出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
漢字
- (「𠮟」の異体字)しかる。
常用漢字(「𠮟」も通用字体[1])
叱する (しっする)
- しかる。
- 舌打ちをする。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
叱しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
叱せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
叱せられる |
未然形 + られる
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丁寧 |
叱します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
叱した |
連用形 + た
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言い切り |
叱する |
終止形のみ
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名詞化 |
叱すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
叱すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
叱しろ 叱せよ |
命令形のみ
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- 辞書では「𠮟」が「シツ、しかる」で本来「叱」は別字(「カ」、口を開くさま)とされるが、その使用実態から見て、「叱」は「𠮟」と異体の関係にある同字と認めることができる[1]。
- 実態としては、「シツ、しかる」として「叱」の方が「𠮟」よりも高い頻度で用いられている[3]。
- JIS X 0208 (wp)では、「叱」と「𠮟」は28-24に包摂 (wp)されている。両者はJIS X 0213 (wp)でも1-28-24に包摂されていたが、JIS X 0213:2004で分離され、1-47-52に「𠮟」が追加された。
- つくり(右側の部分)は「七」「𠤎」「匕」などの書き方があり、いずれのように書いてもよい[4]。
叱 *
叱 *
叱 *
字典掲載
康熙字典
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173ページ, 2文字目
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諸橋大漢和辞典 (修訂第2版)
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3248
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新潮日本語漢字辞典 (2008)
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1281
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講談社新大字典 (1993)
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1741
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大漢語林 (1992)
|
1234
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三星漢韓大辞典 (1988)
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384ページ, 2文字目
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漢語大字典 (1986-1989)
|
1巻, 572ページ, 6文字目
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