2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「五劫の擦り切れ」なる言葉を下のコメント欄でid:afuhiさんに書いていただいて、聞いたことあるけどどんな意味だったのか知らないなあ、と思って調べてみたら、こんなページ。「じゅげむの意味」。それによると 「五劫の擦り切れ」。こんな言葉はよほど学が…
駐留外国軍は「占領軍」7割 米ギャラップ社調査かくなる現地の意見においても、反占領軍=テロ、という規定は有効だろうか。とはいえ、ギャラップ社というこの調査会社、イラク戦争を通じて米政権の意向に沿うような調査結果ばかり公表するんで、いままであ…
村落共同体とは本来いかなるものであるのか。日本という国はムラだ、と言い捨ててもいいのか。つい最近友人からもらったメールを読んでそんなことを考える。以下はその友人のメールの抜粋である。個人的な部分に関しては省いた。なお、掲載は了解を得ている。…
前回コメント欄のid:svnseedsとの短いやり取りは、今後意識していく必要があるのではないか、と思った。村上龍がオーガナイズしている超有名メール配信で、二年前のアフガン戦争のころ目からウロコの現地レポートをしていた元在カブール国連難民高等弁務事務…
今朝、キッチンの窓の外の新緑を眺めながら、なぜか二ノ宮金次郎のことをボケッと思い出していた。私が通った小学校の二宮金次郎は、かなり昔に両腕が肘のところからもげて、肉体重労働をするだけのかわいそうな男の子になっていた。道徳の教科書で本来のあ…
女性は父親に似ている男を配偶者に選ぶ、という調査結果。調査方法は以下のとおり。26の養子を持つ家族の写真を用意する。一方で、4枚の男の写真を用意し、そのうち一枚は本当の養子の配偶者。 この4枚から1.養子(女) 2.養子の父親 3.養子の母親と…
For Japanese Hostages, Release Only Adds to Stress ニューヨークタイムズ 翻訳 (はなゆーさん経由) Charity ends at home ガーディアン Japan's hostages tell how they came home to scorn and shame インディペンデント 3 Japanese hostages billed $…
米軍はファルージャにあきたらず、ナジャフにも手を出し始めた。以前書いたと思うが、聖都ナジャフへの攻撃は、象徴としてとても大きな意味を持つ。シーア派を敵にしてしまった。戦略的マッチポンプ、としか思えない。
「自己責任」で思い出したのが、日本の赤字だが、これを「自己責任」的に考えるとどうなるのだろうか。「一億総懺悔」? 最新版の財政赤字カウンターによれば、国と地方の長期債務残高総額は、目下713兆円。一人あたり558万円。この場合、迷惑をかけているの…
スキヤキにあきたらず、ロブスターを茹でた。コリアンダーソースを作りたいなあ、と思ってレシピをネットで探したけれど、よさそうなのが見つからず。で、適当に作ってみた。材料はコリアンダー、生クリーム、ワインビネガー、オリーブオイル、ニンニク、シ…
富士山の幅が南北方向に1センチ縮んだ、そうである。データは次の二点である。まず産総研によれば、 南北17キロ離れている観測点間が約1センチ短くなっていた。東西に14キロ離れている観測点間はほとんど変化がなく、南北方向に力を受けていることが示…
週末はイタリア人宅のパーティー。ノルマンディー出身のフランス人に、ノルマンディーの海岸でいかに蟹を採るか、という話を聞いた。「眠り蟹」なるものがいるそうで、岩の間に手を突っ込んで、触ってもうごかないので、眠っている、のだとか。私の家で花見…
「普通の女の子として生きにくいあなたへ」というサイトがあって、かなり以前から読んでいる。更新頻度は低いのだが、簡潔で明解な文章にいつも感心する。時々、男を批判するその内容があまりに図星で的をついていたりするので、ショックでしばしトラウマに…
たばこがなければ、毎年9万人がん患者減 厚労省研究班タバコを吸うとガンになりやすい。OK、わかった。でもこのステートメントが、国の健康保険医療予算を、「自覚が足りない」ために浪費する迷惑者達への苦情、ないしは国に迷惑をかけないために喫煙をして…
昨日オランダ人の同業者と飲んでいて、住宅の話になった。オランダ人は家の窓にカーテンを下げず、外から家の中が丸見えの家が多い。なかなか妙な文化だな、と思うのだが、プロテスタンティズム由来の相互監視なのだそうだ。売春やクサが合法であることと、…
今日はカリフォルニア出身のアメリカ人と飲んでいた。シワルツネッッガーの背景にはエンロンが、とか、ブッシュはパペットね、チョムスキーはだってユダヤ人でしょ、とか、いやはやすごかった。けっこうな地位のある人間なのだが、アメリカのインテリのコン…
自転車のパンクにもめげず、路駐の自転車の空気入れを無断拝借すること二回の後に、イタリア人の友達の誕生日飲み会でバー。半分ぐらいがイタリア人。 イタリア語の話をいろいろしていたのだが、なぜイタリア人はItaliano(男)とItaliana(女)なのに、日本…
デジカメをなくした。アウトバーンを走っていたら、ギアのトランスミッションが脱落紛失、4速で250キロ走る羽目になった。変速ができない、というのはすなわちバックができないということである。役立たずのパンクロッカーというのか、香車とでもいうのか、…
それにしても思うのだが、周りの人間にとっては、たしかに迷惑だっただろう。などと書くと、矛盾しているように聞こえるかもしれないが、そうではない。危険な地帯で人質になり、人の手を煩わせた。人質の彼らが、迷惑をかけました、というべきは、私の感覚…
今の小泉政権に自己責任を問われることなく、ましてやムリヤリ飛行機に乗せられて、ドイツから正規のエコノミー料金で日本に強制送還されないために、私はいかなる日本国民であるべきなのだろうか。身体強健、日本国のために科学研究に邁進し、政府の方針に…
バタバタと予定がはいる。
「イラク日本人拉致 違和感」 GoogleでもYahooサーチでも、ウチがトップでヒットする。あー。 「福岡のヤクザ」だとヤフーは単独ヒット。 「テニュア タクシー」。似たようなこと考えている人がいるんだなあ。 「はてな界隈 危険人物リスト」。私じゃないで…
昨日のイタリア人人質殺害で、あまり関係ない話を思い出していた。野村秋介が朝日東京本社の役員応接室で拳銃自殺する寸前に、傍らの息子に言ったのはたしか「男の死にざまをよくみておきなさい」だった。違ったかな。
解放された三人の話ばかりになってしまい、あとから拉致された二人の情報が途絶えている。日本のメディアは三人の報道で、力を使い尽くした、というような雰囲気。ドアホ。声明や脅迫などがまだでていないところを見ると、計画性があまりかんじられず、先の…
イラクを訪問していたブラヒミ国連事務総長特別顧問によるプラン、イラクの今後。 その要点。
この10日の紛争のシーア派側のきっかけであったサドル師は現在ナジャフ旧市街のモスクにたてこもっている。米軍は2500の兵力が街の縁で対峙している(街の地図は、わかりやすいガーディアンのスライドをみるとよい)。ナジャフはシーア派の聖都であり、…
Al-Jazeeraと米軍がケンカしている。ガーディアンの記事。(US military 'pressuring' journalists )以前ここでも取り上げた、ファルージャ包囲戦の報道の件のこと。先週の包囲攻撃の際に、街の中に残っているメディアはアルジャジーラのクルーだけだった。…
ちょうど益岡さんの翻訳による、陰惨な最近のファルージャの様子を読んだところだったので、まだ殺したりないのか、ちちょっと絶句気味。益岡さんの翻訳したブログには、負傷者や妊婦を乗せて救急車でファルージャ脱出を試みるが、米軍の狙撃でパンク、引き…
先日紛争地帯に赴いた三人はバカである、といった。このことを書いてから「バカであること」について考えている。いや、じつはこの一年ほど、そのことを考えている。というのも、三人と似たような仕事をしている親しい知人に向かって、「バカだ」とちょうど…
キタノさんの4月15日付記事、「報道管制とテレビメデイアが作るバーチャルリアリティ」。価値のある記録だ。首相官邸発の自粛お願い(形容矛盾)で、イラクの日本人人質ビデオがいかにマイルド化されたのか、が詳しく報告されている。 [追記] 大手メディ…