愛車を手軽かつ大きくイメチェンするには「デカール」がおすすめ! ホンダアクセス純正アクセサリーのデザイナーインタビューを通してわかったその魅力【PR】
N-BOX JOYやN-VANをはじめとするNシリーズには、Hondaの純正アクセサリーとしてデカールが用意されています。本記事では、2台のデカールをデザインしたふたりのデザイナーにインタビューを実施し、それぞれのデカールに込められた思いや、デザインの秘密についてインタビューした様子をお届けします。
Honda純正アクセサリーとしてラインナップされている「デカール」
クルマの見た目を手軽に変える方法として、昨今注目を集めているのが「デカール」です。ステッカーやシールとも呼ばれるこのアイテムは、比較的安価にクルマの印象を大きく変えることができるアクセサリーです。
そんなデカールですが、実はHondaが誇る軽自動車“Nシリーズ”の各車に、ホンダアクセスから純正アクセサリーとしてラインナップされていることをご存じでしょうか?

今回は、純正アクセサリーのデカールをデザインした、N-BOX JOY担当の三井さんと、N-VAN担当の林さんに、それぞれの車種のデカールに込められた思いや、デザインの裏話についてインタビューを行った様子とともに、筆者(黒木美珠)がN-BOX JOYの「デカールセット」を実際に貼ってみた様子をご紹介します。
「Life Step Van(ライフステップバン)」がモチーフ レトロな魅力を現行車のN-BOX JOYに
早速実車を前に、デカールに込められた思いや、デザインのポイントを伺いました。今回メインで話を伺ったのは、N-BOX JOY用の「デカール(サイド&リア)」と「デカールセット」および、N-VAN用のサイドデカールです。

まずは、N-BOX JOY用「デカール(サイド&リア)」(2万7500円、税込み)のデザインをした三井さんに、そのモチーフについて話を伺いました。

「N-BOX JOY用の『デカール(サイド&リア)』は、1972年に発売された『Life Step Van(ライフステップバン)』の特別装備車に装着されていたオレンジを基調としたデカールをモチーフにしています。レトロな雰囲気を現代ふうにアレンジして復活させることで、懐かしさとともに新鮮さも感じられるデザインを目指しました。
また、近年のレトロブームも相まって、N-BOX JOYのキーワードである『アクティブ&ノスタルジック』と相性が良いと考えています。過去のデザインを単に復刻するのではなく、現代の感性に合わせて再解釈することで、新しい価値を提供できると考えています」(三井さん)

確かに、N-BOX JOYの「デカール(サイド&リア)」のデザインを見ると、どこか懐かしさもありながら、現行モデルのN-BOX JOYにマッチしており“ニューレトロ”な雰囲気を感じます。オレンジ色を基調としたデカールは、どんなボディカラーのN-BOX JOYにも合いそうです。
また、車体左側は“山”をモチーフに、右側は“波”をイメージと、左右で異なるグラフィックを採用することで、遊び心が表現されています。
左右非対称のデザインを採用したデカールって珍しいですよね。「よく見ると気付く」ような“さり気なさ”が、オシャレのポイントです。
力強さを残しつつも繊細なラインを融合した手書き風の山々 N-VAN
続いて、N-VAN用サイドデカール(2万5300円、税込み)のデザインを担当した林さんに、デザインのポイントを伺いました。

「N-VANのサイドデカールは、山をモチーフにしたデザインですが、単なる山ではなく、新しさを表現したいという思いから手書き風にこだわりました。
N-VANは比較的男性ユーザーが多いので、しっかりとした力強さを表現したいという思いがありました。一方で、最近のプロダクト全体としてジェンダーレスでスタイリッシュなデザインが主流になっています。そこで私たちは、力強さを残しつつも繊細なラインを融合させることで、男性ユーザーに伝わる価値観とともに、現代的なデザイン要素を取り入れました」と林さんは話します。

実際にデザインを考える過程では、筆を手に取ってさまざまなラインを描いてみたそうです。
「さらに、動きの表現方法を工夫しました。タフなアクティブさというよりは、リラックスしたアクティブというところで、穏やかな中にも動きのあるラインを意識しました」(林さん)
カラーバリエーションは、ブラックとグレーの2カラーをラインナップ。林さんは、ブラックのボディカラーでも楽しめるよう、グレーのバリエーションも重要と考えたと話します。

サイドデカールには、さりげなく「N」のロゴが組み込まれていて、細部にもこだわりが感じられます。
林さんは「Nのロゴが見える位置は非常に悩みました。しっかりとNブランドを強調したいという思いがありましたが、主張しすぎないバランスを探りました」と、デザインした際の悩んだポイントについて振り返ります。

デザインした際に想定したユーザー像について林さんは、“カジュアル”という点を強調します。
「N-VANのユーザーさんはアウトドアと言ってもさまざまな楽しみ方をされています。キャンプや釣りなど多岐にわたりますが、私たちが特に意識したのは、タフネス寄りというよりも、カジュアルで気軽に楽しむ人々です。アウトドアに行った先でも少し映えるような、かつ日常生活に落とし込んでも違和感のない、そのバランスを大切にしました」(林さん)
このデカールの魅力は「やりすぎていない程よさ」だと話す林さんは、「お客さまが自分らしいスタイルで楽しめるよう、私たちはこれからもさまざまなデザインに挑戦していきたいと思います」と今後開発を進めるアクセサリーについても意気込みを見せています。

次のページでは、純正アクセサリーのデザイナーのおふたりに、デカール自体の魅力や、デザインの背景などをインタビューした様子をお届けします。