2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ブローティガンの小説『不運な女』を適当にカットして詩にしてみたぜ、ワイルドだろおぉ、いちいち(略)なんてつけないゼエェ。不運な女作者: リチャード・ブローティガン,藤本和子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/09/29メディア: 単行本 クリック: 2…
ボート 立川談志を悼む 志ん生伝説 前回の流れでブローティガンの初期未発表作、なんつうかタイトルがええね。 なにゆえに無名の詩人たちはいつになっても無名なのか ぼくは眺めていた 世界が苦もなく滑るように通りすぎてゆくのを ヘミングウェイ的世界から…
気づくことはなにかを失うことだ ここにすばらしいものがある 恐怖からきみは一人ぼっちになるだろう なんでもないけどなにかある ラブレターを書こうとしているヤングのために、ブローティガン詩集から引用してみたよ。 “Loading Mercury with a Pitchfork”…
ラシュカレ・トイバ 実行犯と指揮官との通話記録 慈善団体として モンスター - 暗躍する次のアルカイダ作者:山田 敏弘発売日: 2012/03/23メディア: 単行本 ラシュカレ・トイバ ラシュカレ・トイバはもともとアフガニスタンでソ連軍に抵抗するムジャヒディン…
鉄腕アトム 『楢山節考』 昭和23年福井地震 80歳を超えた久里洋二のツイッター本。 ボクのつぶやき自伝―@yojikuri― 作者: 久里洋二 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/08/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 鉄腕アトム 真鍋博、柳原良平…
訳者によってだいぶ雰囲気ちがうもんだなあ。 1984年のヤリタミサコ訳はとってもRCサクセション。「ナウい」はさすがにアレだがw。カミングズ詩集 (海外詩文庫)作者: E.E.カミングズ,E.E. Cummings,藤富保男出版社/メーカー: 思潮社発売日: 1997/06メディ…
死んでも何も残さない―中原昌也自伝作者: 中原昌也出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/03メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 84回この商品を含むブログ (26件) を見る 僕は、メロディというものに興味がない。人が奏でるメロディはいいのだけれど、自分…
オモロな談春いじりはカットして、立川志らくの泣ける談志話を中心に。 談志の影響で懐メロファンになった著者 [2011年新年会「去年は病気でほとんど働いていないからお年玉はなしだ」と談志] 私が師匠の好きな歌をアトランダムに歌う。(略) 最後の新年会…
倉本聰の対談番組「みんな子どもだった」(BS―TBS、日曜夜11時)に山田太一登場番宣記事に 倉本は山田の「それぞれの秋」(73年)に触発され、75年に始まった「前略おふくろ様」からナレーションを採り入れたと明かした。 なぬううう、というわけ…
訳詩のあまりの違いに驚いたので写真とともに。 「大鴉」冒頭部、加島祥造・2009年版訳 あれは嵐の吹き荒れる夜のことだった それも真夜中だ。 悲しさにぐったりした気持で もう世に忘れられた古い怪奇な物語を 読んでいた。ふと、うとうと 睡りはじめた。と…
[法制局参事官として閲読した犯罪調書のうち柳田の心にかかったのは] おなじ出生、おなじ環境に迫られたとしたら、誰もがおなじ殺人や、自殺や、死に至る犯罪にゆきつくほかない。そんな必然のようなものがこれらの調書には体現されていた。偶然が積み重なっ…
筆蝕 石川 (略)引っかくことも、筆で触ることも含めて、〈触る〉ということで書き手の側にはねかえってくる触覚が、言葉の思考を促していくということ。それがいわゆる触れるという意昧での〈触〉です。蝕むという方の〈蝕〉というのは、同時にそこに定着…
動画用写真が溜まる一方なので、『ユリシーズ』挿絵代わりに使ってみた。 ――そんなことで一日中もやもやするな、と、釘を刺す。おれは脈絡のない男さ。うじうじうさぎこむのはいいかげんにしろって。 ユリシーズ〈1~3〉作者: ジェイムズジョイス,James Joyce…