WiMAXとは?
WiMAX(ワイマックス)とは、5G、4G LTEなどの無線通信技術規格の1つを指しますが、UQ WiMAXが提供しているモバイルルーターやホームルーターを利用したサービスを指すことも多いです。WiMAXの特徴として、光回線のような固定回線と異なり、工事不要で使い始めることができることが挙げられます。また、モバイルルーターなら自宅だけでなく、外出先でもインターネットを利用することができます。
WiMAXのサービスを提供しているUQ WiMAXは、UQコミュニケーション株式会社が運営しており、現在、日本国内でWiMAXの基地局を所有している唯一のサービスになります。世の中には、多くのWiMAX回線を扱うプロバイダが存在しますが、どのプロバイダもUQ WiMAXが提供するWiMAX基地局を借りて、ユーザーにサービス提供しているというのが実態になっています。そのため、WiMAXを利用してインターネットを接続するには、必ず、UQ WiMAXの基地局から電波を受け取る必要があります。
もし、WiMAXの対応エリアに不安がある場合は、Try WiMAXレンタルというサービスも用意されています。15日間のレンタルでWiMAXを試すことができるので、電波状況に不安がある人は試してみましょう。
インターネットがつながる仕組み
WiMAX +5Gとは?WiMAX 2+との違い
WiMAX +5Gは、au 5G、au 4G LTE、WiMAX 2+の3つのネットワークから最適な回線に自動接続されます。最新の5G通信も利用可能で、高速・大容量、低遅延、多数同時接続といった特徴があります。従来のWiMAX 2+よりも大幅にスピードアップしたインターネットを利用できます。
WiMAX +5GとWiMAX 2+の通信速度の違い
WiMAX +5GとWiMAX 2+の最大の違いは通信速度です。WiMAX +5Gは下り最大3.9Gbpsと、WiMAX 2+の下り最大440Mbps(一部のエリア・機種では1.2Gpbs)から速度が大幅に改善されています。
| WiMAX +5G | WiMAX 2+ |
通信速度 下り最大 |
3.9Gbps |
440Mbps |
通信速度 上り最大 |
183Mbps |
75Mbps |
- ※ 表示の回線速度は標準的なプランの理論上の最大速度(ベストエフォート型)であり、ご利用の環境により異なります。
WiMAX +5GとWiMAX 2+のデータ通信量、通信速度制限の違い
WiMAX +5GはWiMAX 2+と比較して、データ容量が増えていることも特徴です。WiMAX 2+では直近3日間のデータ通信量が10GB以上で通信速度が制限されていました。WiMAX +5Gは、直近3日間のデータ通信量による通信速度制限はありません。ただし、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限される場合があります。
WiMAX回線が利用できるエリア
WiMAX +5Gは、最新の通信規格である5G通信を利用できる点が特徴です。5G通信が利用できるエリアは限られておりますが、対象エリア外では4G LTE通信またはWiMAX 2+を利用できます。お申し込み前には必ずサービスエリアを確認しましょう。
WiMAX解約時に注意するポイント
WiMAXの解約は、電話またはインターネットにて行う場合が多いです。具体的な解約方法はプロバイダによって異なりますので、各プロバイダの公式サイトにて確認しましょう。解約の前には、以下の点に注意しましょう。
解約金が発生する場合がある
契約更新月以外に解約すると解約金が発生する場合があります。解約手続きを行う前にご契約中のプロバイダに確認しましょう。
端末代の残債の支払いが発生する場合がある
端末代の残債がある場合、解約金とは別で端末残債が発生します。お支払い方法は、一括清算または分割清算となります。詳細はプロバイダに確認しましょう。
キャッシュバックなどの特典・キャンペーンが受け取れない場合がある
キャッシュバックなどの特典・キャンペーンの適用条件を満たす前に解約すると、受取ができなくなる場合があります。解約前にキャッシュバックなどの特典・キャンペーンの適用条件を確認しましょう。
解約時に注意するポイント
WiMAX(モバイルルーター・ホームルーター)のメリット
WiMAX(モバイルルーター・ホームルーター)のメリットとしては、「工事費用と日程調整が不要」、「端末が届いたらすぐに利用できる」、「外出先で利用できる」が挙げられます。
工事費用と日程調整が不要
WiMAXは、光回線とは異なり工事が不要です。そのため、工事費用が発生せず、工事日程調整や工事の立ち合いも不要です。
端末が届いたらすぐに利用ができる
WiMAXは、ルーター端末が届いたらすぐに使えます。光回線の場合は工事日まで待つ必要がありますが、WiMAXはモバイルルーターまたはホームルーターでインターネット接続を行うため、端末到着後に初期設定を完了させると利用開始できます。
モバイルルーターなら外出先でも利用可能
モバイルルーターの最大のメリットは持ち運びができることです。自宅で利用するだけでなく、外出先でもインターネットが利用できます。日々の仕事はもちろん、出張や旅行中など外出中も利用できます。
モバイルルーター・ホームルーターのメリット
WiMAX(モバイルルーター・ホームルーター)のデメリット
WiMAX(モバイルルーター・ホームルーター)のデメリットとしては、「通信の安定性」、「端末の置き場所の制約」が挙げられます。
通信が不安定になる場合がある
モバイルルーター・ホームルーターは、無線タイプのインターネットです。光回線の場合、有線のケーブルを引き込んで使うため通信が安定します。しかし、モバイルルーター・ホームルーターは、あくまで電波をキャッチする仕組みのため、固定回線ほど安定した通信ではありません。
端末の置き場所を考える必要がある
光回線と比較すると、WiMAXは電波を使用する仕組みのため、端末の置き場所を考える必要があります。窓際や障害になるものが周囲になく、鉄筋コンクリートなどの分厚い壁で覆われているなど建物の構造によっても電波状況が変わりますので注意しましょう。