Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
コンテンツにスキップ

古知野町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
こちのちょう
古知野町
古知野町道路元標
古知野町道路元標
廃止日 1954年(昭和29年)6月1日
廃止理由 新設合併
丹羽郡古知野町布袋町葉栗郡宮田町草井村 → 江南市
現在の自治体 江南市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
丹羽郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 12.54 km2.
総人口 21,137
(愛知県郡市町村勢要覧[1]、1950年10月1日)
隣接自治体 葉栗郡宮田町草井村、丹羽郡布袋町扶桑町大口村
古知野町役場
所在地 愛知県丹羽郡古知野町大字古知野字久保見38
座標 北緯35度19分55秒 東経136度52分14秒 / 北緯35.33194度 東経136.87044度 / 35.33194; 136.87044座標: 北緯35度19分55秒 東経136度52分14秒 / 北緯35.33194度 東経136.87044度 / 35.33194; 136.87044
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

古知野町(こちのちょう)は、愛知県丹羽郡にかつてあった

現在の江南市の中心地にあたる。市の約40%の面積を占め、人口は50%を超える地域。

歴史

[編集]
  • 江戸時代尾張藩領(成瀬家領:のちの犬山藩領を含む)であった。
  • 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制により、現在の江南市古知野町の区域により丹羽郡古知野村が発足。
  • 1896年(明治29年)11月2日 - 古知野村が町制施行。
  • 1906年(明治39年)5月1日 - 明治29年に町制を施行した古知野町に、丹羽郡両高屋村旭村和勝村東野村及び栄村の一部(旧・赤童子村)、秋津村の一部(旧・尾崎村、石枕村、北野村、山王村)が編入され、改めて古知野町となる。町役場は元々の古知野町(この合併後、町名の整理(「大字」廃止)までは「古知野町大字古知野→江南市大字古知野」)に置かれ、町役場の建物は江南市制後しばらくは江南市役所として使用された。(現在は取り壊され、跡地は近隣商店街の駐車場)。またこのとき古知野町に編入されなかった部分(栄村の木賀と中奈良、秋津村の安良・寄木・東大海道・力長・今市場)の各地区は布袋町に編入後、昭和29年の合併市制に伴い江南市に編入された。
  • 1912年(大正元年)8月6日 - 名鉄犬山線 開業。大字古知野(現・古知野町)に古知野駅(現・江南駅)設置。大字宮後(現・宮後町)に宮後駅も開設。なお宮後駅は第二次大戦中に廃止されている。旧・宮後駅付近に江南自動車学校が所在する。
  • 1926年(大正15年)- 大字東野(現・東野町)に滝実業学校開校(商業部・農業部)。現在の滝学園の前身である。
  • 1936年(昭和11年)11月 - 大字両高屋(のち野白町)に愛知厚生連昭和病院(現・江南厚生病院の前身の一つ)開院。
  • 1949年(昭和24年)- 大字古知野(現・古知野町)に愛知県立古知野高等学校開校。
  • 1954年(昭和29年)6月1日 - 丹羽郡古知野町が同郡布袋町葉栗郡宮田町草井村と合併した。当初は古知野市 となる構想も有ったが布袋町からの反対意見により江南市となった。江南市役所は元・古知野町役場から現在地(大字赤童子→現・赤童子町)に新築された。現在の江南市古知野町はおおよそ明治22年の古知野村の区域であり、江南市の主要市街地である。

交通

[編集]
愛知県の人口上位自治体(1921年末)[2]
# 自治体 人口 # 自治体 人口
1 名古屋市 633,274 11 渥美郡高師村 14,405
2 豊橋市 65,033 12 丹羽郡古知野町 13,965
3 岡崎市 41,684 13 渥美郡田原町 13,831
4 一宮市 30,558 14 海部郡津島町 13,772
5 東春日井郡瀬戸町 23,092 15 中島郡祖父江町 13,300
6 碧海郡安城町 19,607 16 西加茂郡挙母町 12,317
7 知多郡半田町 17,141 17 渥美郡福江町 12,256
8 幡豆郡西尾町 15,511 18 宝飯郡蒲郡町 12,120
9 知多郡亀崎町 15,170 19 東春日井郡小牧町 12,101
10 幡豆郡一色町 15,114 20 碧海郡矢作町 11,345

学校

[編集]
古知野町立

上記5校は古知野町立から江南市立となった以外には校名の変更無く、江南市に継承されている。なお、その後生徒数の増加により古知野南小学校から江南市立門弟山小学校(江南市村久野町門弟山:旧草井村と旧古知野町との境界付近)が、古知野中学校から江南市立西部中学校(江南市上奈良町:旧古知野町大字上奈良)が、それぞれ分割新設された。また、古知野北小学校校区は学校規模の調整・適正化のため古知野中学区域から草井中学校改め江南市立北部中学校の区域に移管された。昭和戦前に有った古知野町立女学校(現在の古知野中学の場所)は、県立尾北高校の前身の一つである。

愛知県立
  • 古知野高等学校
私立

江南市高屋町(旧・大字両高屋)に所在する愛知江南短期大学は1970年(昭和45年)、江南市北野町(旧・大字古知野字北野)に所在する愛知県立江南高等学校は1980年(昭和55年)の新設開校である。

脚注

[編集]
  1. ^ 愛知県総務部統計課 1951年10月刊行
  2. ^ 安城市史編集委員会『新編安城市史 3 通史編 近代』安城市、2008年、p.311。おおもとの出典は『愛知県統計書』。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]