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2002年イタリアグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イタリアの旗 2002年イタリアグランプリ
レース詳細
2002年F1世界選手権全17戦の第15戦
Autodromo Nazionale Monza (last modified in 2000)
Autodromo Nazionale Monza (last modified in 2000)
日程 2002年シーズン
決勝開催日 9月15日
正式名称 LXXIII Gran Premio Vodafone d'Italia
開催地 モンツァ・サーキット
イタリアモンツァ
コース Permanent racing facility
コース長 5.793
レース距離 306.719
決勝日天候 Sunny, hot, dry
ポールポジション
ドライバー ウィリアムズ-BMW
タイム 1:20.264
ファステストラップ
ドライバー ルーベンス・バリチェロ フェラーリ
タイム 1:23.297 (36周目)
決勝順位
優勝 フェラーリ
2位 フェラーリ
3位 ジャガー-コスワース

2002年イタリアグランプリ (LXXIII Gran Premio Vodafone d'Italia) は、2002年F1世界選手権の第15戦として、2002年9月15日にモンツァ・サーキットで開催された。

決勝

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11番手スタートのトゥルーリはフォーメーションラップで出遅れたため、最後尾スタートになる。 スタート後、モントーヤとサイド・バイ・サイドで1コーナーに飛び込んだラルフは、接触を避けようとシケインをショートカットしトップに浮上する。以下、モントーヤ、バリチェロ、シューマッハ、ライコネン、アーバイン。接触によりフロントウイングを破損したクルサードが緊急ピットイン。

4周目、ショートカットでトップに立ったラルフにFIAからモントーヤを前に行かせる指示が出たためパラボリカトップを譲ったが、直後にエンジンブローでリタイア。モントーヤのスピードが一瞬緩んだ隙をついてスリップストリームに入ったバリチェロが1コーナーでトップを奪うことに成功。

6周目、シューマッハがモントーヤをホームストレートでパスし2位に浮上する。

16周目、アスカリでデラロサとマッサが接触。デラロサは左フロントタイヤがバーストしたためリタイアし、マッサも翌周にリタイア。

19周目、トップのバリチェロがピットインし2位でコース復帰。6位走行中のパニスもピットイン。

28周目、トップのシューマッハがピットインし3位でコース復帰。5位走行中のアーバインもピットイン。

30周目、2位走行中のモントーヤがピットインし3位でコース復帰。4位走行中のライコネンがエンジンブローによりリタイア。

33周目、モントーヤが緊急ピットイン。サスペンショントラブルによりリタイア。

37周目、トップのバリチェロが2回目のピットインを行いトップのままコース復帰。

39周目、パニスがパラボリカでアーバインをパスして3位に浮上し、41周目に2回目のピットインを行い6位でコースに復帰する。

53周目、フェラーリがワンツーフィニッシュ。1ストップ作戦のアーバインが3位表彰台、トゥルーリが4位、バトンが5位。パニスはクルサードを抑え切り6位入賞を果たした。

なお、デラロサと接触をしたマッサは危険行為と見なされ、次戦アメリカグランプリのグリッドを10番手引き下げられるペナルティを受けた。[1]

順位 No ドライバー チーム 周回 タイム グリッド ポイント
1 2 ブラジルの旗 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 53 1:16:19.982 4 10
2 1 ドイツの旗 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 53 +0.255 2 6
3 16 イギリスの旗 エディ・アーバイン ジャガー-コスワース 53 +52.579 5 4
4 14 イタリアの旗 ヤルノ・トゥルーリ ルノー 53 +58.219 11 3
5 15 イギリスの旗 ジェンソン・バトン ルノー 53 +1:07.770 17 2
6 12 フランスの旗 オリビエ・パニス BAR-ホンダ 53 +1:08.491 16 1
7 3 イギリスの旗 デビッド・クルサード マクラーレン-メルセデス 53 +1:09.047 7  
8 9 イタリアの旗 ジャンカルロ・フィジケラ ジョーダン-ホンダ 53 +1:10.891 12  
9 11 カナダの旗 ジャック・ヴィルヌーヴ BAR-ホンダ 53 +1:21.068 9  
10 7 ドイツの旗 ニック・ハイドフェルド ザウバー-ペトロナス 53 +1:22.046 15  
11 24 フィンランドの旗 ミカ・サロ トヨタ 52 +1 Lap 10  
12 10 日本の旗 佐藤琢磨 ジョーダン-ホンダ 52 +1 Lap 18  
13 22 マレーシアの旗 アレックス・ユーン ミナルディ-アジアテック 47 +6 Laps 20  
リタイア 6 コロンビアの旗 ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズ-BMW 33 シャシー 1  
リタイア 4 フィンランドの旗 キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 29 エンジン 6  
リタイア 23 オーストラリアの旗 マーク・ウェバー ミナルディ-アジアテック 20 エンジン 19  
リタイア 8 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ ザウバー-ペトロナス 16 接触 14  
リタイア 17 スペインの旗 ペドロ・デ・ラ・ロサ ジャガー-コスワース 15 接触 8  
リタイア 25 イギリスの旗 アラン・マクニッシュ トヨタ 12 サスペンション 13  
リタイア 5 ドイツの旗 ラルフ・シューマッハ ウィリアムズ-BMW 4 エンジン 3  

その他

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  • ラップリーダー:ラルフ・シューマッハ 3 (1-3), ファン・パブロ・モントーヤ 1 (4), ルーベンス・バリチェロ 40 (5-19, 29-53), ミハエル・シューマッハ 9 (20-28)
  • このレースはアメリカ合衆国においてABCスポーツが中継した4戦の内の3番目のレースであった。他の3戦はモナコ、カナダ、アメリカグランプリであった。
  • ファン・パブロ・モントーヤが達成したポールポジションは、平均速度 259.528km/h と、F1史上最速であった。
  • このレースはジャガーにとって2度目かつ最後の表彰台獲得となった。
  • このレースは2002年シーズンにおいて唯一、フェラーリ、ウィリアムズ、マクラーレン以外の車両が表彰台に上ったレースであった。

第15戦終了時点でのランキング

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  • 太字はワールドチャンピオン
  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。

脚注

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  1. ^ 株式会社ソニー・マガジンズ、F1グランプリ特集vol.161、77・78ページより

外部リンク

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前戦
2002年ベルギーグランプリ
FIA F1世界選手権
2002年シーズン
次戦
2002年アメリカグランプリ
前回開催
2001年イタリアグランプリ
イタリアの旗 イタリアグランプリ 次回開催
2003年イタリアグランプリ

座標: 北緯45度36分56秒 東経9度16分52秒 / 北緯45.61556度 東経9.28111度 / 45.61556; 9.28111