Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
特別企画

象印のスチーム式加湿器、どれを買う? ラインアップが増えた2024年モデルまとめ

加湿器を買うなら、人気の高い象印のスチーム式にしようと思っている人は多いのではないでしょうか。ラインアップが増えた2024年モデルの特徴や機種ごとの異なる点などをまとめてみました。

価格.comの加湿器 人気売れ筋ランキングのトップ10に象印の加湿器が8製品ラインクインするほど圧倒的な人気(2024年12月2日時点)

価格.comの加湿器 人気売れ筋ランキングのトップ10に象印の加湿器が8製品ラインクインするほど圧倒的な人気(2024年12月2日時点)

2024年モデルのラインアップ

これまでは2タイプでしたが、2024年モデルは4タイプにラインアップが拡充。加湿能力350mL/hと480mL/hの2機種を用意する2023年モデルの後継「EE-DE」タイプと「EE-RT」タイプに加え、加湿能力600mL/hの「EE-TA60」と200mL/hの「EE-MA20」が追加されました。

2024年モデルのラインアップは「EE-TA60」「EE-DE35/EE-DE50」「EE-RT35/EE-RT50」「EE-MA20」の6機種

2024年モデルのラインアップは「EE-TA60」「EE-DE35/EE-DE50」「EE-RT35/EE-RT50」「EE-MA20」の6機種

人気の理由はここ! 象印のスチーム式加湿器6機種の共通点

2024年モデルの6機種はスペックが若干異なるものの、基本構造は同じ。電気ポットのような構造で、水を沸騰させて発生した蒸気で加湿します。

お手入れの手間が少ない

フィルターのない構造なので、フィルターや給水トレーをこまめにお手入れしたり、交換用のフィルターを別途購入したりする必要がありません。定期的なお手入れは、水をためる部分に付着したミネラルやカルシウムを落とすため、クエン酸を入れて「クエン酸洗浄モード」を実行するだけと、その他の加湿方式の加湿器と比べてお手入れが圧倒的に楽です。

口が広いので、給水も楽々

口が広いので、給水も楽々

雑菌の繁殖の心配が少ない

水を沸騰させて加湿するので、雑菌が繁殖しにくいので衛生的。

安全性が高い

沸騰した水から出る蒸気は高温ですが、象印の加湿器は約65度まで冷ましてから放出する仕組み。さらに、本体が転倒してもお湯が漏れにくく、ふたが開きにくい構造にしているので安心して使えます。

安全性が高い

加湿性能が高い

気化式などその他の加湿方式に比べ、スチーム式は加湿スピードが速いので、素早く部屋の湿度が上がります。

象印のスチーム式加湿器の前モデルを昨冬使用しましたが、室温が低いときでも40%だった湿度が40分後には55%になりました

象印のスチーム式加湿器の前モデルを昨冬使用しましたが、室温が低いときでも40%だった湿度が40分後には55%になりました

電気代は少々かかる

象印の製品に限らず、スチーム式はその他の加湿方式と比べると消費電量が大きいため、電気代がかかります。機種や運転モード、使用する環境によって異なりますが、自動運転「標準」で1日12時間使用した場合、1か月(30日)にかかる電気代は計算上4,000円強。安いとは言えませんが、お手入れや給水が楽というメリットのほうが大きいです。

2024年モデル、どれを選ぶ?

加湿能力が低すぎると最適な湿度に上がるまでに時間がかかるので、使用する部屋の広さに適した加湿能力の製品を選ぶことが大切です。加湿能力に適した部屋の広さの目安を示す「適用床面積」を基に最適な機種を選びましょう。ただし、気密性の高い住宅では、適用床面積が小さめでも十分な場合もあります。

▼部屋の広さ[木造和室〜8畳/プレハブ洋室〜13畳]

適用床面積(木造和室/プレハブ洋室)〜8畳/〜13畳に該当するのは「EE-DE50」と「EE-RT50」の2機種。「EE-DE50」はホワイトとグレーの2色展開で、「EE-RT50」はホワイトの1色展開です。デザインも異なり、「EE-DE50」のほうがマット仕上げで、いまどきっぽい感じ。

2機種とも消費電力(湯沸かし時/加湿時)は985W/410W

2機種とも消費電力(湯沸かし時/加湿時)は985W/410W

どちらも加湿能力480mL/hですが、タンク容量が「EE-DE50」のほうが大きいため、連続加湿時間も「EE-DE50」のほうが長いです。本体の高さが若干高いですが設置面積はそれほど変わらないので、給水回数を減らしたいなら「EE-DE50」を選んでもいいでしょう。

「EE-DE50」と「EE-RT50」の主な相違点

▼部屋の広さ[木造和室〜6畳/プレハブ洋室〜10畳]

適用床面積(木造和室/プレハブ洋室)〜6畳/〜10畳に該当するのは「EE-DE35」と「EE-RT35」の2機種。上で紹介した「EE-DE50」と「EE-RT50」の小容量モデルなので、カラーバリエーションやデザイン、スペックは同じ部分が異なります。

「EE-DE35」はホワイトとグレーの2色展開で、「EE-RT35」はホワイトの1色展開。「EE-DE35」はマットテイストです。2機種とも消費電力(湯沸かし時/加湿時)は985W/305W

「EE-DE35」はホワイトとグレーの2色展開で、「EE-RT35」はホワイトの1色展開。「EE-DE35」はマットテイストです。2機種とも消費電力(湯沸かし時/加湿時)は985W/305W

どちらも加湿能力は350mL/hですが、タンク容量が「EE-DE35」のほうが大きいため、連続加湿時間も「EE-DE35」のほうが長いです。設置面積は上で紹介した適用床面積(木造和室/プレハブ洋室)〜8畳/〜13畳の「EE-DE50」と「EE-RT50」と同じなので、使用する部屋より少し適用床面積が大きいモデルを選ぶのもあり!

「EE-DE35」と「EE-RT35」の主な相違点

▼部屋の広さ[木造和室〜10畳/プレハブ洋室〜17畳]

もっと広い部屋でも使えるように新しく登場した「EE-TA60」は、適用床面積(木造和室/プレハブ洋室)〜10畳/〜17畳、加湿能力600mL/hと、象印のスチーム式加湿器のなかで最も高い加湿能力を有しています。カラーバリエーションはソフトブラックの1色展開。4つのタイプで唯一、湿度やタイマー設定を数字で表示するデジタル表示を採用しています。

象印「EE-TA60」

加湿能力は高いものの、タンク容量が4Lなため、連続加湿時間は最大20時間。「強」「中」加湿中の運転音は4タイプのなかでいちばん大きい36dBですが、ほかの機種との差は4dB程度なのでそれほど気にしなくていいでしょう。

比較対象になるのは、1下のグレードとなる適用床面積(木造和室/プレハブ洋室)〜8畳/〜13畳の「EE-DE50」だと思いますが、設置面積は同じなので、リビングで使ったり、天井が高い部屋で使ったりするなら「EE-TA60」を選んだほうが快適かもしれません。

「EE-TA60」と「EE-DE50」の主な相違点

▼部屋の広さ[木造和室〜3畳/プレハブ洋室〜6畳]

寝室や子ども部屋などで使いやすいコンパクトタイプ「EE-MA20」も新たに追加。本体サイズが200(幅)×230(奥行)×265(高さ)mmと6機種の中で最も小さく、加湿能力200mL/h、適用床面積(木造和室/プレハブ洋室)〜3畳/〜6畳と、加湿パワーもいちばん小さいです。また、「EE-MA20」には、湯沸かし音を抑える「湯沸かし音セーブモード」や湿度センターと室温センサーで快適な湿度にコントロールする「自動加湿運転」、「入」タイマーは搭載されていません。

カラーバリエーションにグリーンがあり、かわいさはいちばん!

カラーバリエーションにグリーンがあり、かわいさはいちばん!

「EE-MA20」にいちばん近い加湿力を持つのは、加湿能力350mL/hの「EE-DE35」と「EE-RT35」の2機種ですが、適用床面積(木造和室/プレハブ洋室)〜6畳/〜10畳なので部屋の広さによっては比較対象にはならないかも。気密性の低い住宅の場合、10畳の広さの部屋で適用床面積〜6畳の「EE-MA20」を使うのはちょっと厳しそう。逆に、6畳の部屋で「EE-DE35」や「EE-RT35」を使うのは可能です。

「EE-MA20」「EE-DE35」「EE-RT35」の主な相違点
中村真由美(編集部)
Writer / Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
記事一覧へ
記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
SPECIAL
ページトップへ戻る
×