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葉山町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
はやままち ウィキデータを編集
葉山町
森戸海岸
森戸神社付近から相模湾越しに望む富士山仙元山からの眺め
長者ヶ崎一色海岸
葉山町旗
葉山町章
葉山町章
葉山町旗 葉山町章
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 神奈川県
三浦郡
市町村コード 14301-4
法人番号 5000020143014 ウィキデータを編集
面積 17.04km2
総人口 30,708[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 1,802人/km2
隣接自治体 横須賀市逗子市
町の木 クロマツ
町の花 ツツジ
町の鳥 ウグイス
葉山町役場
町長 山梨崇仁
所在地 240-0192
神奈川県三浦郡葉山町堀内2135番地
北緯35度16分19秒 東経139度35分11秒 / 北緯35.27206度 東経139.58625度 / 35.27206; 139.58625座標: 北緯35度16分19秒 東経139度35分11秒 / 北緯35.27206度 東経139.58625度 / 35.27206; 139.58625
葉山町役場
地図
町役場位置
外部リンク 公式ウェブサイト

葉山町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
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葉山町(はやままち)は、神奈川県三浦半島西部に位置し、三浦郡に属する

現在、郡内唯一の自治体となっている。御用邸のある町として有名である。

地理

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三浦半島の中部西側に位置し、海岸付近を除いては丘陵地が多い。西は相模湾に面し、北は逗子市、東と南は横須賀市に接する。地理的に横須賀三浦地域に分類されることが多いが、地元では「葉山」としての独立したイメージを持つ人が多い。

地元では鐙摺海岸を日本のヨットレース発祥の地と主張しており、付近には葉山マリーナなどのマリンスポーツ施設がある。森戸、一色、長者ヶ崎の海岸は首都圏有数の海水浴場としてにぎわい、江の島はもちろん晴れた日には天城山脈など伊豆半島の山々から遠く富士山まで望める。別荘地としても知られ海岸沿いには有名人、著名人の自宅や別荘などが多くある。

歴史

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中世には長柄に鎌倉党長江氏が本拠を置いた。1887年頃から保養地として知られるようになり、1894年皇室の別荘として町内の一色海岸に葉山御用邸がつくられると一躍その名を高めた。この御用邸で大正天皇崩御し、昭和天皇践祚した。

人口

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葉山町と全国の年齢別人口分布(2005年) 葉山町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 葉山町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
葉山町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 19,609人
1975年(昭和50年) 24,026人
1980年(昭和55年) 28,359人
1985年(昭和60年) 29,231人
1990年(平成2年) 29,536人
1995年(平成7年) 29,883人
2000年(平成12年) 30,413人
2005年(平成17年) 31,531人
2010年(平成22年) 32,766人
2015年(平成27年) 32,096人
2020年(令和2年) 31,665人
総務省統計局 国勢調査より


行政

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歴代町長

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特記なき場合「町の誕生・歴史」による[1]

氏名 就任 退任 備考
伊東春義 明治22年5月7日 大正14年5月17日 葉山村長
2 鈴木幸次郎 大正14年11月5日 昭和4年12月16日 町制施行
3 小林章司 昭和5年12月2日 昭和18年12月7日
4 川頼源蔵 昭和18年12月17日 昭和21年11月 7日
5 亀井辰雄 昭和22年4月7日 昭和31年3月3日 以降公選
6 守屋光春 昭和31年3月26日 昭和40年1月31日 第8代葉山町長・守屋大光の父
7 田中富 昭和40年2月14日 平成5年2月13日
8 守屋大光 平成5年2月14日 平成19年12月23日
9 森英二 平成20年1月20日 平成24年1月19日
10 山梨崇仁 平成24年1月20日 現職

消防・警察・郵便

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  • 葉山郵便局
    • 普通集配局で、町全域および隣接する横須賀市西北部の集配を担当する。町内には他に無集配郵便局の葉山堀内郵便局および葉山一色郵便局がある。

議会

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町議会

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神奈川県議会

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  • 選挙区:逗子市・葉山町(逗子市・葉山町)
  • 定数:1名
  • 任期:2019年4月30日 - 2023年4月29日
氏名 会派名
近藤大輔 かながわ国民民主党・無所属クラブ神奈川県議会議員団

衆議院

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当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
早稲田夕季 62 立憲民主党 66,841票
浅尾慶一郎 57 無所属 63,687票
比当 山本朋広 46 自由民主党 47,511票
高谷清彦 42 日本維新の会 16,559票
大西恒樹 57 無所属 7,790票

施設

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国の施設

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文化施設

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公共施設

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医療機関

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宿泊研修

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産業

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観光業

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夏季の海水浴のみならず、一年中サーフィンやダイビング、クルージングなどが盛ん。町へのアクセスおよび町内での交通を担う京浜急行グループによりフリー切符「葉山女子旅きっぷ」[2]が発売されるなど観光客の多い町でもある。観光施設としても、県立近代美術館葉山館、町立しおさい博物館、山口蓬春記念館など文化芸術施設が充実している。物販についても葉山マリーナやHAYAMA STATIONなど拠点となる施設や料亭・特色のある飲食店・有名菓子店の本店・有名パン店などが町内全域に多く点在しており観光の目的ともなっている。また、湘南国際村では、学術研究拠点および産業研修施設が多数立地し、国際会議・学術会議などが開催されている[3]

農業

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葉山牛
シイタケ
葉山牛
とろけるような食感と、甘みを帯びた美味さで知られる高級肉牛である。歴史は40年程度だが、首都圏近郊で大消費地に近いメリットを生かしつつ、酢飯)・おからなど高カロリーの飼料を食べさせるなどのノウハウをつぎ込んで作り上げられたブランド牛である。出荷量は年220〜230頭ほど[4]。純正の農家は10軒ほどしかなく、生産量が少ないため希少価値も高い(2009年9月現在、葉山町内の生産農家は3軒)。2009年現在、地元および神奈川県内、東京都内の一部の店でしか入手できない。昨今は近辺の農家でも葉山牛を名乗り始めるなどしており、ブランド維持に課題を残している。

水産業

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これらは漁港ではあるものの、葉山マリーナ、葉山新港などレジャー目的の港に隣接することから釣り船など観光目的の船が大勢を占め、魚の水揚げは無い。町内の漁師は対岸の小坪港(逗子市)などに水揚げしている。釣りの拠点の他、葉山朝市の開催場所としても有名。はやましらすがあり、町内4つの小学校で給食として提供されている。

銀行・農協

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  • 横浜銀行葉山支店
    • 指定金融機関のため役場庁舎内にも出納係窓口とATMを設置している。ほかに葉山大道バス停前にATMが設置されている。
  • 三井住友銀行葉山出張所(ATM)
    • 三井銀行時代は窓口が設置されていたが、跡地付近の葉山大道バス停前にATMが設置されている。

地域

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町丁名

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教育・研究機関

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葉山町には、6つの小中学校がある。また、国立大学が設置されている。

小学校

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中学校

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大学

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研究機関

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観光

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観光名所

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葉山港
葉山公園
森戸神社のみそぎ橋
一色海岸および葉山御用邸周辺の空撮

海水浴場

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  • 森戸海水浴場
  • 一色海水浴場 - 一色海岸は、2013年にCNNの「世界の厳選ビーチ100」に選ばれた。
  • 長者ヶ崎・大浜海水浴場

国際交流拠点

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郷土芸能

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祭り・イベント

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  • 毎週日曜日 - 葉山マーケット(朝市)
  • 3月上旬 - らん、蘭、葉山(葉山の蘭展)
  • 4月中旬〜下旬 - つつじ祭り(花の木公園)
  • 4月~5月- 葉山芸術祭
  • 6月中旬〜7月上旬 - あじさい祭り(あじさい公園)
  • 7月下旬〜8月上旬 - 葉山海岸花火大会
  • 10月第三日曜日 - ふるさとひろば
  • 10月最終日曜日 - ビッグハヤママーケット

交通

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鉄道

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町内に鉄道路線はない。最寄り駅は西部では京急逗子線逗子・葉山駅またはJR横須賀線逗子駅、東部では京急本線汐入駅または横須賀線衣笠駅

路線バス

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高速バス

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道路

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姉妹都市

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友好都市

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葉山を舞台にした作品

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書籍

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  • 『自叙伝』- 大杉栄(土曜社、2011年)日蔭茶屋事件(現・日影茶屋)の顛末が描かれる
  • 『新年のたより』- 堀口大學

小説

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音楽

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関連有名人

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出身人物

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葉山町ゆかりの有名人

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脚注

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  1. ^ 町の誕生・歴史”. 葉山町 (2018年3月15日). 2021年8月24日閲覧。
  2. ^ https://www.keikyu.co.jp/visit/otoku/otoku_hayamagirl/ 京浜急行電鉄葉山女子旅きっぷ
  3. ^ https://www.shonan-village.co.jp/ 湘南国際村センター
  4. ^ “【ぐるっと首都圏】神奈川・葉山牛/甘さ、深み、とろける食感 ご飯が生む幻の「肉」”. 『毎日新聞』朝刊. (2017年7月24日). https://mainichi.jp/articles/20170724/ddl/k13/100/041000c 
  5. ^ a b c d e f 『葉山町の歴史とくらし』葉山町、2015年、250頁。 
  6. ^ a b c d e 『葉山町の歴史とくらし』葉山町、2015年、251頁。 

関連項目

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外部リンク

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