出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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- (東京式) ほねぬき [hònénúkí] (平板型 – [0])
- (東京式) ほねぬき [hònénúkíꜜ] (尾高型 – [4])
- IPA(?): [ho̞ne̞nɯ̟ᵝkʲi]
ほねぬき【骨抜き】
- 魚・鳥などの料理で、骨を抜いて取り去ること。また、その料理。その道具。
- かくて、化粧塩に、その形を整えた鮎が食膳にのぼったとする。この場合は、箸で身をむしったり、首ごと背骨を抜いて(京、大阪の人が得意に頭から骨抜きをやる癖)骨なしの姿をパクパクやったりしないで、小口かぶりに頭から順次にかぶって食うのが、真に鮎食いの食い方である。(北大路魯山人 『鮎を食う』)
- 計画などの大切な部分を抜き去って内容の無いものにすること。
- 「お前は今度のお達しをよく読んで見たかい。参覲交代が全廃というわけではないんだね。」「お父っさん、全廃じゃありません。諸大名は三年目ごとに一度、御三家や溜詰は一月ずつ江戸におれとありますがね、奥方や若様は帰国してもいいと言うんですから、まあほとんど骨抜きに近いようなものでしょう。」(島崎藤村 『夜明け前』)
- 気骨・節操などを無くさせること。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
推量・意志 |
ほねぬきだろう |
未然形 + う
|
過去・完了 |
ほねぬきだった |
連用形 + た
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否定形 |
ほねぬきでない |
連用形 + ない
|
自動詞化 |
ほねぬきになる |
連用形 + なる
|
言い切り |
ほねぬきだ |
終止形のみ
|
名詞化 |
ほねぬきなこと |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
ほねぬきならば |
仮定形 + ば
|
様態 |
ほねぬきそうだ |
語幹 + そうだ
|
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
否定 |
ほねぬきしない |
未然形 + ない
|
否定(古風) |
ほねぬきせず |
未然形 + ず
|
自発・受身 可能・尊敬 |
ほねぬきされる |
未然形 + れる
|
丁寧 |
ほねぬきします |
連用形 + ます
|
過去・完了・状態 |
ほねぬきした |
連用形 + た
|
言い切り |
ほねぬきする |
終止形のみ
|
名詞化 |
ほねぬきすること |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
ほねぬきすれば |
仮定形 + ば
|
命令 |
ほねぬきしろ ほねぬきせよ |
命令形のみ
|