
2042年 1月5日05:34 1月5日 1月5日
2043年 1月5日11:24 1月5日 1月5日
2044年 1月5日17:11 1月6日 1月6日
2045年 1月4日23:01 1月5日 1月5日
2046年 1月5日04:54 1月5日 1月5日
2047年 1月5日10:41 1月5日 1月5日
2048年 1月5日16:28 1月6日 1月6日
2049年 1月4日22:17 1月5日 1月5日
2050年 1月5日04:06 1月5日 1月5日
2051年 1月5日10:01 1月5日 1月5日
2052年 1月5日15:47 1月6日 1月5日
2053年 1月4日21:34 1月5日 1月5日
2054年 1月5日03:31 1月5日 1月5日
2055年 1月5日09:21 1月5日 1月5日
2056年 1月5日15:14 1月6日 1月5日
2057年 1月4日21:08 1月5日 1月5日
2058年 1月5日02:57 1月5日 1月5日
2059年 1月5日08:48 1月5日 1月5日
2060年 1月5日14:32 1月5日 1月5日

グレゴリオ暦

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グレゴリオ暦による17世紀から24世紀までの日本の小寒は表のとおり[3][4][5]

2024年の小寒は1月6日[更新]

365日からの超過分が毎年蓄積し、4年に一度閏年でリセットされる様子がわかる(小寒は閏日の挿入される2月末日より前のため、4で割って1余る年が先頭)。 1917年から2092年までは1月5日1月6日のいずれか。1916年までは1月7日もあった。2093年2097年には1月4日が現れる。

年を4で割った余り 確定困難な(日を跨ぐ)年
1 2 3 0 真夜中の前後10分
1583年 - 1604年 5日 5日 6日 6日
1605年 - 1640年 5日 5日 5日 6日 1607(5-6日), 1640(5-6日),
1641年 - 1676年 5日 5日 5日 5日
1677年 - 1700年 4日 5日 5日 5日
1701年 - 1708年 5日 6日 6日 6日
1709年 - 1744年 5日 5日 6日 6日 1710(5-6日),
1745年 - 1780年 5日 5日 5日 6日 1780(5-6日),
1781年 - 1800年 5日 5日 5日 5日
1801年 - 1816年 6日 6日 6日 6日
1817年 - 1848年 5日 6日 6日 6日
1849年 - 1884年 5日 5日 6日 6日 1850(5-6日), 1883(5-6日),
1885年 - 1900年 5日 5日 5日 6日
1901年 - 1916年 6日 6日 6日 7日
1917年 - 1956年 6日 6日 6日 6日 1953(5-6日),
1957年 - 1988年 5日 6日 6日 6日
1989年 - 2024年 5日 5日 6日 6日 2023(5-6日),
2025年 - 2056年 5日 5日 5日 6日
2057年 - 2092年 5日 5日 5日 5日
2093年 - 2100年 4日 5日 5日 5日
2101年 - 2124年 5日 6日 6日 6日
2125年 - 2160年 5日 5日 6日 6日 2159(5-6日),
2161年 - 2192年 5日 5日 5日 6日
2193年 - 2200年 5日 5日 5日 5日
2201年 - 2228年 6日 6日 6日 6日
2229年 - 2264年 5日 6日 6日 6日 2229(5-6日),
2265年 - 2296年 5日 5日 6日 6日
2297年 - 2300年 5日 5日 5日 6日
2301年 - 2328年 6日 6日 6日 7日
2329年 - 2368年 6日 6日 6日 6日 2332(6-7日), 2365(5-6日),
2369年 - 2400年 5日 6日 6日 6日

七十二候

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小寒の期間の七十二候は以下の通り。

初候
芹乃栄(せり すなわち さかう) : がよく生育する(日本)
雁北郷(かり きたにむかう) : が北に渡り始める(中国)
次候
水泉動(すいせん うごく) : 地中で凍った泉が動き始める(日本)
鵲始巣(かささぎ はじめて すくう) : が巣を作り始める(中国)
末候
雉始雊(きじ はじめて なく) : 雄のが鳴き始める(日本・中国)

前後の節気

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冬至小寒大寒

脚注

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  1. ^ 国立天文台 暦要項 各年版より世界時換算(1984年 - 2016年)
  2. ^ 2009年版より理論が更新されているが、「分」の精度でほとんど違いはない。
  3. ^ 現代の天体力学による位置推算のため、過去の暦の記述とは必ずしも一致しない(代わりに分単位の精度がある)。 将来の見積もりについては(主に閏秒の不確かさから)日付が前後する恐れがある(10分の誤差を見込んだが、表の末尾では恐らく不足)。
  4. ^ JPL HORIZONS Web-Interface(2015年8月22日 Ver 3.9.8)取得後 TT→UT変換
  5. ^ NASAによるΔTの解説計算式