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DOWN TOWN (EPOのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『DOWN TOWN』
EPOスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ニューミュージック
ポップス
シティ・ポップ
時間
レーベル RCARVC
プロデュース 宮田茂樹[2]
チャート最高順位
EPO アルバム 年表
DOWN TOWN
(1980年)
GOODIES
(1980年)
DOWN TOWN』収録のシングル
  1. DOWN TOWN
    リリース: 1980年3月21日
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DOWN TOWN』(ダウン・タウン) は、EPOの1枚目のオリジナル・アルバム1980年3月21日発売。発売元はRCARVC[2]

概要

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本作と同タイトル・同時発売のシングルDOWN TOWN」とB面曲「クラクション」を含む、EPOのデビュー作となるオリジナル・アルバム。「DOWN TOWN」は1970年代半ばに活動したロックバンドシュガー・ベイブの楽曲として広く知られている。

プロデュースは宮田茂樹が担当しており、主な編曲家に林哲司清水信之を迎えて制作された。コーラスには、当時同じレコード会社に所属していたシュガーベイブのメンバーであった山下達郎大貫妙子のほか、竹内まりやらが参加している。

背景

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EPOはデビュー当時、自らの音楽を ”イエロー・ポップ” と表現し、本作はロックでも歌謡曲でもない独自の音楽を作ることを目指し制作された[4]。収録作品にはEPO自身の実体験を基に書かれた詞や、高校時代から書き溜めた曲が反映され、その大半を占めている[5]。発売当時は体育大の1年生だったEPOは、本作発売後の心境について「デビュー・アルバムとしては、音楽的な評価が高かった。芸能界にちょっと違和感があった。自分はちゃんとやっていけるだろうかと、毎日思っていた。[6]」と述懐しているように、レコーディングは順風満帆とはいかず、プロデューサーとの意見の相違もあったが、昼間の大学生活と、その後朝までスタジオに籠って楽曲制作をするという、ハードなスケジュールの両極を行ったり来たりすることは楽しく刺激的な日々であり、興奮の毎日だったと話している[5]。また、自分にとってレコーディングにはテクニックではなく空気感が大事であるといい、参加したミュージシャンが演奏に取り組むときの姿勢や彼らの性格を重視し、その時の人間関係から生まれる偶然のハプニングがなければレコーディングはつまらないとも語っている[5]

収録曲

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LP・CT

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SIDE A
全作詞・作曲: EPO (特記以外)。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.DOWN TOWN(作詞:伊藤銀次 / 作曲:山下達郎)EPO (特記以外)EPO (特記以外)林哲司清水信之
2.約束は雨の中EPO (特記以外)EPO (特記以外)林哲司・清水信之(ホーン)
3.クラクションEPO (特記以外)EPO (特記以外)富樫春生乾裕樹(ストリングス)
4.日曜はベルが鳴る前にEPO (特記以外)EPO (特記以外)林哲司・清水信之(ストリングス & ホーン)
5.語愛 (かたらい)EPO (特記以外)EPO (特記以外)EPO
合計時間:
SIDE B
全作詞・作曲: EPO (特記以外)。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.ポップ・ミュージック~DOWN TOWN[注 1](「DOWN TOWN」作詞・作曲:Tony Hatch)EPO (特記以外)EPO (特記以外)「ポップ・ミュージック」: EPO
「DOWN TOWN」: EPO・山下達郎・清水信之
2.アスファルト・ひとり…EPO (特記以外)EPO (特記以外)EPO・乾裕樹(ストリングス)
3.言い訳はしないけどEPO (特記以外)EPO (特記以外)清水信之
4.水平線追いかけてEPO (特記以外)EPO (特記以外)林哲司・清水信之(ストリングス & ホーン)
5.珈琲タイムEPO (特記以外)EPO (特記以外)EPO
合計時間:

CD・Blu-spec CD2

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全作詞・作曲: EPO (特記以外)。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.「DOWN TOWN」(作詞:伊藤銀次 / 作曲:山下達郎)EPO (特記以外)EPO (特記以外)林哲司・清水信之
2.「約束は雨の中」EPO (特記以外)EPO (特記以外)林哲司・清水信之(ホーン)
3.「クラクション」EPO (特記以外)EPO (特記以外)富樫春生・乾裕樹(ストリングス)
4.「日曜はベルが鳴る前に」EPO (特記以外)EPO (特記以外)林哲司・清水信之(ストリングス & ホーン)
5.「語愛 (かたらい)」EPO (特記以外)EPO (特記以外)EPO
6.「ポップ・ミュージック~DOWN TOWN」(「DOWN TOWN」作詞・作曲:Tony Hatch)EPO (特記以外)EPO (特記以外)EPO・山下達郎・清水信之
7.「アスファルト・ひとり…」EPO (特記以外)EPO (特記以外)EPO・乾裕樹(ストリングス)
8.「言い訳はしないけど」EPO (特記以外)EPO (特記以外)清水信之
9.「水平線追いかけて」EPO (特記以外)EPO (特記以外)林哲司・清水信之(ストリングス & ホーン)
10.「珈琲タイム」EPO (特記以外)EPO (特記以外)EPO
合計時間:

発売履歴

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発売日 レーベル 規格 規格品番 備考
1980年3月21日 RCA / RVC LPレコード RVL-8048[2]
カセット RCJ-1637[7]
1984年9月21日 CD RHCD-9[8] 初CD化
1986年8月15日 R32H-1029[9] 再発盤
1994年10月21日 BMGビクター BVCR-8001 Q盤 音パレード
1999年6月23日 BMGジャパン BVCK-38005[10] RCA CD名盤選書
2007年4月25日 Sony Music BVCK-17001[11] 紙ジャケット
2015年4月8日 Blu-spec CD2 MHC7-30023[12] タワーレコード限定販売[1]
2020年9月9日 音楽配信[13]
2021年8月28日 LPレコード MHJL-186[14] 完全生産限定盤

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l EPO/DOWN TOWN<タワーレコード限定>”. TOWER RECORDS. 2022年9月8日閲覧。
  2. ^ a b c Epo (2) – Down Town”. Discogs. 2022年9月1日閲覧。
  3. ^ オリコン 2006, p. 103
  4. ^ アルバム(再発盤:BVCK-38005)のライナーノーツより。
  5. ^ a b c ベスト・アルバム『epocha 1980-1986』ライナーノーツより。
  6. ^ EPOオフィシャルサイト eponica.netより。
  7. ^ Epo (2) – Down Town”. Discogs. 2022年9月3日閲覧。
  8. ^ Epo (2) – Down Town”. Discogs. 2022年9月3日閲覧。
  9. ^ Epo (2) – Down Town”. Discogs. 2022年9月3日閲覧。
  10. ^ EPO / DOWN TOWN [再発]”. CDJournal. 2022年9月3日閲覧。
  11. ^ DOWN TOWN”. Sony Music Shop. 2022年9月3日閲覧。
  12. ^ DOWN TOWN”. Sony Music Shop. 2022年9月1日閲覧。
  13. ^ EPO”. MUSIC GUIDE情報局. 2022年9月1日閲覧。
  14. ^ DOWN TOWN -Clear Green Vinyl-”. Sony Music Shop. 2022年9月1日閲覧。

注釈

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  1. ^ 曲中の「DOWN TOWN」は1曲目とは別の楽曲で、イングランドの女性シンガーペトゥラ・クラークの同名曲(邦題「恋のダウンタウン」)から1フレーズが用いられたもの。

参考資料

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  • オリコン『ALBUM CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1970-2005』オリコン・マーケティング・プロモーション、2006年4月。ISBN 978-4-87131-077-2 

外部リンク

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