実家の処分が終わり次は・・・
亡父から相続したのは実家の土地建物だけではありません。下記の農地が残っています。
田(3,217㎡)
畑(291㎡)
みかん畑(4,189㎡)~地目は畑
山林(8,196㎡)~大半はみかん畑
田のうち2,051㎡は農地バンクに貸し出していますが、残りは休耕地です。
実家近くの畑は母が野菜等を作付けしていましたが、3年前に老人ホームに入居してからは手つかずの状態となっています。
実家の処分が終わったので、次は農地の処分を考えていかねばなりません。
保有コストは小さいけれど・・・
実家については固定資産税の負担も大きく、管理コストもかかるので売却を急ぎましたが、農地については面積は広いものの金銭負担はそれほど大きくはありません。
固定資産税は全部合わせても17,600円です。
農地バンクからの賃貸料が年12,171円入るので、実質的には年5千円程度の負担で済んでいます。
空き家のような管理コスト(電気代等)もかかりません。
また自治体による規制や管理強化も空き家ほどではありません。
遊休農地を放置するディメリットは
では農地を放置しておくと、どのような問題が発生するのでしょうか?
遊休農地とは農地法に定められた現在そして将来的に耕作の見込みがない農地のことです。
遊休農地とはどんな土地?耕作放棄地・荒廃農地の違いや放置することによるデメリットなどを解説「イエウール土地活用」
上記サイトによれば遊休農地を放置するディメリットとして下記のことがあげられています。
〇農地の価値が下がり再利用も困難になる
農薬の散布をしなくなることで虫や雑草が蔓延り、害虫や害獣が群がったり不法投棄が行われたりなど、環境や景観の悪化に繋がってしまいます。近隣の農地に被害が及ぶおそれがでてきます。
〇自給率が低下する
〇固定資産税が通常の農地より高くなる
農業委員会が農業振興地域内の遊休農地の所有者に対し、機構による農地の借入れの協議を勧告したときは、農地の評価方法(正常売買価格×0.55%※)について、正常売買価格に0.55%を乗じないこととなります。これにより固定資産税が約1.8倍増加してしまいます。
9月号 -青色申告会のポータルサイト -一般社団法人 全国青色申告会総連合-
〇災害時のリスクが増える
火災の延焼を抑えたり洪水や土砂崩れをせき止めたりといった機能が損なわれてしまいます。
このうち、固定資産税については農地借入の協議があれば受け入れるつもりですので、心配はしていません。
せっかくの農地ですから長期間放置することで作物を育てることが困難な土地にしないようにするのが社会的に要請されていることと思われます。
選択肢は?
農地の処分として、とりあえず考えられるのが次の三つです。
①売却する~農地法の制約があること、買い手が限られ簡単には見つからないことが難点です。
②貸し出す~現時点では一番可能性があると思います。行政も推進しています。農地バ
ンクや農地ナビ等を活用することになります。
③寄贈する~相続土地国庫帰属制度の利用や地方自治体への寄付等が考えられますが、ハードルは高いようです。
とりあえずやることは
年が明けたら動き出そうと考えています。
とりあえずやることとして
①場所の確認と現地調査
地図上で場所を特定するのが第一歩です。農地ナビが利用できそうです。
場所が特定できればGoogle Mapsである程度は状況が分かるかもしれません。建物等の目標物がないので正確な場所を確認しにくいのが難点です。
その後は早めに現地調査をしようと思っています。
私は車がないので、弟に車を出してもらって現地に行こうと考えています。
現地の状況を確認して写真を撮っておこうと思います。
②区役所(浜松市浜名区)に相談
北行政センター(旧北区役所)の農地利用課(北部農業グループ)で耕作放棄地再生、中間管理事業を取り扱っているので、こちらに相談してみようと思います。
本来は出向いて相談すべきなのですが、妻の介護があるのでまずは電話で相談することになりそうです。
結論を急ぐ必要はないので、しっかり調べてから対応を検討したいと思います。