ジャガパティ・バーブ
ジャガパティ・バーブ Jagapathi Babu | |||||||||
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本名 | Veeramachaneni Jagapathi Chowdary[1] | ||||||||
生年月日 | 1962年2月12日(62歳) | ||||||||
出生地 | インド アーンドラ・プラデーシュ州マチリーパトナム | ||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||
ジャンル | テルグ語映画 | ||||||||
配偶者 | ラクシュミー | ||||||||
著名な家族 | V・B・ラジェーンドラ・プラサード(父) | ||||||||
主な作品 | |||||||||
『ランガスタラム』 『アラヴィンダとヴィーラ』 『リシの旅路』 『サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者』 『SALAAR/サラール』 | |||||||||
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ジャガパティ・バーブ(Jagapathi Babu、1962年2月12日 - )は、インドの俳優。テルグ語映画を中心にタミル語映画、カンナダ語映画、ヒンディー語映画、マラヤーラム語映画で活動している。30年以上のキャリアの中で170本以上の長編映画に出演し、フィルムフェア賞 南インド映画部門やナンディ賞など多くの映画賞を受賞している。
生い立ち
[編集]1962年2月12日、映画監督V・B・ラジェーンドラ・プラサードの息子としてマチリーパトナムに生まれる。その後はチェンナイで暮らし、テルグ語映画で俳優の道に進んだ[2][3]。妻ラクシュミーとの間に2女をもうけた[4]。
キャリア
[編集]1989年 - 2013年
[編集]1989年に父がプロデュースした『Simha Swapnam』でテルグ語映画デビューし[5]、同年に『Adavilo Abhimanyudu』にも出演した。1992年に出演した『Peddarikam』は興行的な成功を収め、1993年に出演したラーム・ゴーパール・ヴァルマの『Gaayam』で人気を集め、1994年の『Subhalagnam』でファミリー層の支持を集め、人気俳優の地位を確立した。1996年にS・V・クリシュナ・レッディの『Maavichiguru』に出演し、ナンディ賞 主演男優賞を受賞した。
1997年に出演した『Subhakankshalu』『Pelli Pandiri』で興行的な成功を収め、1998年に出演した『Anthahpuram」でナンディ賞 助演男優賞を受賞した。2000年に出演した『Manoharam』で再びナンディ賞主演男優賞を受賞し、2003年から2005年にかけて『Kabaddi Kabaddi』『Athade Oka Sainyam』『Pedababu』『Anukokunda Oka Roju』などのヒット作に出演し、2006年には『Samanyudu』『Pellaina Kothalo』に出演した。2007年に出演した『Lakshyam』ではナンディ賞助演男優賞、フィルムフェア賞 テルグ語映画部門助演男優賞を受賞し、2011年には映画界への貢献が認められ、TSRラリタ・カラ・パリシャットからカラ・ブーシャナ賞を授与された[6][7]。
テルグ語映画以外では、2006年に『Madrasi』でタミル語映画デビューし、2012年には『Thaandavam』でヴィクラムと共演した[8]。2013年には『Bachchan』でカンナダ語映画デビューしている。
2014年 - 現在
[編集]2014年に入り、ジャガパティ・バーブは演じるキャラクターの役柄を一変させ[9]、キャリアを維持するために主人公の役を離れて悪役やサブキャラクターを多く演じるようになった[10][11]。初めて悪役を演じたのはナンダムーリ・バーラクリシュナ主演の『Legend』であり[2]、彼が演じた冷酷なドン・ジーテンドラ役は高く評価された[2]。また、ラジニカーント主演の『Lingaa リンガー』でも悪役を演じ、2015年にはマヘーシュ・バーブ主演の『Srimanthudu』では主人公の父親役を演じた。2016年に出演したN・T・ラーマ・ラオ・ジュニア主演の『Nannaku Prematho』ではロンドン在住の大富豪役を演じ、演技を高く評価されている[2]。同年には『Ism』『Jaguar』で悪役を演じ、マラヤーラム語映画『Pulimurugan』ではモーハンラールと共演した。2017年に出演したナーガ・チャイタニヤ主演の『Rarandoi Veduka Chudham』では、主人公の父親役を演じている。
2018年にはスクマールの『ランガスタラム』に出演し、村を支配する強権的な村長役を演じた[2][12]。同作は興行収入が20億ルピーを超える好成績を収め、その年のテルグ語映画年間興行成績第1位となった[13]。同年に出演した『Goodachari』ではバングラデシュ人テロリスト役を演じ、同作はスリーパー・ヒットを記録した[2]。また、トリヴィクラム・シュリーニヴァースの『アラヴィンダとヴィーラ』で演じたバシ・レッディ役は、「キャリアの中で最高の演技の一つ」と称賛された[10][2]。2019年には『リシの旅路』『サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者』に出演している[10]。2023年は『Kisi Ka Bhai Kisi Ki Jaan』でサルマーン・カーン、ヴェンカテーシュ・ダッグバーティと共演し[14]、『SALAAR/サラール』ではプラバースと共演している[15]。
受賞歴
[編集]年 | 部門 | 作品 | 結果 | 出典 |
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フィルムフェア賞 南インド映画部門 | ||||
1994年 | テルグ語映画部門主演男優賞 | 『Gaayam』 | ノミネート | |
1995年 | 『Subhalagnam』 | |||
1996年 | 『Maavichiguru』 | |||
1998年 | 『Chilakkottudu』 | |||
2006年 | テルグ語映画部門助演男優賞 | 『Anukokunda Oka Roju』 | ||
2008年 | 『Lakshyam』 | 受賞 | [16] | |
2009年 | 『Kathanayakudu』 | ノミネート | [17] | |
2011年 | 『Jai Bolo Telangana』 | |||
2015年 | 『Legend』 | 受賞 | [18] | |
2016年 | 『Srimanthudu』 | ノミネート | [19] | |
2017年 | 『Nannaku Prematho』 | 受賞 | [16] | |
2019年 | 『アラヴィンダとヴィーラ』 | |||
ナンディ賞 | ||||
1989年 | 審査員特別賞 | 『Adavilo Abhimanyudu』 | 受賞 | [20] |
1993年 | 主演男優賞 | 『Gaayam』 | ||
1996年 | 『Maavichiguru』 | |||
2000年 | 『Manoharam』 | [21] | ||
1998年 | 助演男優賞 | 『Anthahpuram』 | [22] | |
2007年 | 『Lakshyam』 | [23] | ||
2014年 | 悪役賞 | 『Legend』 | [24] | |
南インド国際映画賞 | ||||
2015年 | テルグ語映画部門悪役賞 | 『Legend』 | 受賞 | [25] |
2017年 | 『Nannaku Prematho』 | [26] | ||
2019年 | 『ランガスタラム』 | ノミネート | [27] | |
2021年 | 『リシの旅路』 | |||
2017年 | マラヤーラム語映画部門悪役賞 | 『Pulimurugan』 | [26] [28] [29] | |
特別審査員賞 | 受賞 | |||
2021年 | タミル語映画部門悪役賞 | 『永遠の絆』 | ノミネート | |
IIFAウトサヴァム | ||||
2016年 | テルグ語映画部門助演男優賞 | 『Srimanthudu』 | 受賞 | [30] |
2017年 | テルグ語映画部門悪役賞 | 『Nannaku Prematho』 | [31] | |
2024年 | カンナダ語映画部門悪役賞 | 『Kaatera』 | ||
アジアネット映画賞 | ||||
2017年 | 悪役賞 | 『Pulimurugan』 | 受賞 | [32] |
出典
[編集]- ^ Arun (1 November 2018). “జగపతి బాబు అసలు పేరు” [Jagapathi Babu's real name] (テルグ語). www.hmtvlive.com. 1 December 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2020閲覧。
- ^ a b c d e f g “Jagapathi Babu: Badass roles that Jagapathi Babu pulled off with flair” (英語). The Times of India (11 February 2019). 4 June 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2020閲覧。
- ^ “'I could not make a good movie for my son'”. (16 February 2013). オリジナルの20 September 2013時点におけるアーカイブ。 23 March 2013閲覧。
- ^ “Actor Jagapathi Babu enjoys vacation with family in US, adorable moments” (英語). ap7am.com (17 September 2021). 15 October 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。11 March 2022閲覧。
- ^ “Jagapathi Babu: Favorite Family Hero!”. TeluguCinema. 11 February 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月27日閲覧。
- ^ “TSR LKP award for Jagapathi Babu – The Hindu”. (10 December 2011). オリジナルの18 March 2016時点におけるアーカイブ。 23 March 2013閲覧。
- ^ “Jagapati babu gets Kala Bhushana..!!”. 10 January 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月27日閲覧。
- ^ “Jagapathi Babu in Vikram's next”. The Hindu. 14 June 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。23 March 2013閲覧。
- ^ Kavirayani, Suresh (13 February 2017). “Turn bad, earn good money!” (英語). Deccan Chronicle. 25 February 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2020閲覧。
- ^ a b c Tanmayi, Bhawana (20 October 2018). “Jagapathi Babu, handsome baddie of tinsel town” (英語). Telangana Today. 28 November 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2020閲覧。
- ^ “Jagapathi Babu in demand” (英語). Deccan Chronicle (5 April 2016). 25 February 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2020閲覧。
- ^ Kavirayani, Suresh (20 April 2018). “Jagapathi Babu's 'second life'” (英語). Deccan Chronicle. 27 January 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2020閲覧。
- ^ “Top 5 highest grossing Telugu films of 2018 – Times of India” (英語). オリジナルの31 May 2019時点におけるアーカイブ。 15 August 2020閲覧。
- ^ “Jagapathi Babu reveals Salman Khan made him dye his hair for KBKJ: 'He can't fight a person who is older'”. Hindustan Times. 6 August 2023閲覧。
- ^ “Salaar: Part 1 - Ceasefire box office collection day 21: Prabhas' hit film enters ₹400 crore club in India”. Hindustan Times (2024年1月12日). 2024年9月12日閲覧。
- ^ a b “Jagapati Babu Awards: List of awards and nominations received by Jagapati Babu | Times of India Entertainment”. The Times of India. オリジナルの7 November 2022時点におけるアーカイブ。 15 August 2020閲覧。
- ^ “56th Filmfare Awards 2008 – South”. The Times of India (22 July 2009). 6 May 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2020閲覧。
- ^ “Winners list: 62nd Britannia Filmfare Awards (South)”. The Times of India (27 June 2015). 27 June 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。27 June 2015閲覧。
- ^ “Nominations for the 63rd Britannia Filmfare Awards (South)”. Filmfare (7 June 2016). 6 September 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2020閲覧。
- ^ “నంది అవార్డు విజేతల పరంపర (1964–2008)” [A series of Nandi Award Winners (1964–2008)]. Information & Public Relations of Andhra Pradesh. 1 October 2020閲覧。(in Telugu)
- ^ “Nandi Film Awards G.O and Results 2000”. APFTVTDC. 4 March 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。14 August 2020閲覧。
- ^ “Nandi Film Awards G.O and Results 1998”. APFTVTDC. 4 March 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。14 August 2020閲覧。
- ^ “Nandi Film Awards G.O and Results 2007”. APFTVTDC. 4 March 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。14 August 2020閲覧。
- ^ “Nandi Film Awards G.O and Results 2014”. APFTVTDC. 3 February 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。14 August 2020閲覧。
- ^ “SIIMA AWARDS | 2015 | winners | |”. siima.in. 17 May 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2020閲覧。
- ^ a b “SIIMA AWARDS | 2017 | winners | |”. siima.in. 23 July 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2020閲覧。
- ^ “SIIMA Awards 2019: Here’s a complete list of nominees”. The Times of India (19 July 2019). 2023年7月30日閲覧。
- ^ James, Anu (31 May 2017). “SIIMA Awards 2017 nominations (Malayalam): Maheshinte Prathikaram leads; check date, venue, ticket details”. International Business Times. オリジナルの3 June 2017時点におけるアーカイブ。 7 December 2017閲覧。
- ^ Soman, Deepa (2 July 2017). “SIIMA awards: Here's the winners list from Malayalam”. The Times of India. オリジナルの11 October 2017時点におけるアーカイブ。 7 December 2017閲覧。
- ^ “IIFA Utsavam 2016 Awards – Tamil, Malayalam, Telugu, Kannada winners list, celebs' photos: Live update”. International Business Times (26 January 2016). 4 June 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2020閲覧。
- ^ “IIFA Utsavam 2017 day 2: Janatha Garage, Kirik Party, U-turn win top awards”. Firstpost (11 July 2017). 17 April 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2020閲覧。
- ^ James, Anu (21 January 2017). “19th Asianet Film Awards 2017: Mohanlal performs as Pulimurugan; celebs galore at award ceremony [Photos+videos”]. International Business Times. オリジナルの5 February 2017時点におけるアーカイブ。 7 February 2017閲覧。