出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
わたくし【私】
- 一人称。「わたし」の元の形であり、「わたし」よりも格式ばった、または上品な表現。公的な演説などでは男女を問わず用いるが、会話においては女性が多く用いる。
わたくし【私】
- 個人のものや立場。
- 今ここに会社を立てて義塾を創め、同志諸子、相ともに講究切磋し、もって洋学に従事するや、事、もと私(わたくし)にあらず、広くこれを世に公(おおやけ)にし、士民を問わずいやしくも志あるものをして来学せしめんを欲するなり。(福沢諭吉『慶応義塾の記』)
- 政府に属しないこと。
- 公のものを私物化する。独占する。
- 夫婦でないものが肉体関係を持つこと、私通すること。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
わたくししない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
わたくしせず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
わたくしされる |
未然形 + れる
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丁寧 |
わたくしします |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
わたくしした |
連用形 + た
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言い切り |
わたくしする |
終止形のみ
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名詞化 |
わたくしすること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
わたくしすれば |
仮定形 + ば
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命令 |
わたくししろ わたくしせよ |
命令形のみ
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