出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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馘首【かくしゅ、義訓:くび】
- 相手を打倒した証拠として首を切り落とすこと。
- (日本)解雇すること、首を切る。くび。
- 万一この脚の見つかった日には会社も必ず半三郎を 馘首してしまうのに違いない。 同僚も今後の交際は御免を蒙るのにきまっている。(芥川龍之介 『馬の脚』)
- (経営者も糞もあるもんか? 馘首(くび)にするならしやがれ。ここを追い出されたっておれは水商売仲間ではつぶしがきく男や。それに、あの女をおれのものにしたら、あの女でおれは食って行けるのやないか)そう思うと、もう佐古の足は自然に動き出して、多鶴子のいる客席の方へ歩き出した。(織田作之助 『青春の逆説』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
馘首しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
馘首せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
馘首される |
未然形 + れる
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丁寧 |
馘首します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
馘首した |
連用形 + た
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言い切り |
馘首する |
終止形のみ
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名詞化 |
馘首すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
馘首すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
馘首しろ 馘首せよ |
命令形のみ
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