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出来事 (クルアーン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出来事
الواقعة
Al-Wāqiʿa
アル・ワーキア
出来事
啓示 マッカ啓示
章題の意味 第1節に「出来事が起る」の語がある[1]
啓示時期 マッカ初期
詳細
スーラ 第56章
アーヤ 全96節
ジュズウ 27番
ルクー 3回
前スーラ 慈悲あまねく御方
次スーラ
سورة الواقعة
سورة الواقعة
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音楽・音声外部リンク
Islam House - タルティール朗誦法。
朗誦者: ファーリス・アッバード
音楽・音声外部リンク
Islam House.com - タジュウィード朗誦法。
朗誦者: ムハンマド・スィッディーク・アル=ミンシャーウィー

出来事』(できごと)とは、クルアーンにおける第56番目の章(スーラ)。96の節(アーヤ)から成る[1]マッカ啓示に分類される。

冒頭の「(起るべき)出来事が起る時」に因んでこの題名が採られている[1]。その「出来事」とは、「不可避のこと[2]」、すなわち審判の日である。

内容

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「出来事が起る時」、大地は揺れ、山々は砕け散り、人々は「三つの仲間」に分けられる。「率先する者」には「休息と、おいしい食べ物と、至福の楽園」があり、「右がわの者」は日陰と泉と果物と乙女たちのいる地が用意されているが、「左がわの者」、「嘘つきで、迷う者の仲間」には地獄の業火と煮えたぎる湯と黒煙のもてなしが用意されている(1-56節)。

章の後半は、信じようとしない者たちへの厳しい問いかけが繰り返され(57-95節)、よって主の御名をたたえよ、として締めくくられる(96節)。

アラビア語による『出来事』全文

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脚注

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参考文献

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  • 井筒俊彦 『イスラーム文化』 岩波書店 1991年
  • 藤本勝次・伴康哉・池田修訳『コーランII』中央公論新社 2002年

関連項目

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外部リンク

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