
ピールオフジェルって?長持ちさせる方法や簡単にオフする剥がし方を解説
セルフネイルでピールオフジェルを使ってみたいけど、どんな感じなのか気になっていませんか?ピールオフジェルネイルは長持ちしないと聞いて、不安になっている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、ピールオフジェルについて詳しく解説!おすすめの使い方や長持ちさせる方法、簡単にできる剥がし方についても解説します。
また、「100均でも買える?」「サロンでもやってもらえる?」「使う頻度は?」「グリーンネイルにならない?」など、気になる疑問にもお答えします。
ピールオフジェルとは?

ジェルネイルは、ぷっくりと膨らんだようなかわいさが魅力の人気アイテムです。なかでもピールオフジェルは、剥がして簡単にオフできるタイプのジェルネイルのこと。
塗り方や仕上がりは通常のジェルネイルとほとんど変わりませんが、オフの仕方とネイルの持ちが通常のジェルネイルとは異なります。まずは、ピールオフジェルのメリットとデメリットを確認し、どのような特徴があるのかチェックしておきましょう。
ピールオフジェルのメリット
ピールオフジェルは、通常のジェルネイルと比べてどのようなメリットがあるのか気になりますよね。ここでは、ピールオフジェルのメリットについて解説していきます。
時短で簡単にオフできる

通常タイプのジェルネイルは、落とすのに時間がかかるのがデメリットのひとつです。落とすときには、ジェルネイル表面の膨らんだ部分をファイルでそぎ落としてから、専用のジェルネイルリムーバーを使って約15分ほどふやかしてオフします。
その点ピールオフジェルなら、剥がすだけで落とせるのが大きなメリット。表面を削ったり長い間待ったりすることなく落とせるので、「ジェルネイルはかわいいけど、落とすのが面倒」と感じる方でも時短で簡単にオフできて、オフするときのストレスが少なく気軽に試しやすいのがメリットのひとつです。
ジェルネイルをきれいに落とすためには、アルミホイルで巻いたりコットンにリムーバーを浸したりと工夫が必要。しかしピールオフジェルなら難しいテクニックもいらず、シールのようにぺろっと剥がせるので、初心者でも使いやすいですよ。
サンディング不要で爪の負担を軽減できる

サンディングが必要なく爪の負担を軽減できることも、ピールオフジェルのメリットのひとつです。サンディングとは、ジェルネイルの下処理として、ジェルネイルをする前に爪の表面を削ってなめらかにすること。
サンディングを行うことで、爪とジェルネイルの付きが良くなり持ちが良くなりますが、繰り返し行ううちに爪が薄くなってしまうこともあります。軽く削るとはいえ、爪を削る行為は爪への負担になります。
その点ピールオフジェルを使う場合にはサンディングがいらないので、爪を削ることなく使えます。さらに、爪への負担になる可能性のあるリムーバーも必要ありません。爪への負担をできるだけ軽減しながらジェルネイルを楽しみたいなら、ピールオフジェルがおすすめです。
ピールオフジェルのデメリット
ピールオフジェルは簡単にジェルネイルが楽しめるメリットがありますが、そうなるとデメリットも気になってきますね。ここからは、ピールオフジェルが通常のジェルネイルに比べてデメリットになる点について、解説していきます。
通常のジェルネイルよりも持ちが悪い

ピールオフジェルのデメリットとしてまず挙げられるのが、通常のジェルネイルと比べて持ちが悪いことです。通常タイプのジェルネイルは約3週間ほど持つのが一般的ですが、ピールオフジェルの平均的な持ち時間は約1週間ほどです。一度塗ったら、長持ちするものとは考えない方が良いでしょう。
しかし、いろいろなジェルネイルを試したい方には、ピールオフジェルがぴったり。トレンドのネイルなど、さまざまなカラーやデザインに次から次へとチャレンジすることができます。週末限定でネイルを楽しみたい方や、マニキュア程度の持ちで満足できる方にはピールオフジェルがおすすめです。
爪の状態によっては剥がしにくいことも

ピールオフジェルのもうひとつのデメリットと考えられるのは、爪の状態により剥がしにくいことがあることです。ピールオフジェルは簡単に剥がせるのがメリットのひとつですが、爪が傷んでいたり爪が薄くなっていたり乾燥していたりすると、剥がすときに爪に負担がかかってしまうことがあります。
ピールオフジェルがくっついて剥がしにくいときにそのまま剥がしてしまうと、爪表面が剥がれてさらにダメージを与えてしまいます。そのため、剥がすときには爪に負担がかからないようにゆっくり剥がすのが良いでしょう。
爪が薄くて傷んでいる場合は、そのままピールオフジェルを使うのではなく、きれいな爪が生えてきてからピールオフジェルを使うのがおすすめです。
ピールオフジェルの使い方

ピールオフジェルのメリットとデメリットが分かったところで、次はピールオフジェルの使い方を確認しておきましょう。使う前の下準備から、オールインワンジェルやピールオフベースの使い方まで、初心者にも分かりやすく解説していきます!
下準備
ピールオフジェルを使う前に、まずは爪を整えます。下準備に必要な道具は、以下のとおりです。
- ハンドソープ
- 清潔なタオル
- コットン
- アルコール or 爪用クリーナー
- ネイルファイル
- ウッドスティック
道具が揃ったら、下準備は以下のステップで行います。
- 手指を消毒する
- 爪の形を整える
- 甘皮を処理する
- 汚れを拭き取る
基本的には通常のジェルネイルと同じ手順ですが、爪の表面をヤスリで削るサンディングの工程は不要です。まずはハンドソープで手をよく洗い清潔なタオルで拭いておきます。そしてコットンにアルコールや爪用クリーナーを含ませ、指と爪を拭き取ります。
次にネイルファイルを使って爪の長さや形を整えます。さらに、ウッドスティックで爪の根元にある甘皮を押し上げて除去しておきましょう。最後に、ネイル用のクリーナーなどを使い、爪に残った油分や水分をオフしておきます。これで下準備は完成です。
オールインワンジェルの使い方

ピールオフジェルには、オールインワンジェルがあります。オールインワンジェルは、ベース・カラー・トップコートが一体となったタイプです。なにより使い方のステップが少なく、簡単にジェルネイルができるのがオールインワンジェルの魅力です。
オールインワンジェルの使い方をチェックしておきましょう!
- 爪にジェルを塗布する
- UVライトで硬化する
2ステップでジェルネイルが完了するので、時短になります。
ジェルネイルは、硬化できない部分ができてしまいやすいもの。硬化できなかった部分がべたついてなめらかな仕上がりにならないことがあります。そのため、最後にエタノールを染み込ませたコットンで爪の表面を拭き取るのがおすすめ。そうすることで硬化しきれていないジェルを除去でき、きれいな仕上がりになります。
ピールオフベースの使い方

ピールオフベースは、剥がせるジェルネイルのベースコートのことです。ピールオフベースの使い方を見ていきましょう!
- ピールオフベースジェルを塗布して硬化
- カラージェルを塗布して硬化
- トップコートを塗布してUVライトで硬化
ベースが剥がせるので、使うカラージェルやトップコートは剥がせるものでなくてOKです。手間はかかりますが、好きなカラーを楽しめるのがピールオフベースの魅力です。ピールオフベースの場合も、UVライトで硬化したあとにエタノールを染み込ませたコットンで爪表面を拭き取ることで、きれいな仕上がりになりますよ。
通常タイプのジェルネイルのやり方は以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください♪
ピールオフジェルの剥がし方《綺麗に剥がすコツ》
次に、ピールオフジェルの剥がし方をご紹介します。剥がし方のステップは、以下のとおりです。
- 指をお湯に浸す
- ジェルのまわりにネイルオイルを塗る
- ウッドスティックでぺろりと剥がす
- 爪表面をエタノールで拭き取る
- 指先と爪を保湿する
きれいに剥がしておくことで、次のネイルも付けやすくなります。それぞれのステップで、きれいに剥がすコツを解説していきます!
【ステップ1】指をお湯に浸す
まずは、指をお湯に浸してジェルをやわらかくしましょう。ジェルが硬いままで剥がしてしまうと、ジェルが剝がれにくくて爪を傷つけてしまうことがあります。
ジェルをやわらかくしておくことで、ジェルが爪から剥がれやすくなります。湯温は人肌より気持ち熱めの約40度くらいが目安。約5分ほど、ジェルがやわらかくなるまで浸しておきましょう。
【ステップ2】ジェルのまわりにネイルオイルを塗る

爪まわりの水分を拭き取り、ジェルのまわりにネイルオイルをつけます。爪とジェルの間にオイルを塗ることで、剥がすときに使うウッドスティックの滑りが良くなり、爪の負担を減らせます。
爪とジェルの間にオイルを入り込ませるとジェルが剥がしやすくなるので、ネイルオイルはブラシで塗るタイプがおすすめです。爪とジェルの間にオイルを入れることを意識して、滑り込ませるように塗ると良いでしょう。
【ステップ3】ウッドスティックでジェルを剥がす

次に、ウッドスティックを使ってジェルを剥がしていきます。爪がジェルを塗ったときよりも伸びていたら、根元から剥がしていきましょう。伸びていない場合は、爪の先端から剥がします。爪の先をカットして、ウッドスティックで隙間をつくってから剥がします。
剥がし方のコツは、オイルの力を借りて滑らすように剥がすこと。力を入れずにゆっくりと滑らすようにして剥がしましょう。もし滑りが悪くて剥がれない場合は、ネイルオイルを足して滑りを良くすると、剥がしやすくなります。
引っ張って剥がすと爪に負担がかかります。無理に剥がすのではなく、焦らず滑らせるようにして剥がしていきましょう。
【ステップ4】爪表面をエタノールで拭き取る

爪の表面がべたついている場合は、エタノールで拭き取りましょう。爪がべたべたしていたり白っぽくなっているのは、ピールオフジェルが残っている証拠です。
キッチンペーパーやコットン、綿棒などにエタノールを含ませ、べたつきや白っぽさがなくなるまで拭き取ります。そのあとネイルファイルで爪の形を整えておくと、爪をきれいに伸ばすことができます。
【ステップ5】指先と爪を保湿する

最後は、指先と爪を保湿しておきましょう。ピールオフジェルは爪に負担がかかりにくいとはいえ、剥がしてそのままにしておくのはおすすめできません。
また、エタノールを使うと指や爪が乾燥してしまうことがあります。そのため、ジェルを剥がしたあとは、爪や爪まわりの指先にネイルオイルを塗ってしっかりと爪と爪まわりの皮膚を保湿しておきましょう。
ピールオフジェルを長持ちさせる方法
せっかく塗ったピールオフジェルは、できるだけ長持ちさせたいもの。ここからは、ピールオフジェルを少しでも長持ちさせる方法をご紹介します。プレパレーションのテクニックや、塗り方のコツについて説明していきます。
下準備を丁寧に行う

ピールオフジェルをすぐに剥がれることなく長持ちさせるためには、下準備を丁寧に行うことが大切です。手指を洗い、ネイルクリーナーなどで爪を拭き取り、ネイルファイルで爪を整えます。
爪を整えるときに出てくるものは、バリと呼ばれます。バリが残っているとジェルの付きが悪くなるので、スポンジファイルなどを使ってバリを除去しておくことも大切です。爪の下にスポンジファイルを入れ込み、滑らせるように横に払うことで、きれいにバリが除去できます。
さらに、ウッドスティックやキューティクルプッシャーなどで甘皮をきちんと処理しておくことも重要なポイントです。甘皮を爪の根元に押し上げ、余分な甘皮はキューティクルニッパーなどでカットしておきましょう。最後にエタノールなどで爪の油分を拭き取ると、ピールオフジェルを長持ちさせるための下準備が整います。
爪のキワには塗らない

爪のキワに塗らないことも、ピールオフジェルを長持ちさせるコツのひとつです。爪のキワやエッジに塗ると剥がれやすくなるので、爪のキワから2~3mm離して爪の中心部分のみにベースを塗るようにしましょう。
とはいえ、爪のキワを避けて塗るのはなかなか難しいもの。キワの部分に塗ってしまった場合は、ウッドスティックなどを使ってエッジ部分のジェルを取り除いてからジェルの硬化を行うようにすると、剥がれにくくなります。
厚塗りせず適量を心がける

ピールオフジェルは、適量を守ることも長持ちさせるためのポイントです。ピールオフジェルは薄く塗ることで密着性が高まり、剥がれにくくなります。ぷっくりさせようとたっぷりと塗ってしまうと剝がれやすくなるので、一度に厚く塗るのはNG。
薄塗りを何度も繰り返してぷっくり感を出すのがおすすめです。
ピールオフジェルは粘着力がありブラシにたっぷりと付いて厚く塗り過ぎてしまうことも。そんなときには、ブラシについたジェルをしごいてジェルの量を減らしてから塗ると良いでしょう。
ピールオフジェルに関するQ&A
ピールオフジェルはジェルネイルを気軽に楽しめるアイテムですが、初めて使うときには不安もあるでしょう。そこでここからは、ピールオフジェルに関する気になる疑問をQ&A形式で解説していきます!
ピールオフジェルは100均でも買える?

ピールオフジェルは、100均でも取り扱いがあります。また、Amazonや楽天などの通販サイトではUVライトやネイルファイルなどのネイル用品がセットになったお得な商品も販売されているので、セルフネイルグッズが揃っていない初心者の方におすすめです。
100均にはネイルアイテムが豊富に揃っていて、オフ時に使えるウッドスティックやネイルオイルなどもあるのでぜひチェックしてみてください♪
ピールオフジェルでグリーンネイルになる可能性はある?

ピールオフジェルでも、グリーンネイルになる可能性はあります。グリーンネイルとは、爪とジェルネイルの間に緑膿菌が侵入して爪の一部分が緑っぽい色になっている症状のことです。爪とジェルネイルの間に水分が入って湿った状態が続くことで、起こりやすくなります。
もしグリーンネイルになってしまったら、ジェルネイルを落として清潔な状態をキープすることが大切です。グリーンネイルの初期なら、ジェルネイルをオフして爪を清潔にしておけば自然に治る可能性が高いです。
爪や手を濡れた状態にしておくと菌が繁殖しやすくなるので、爪や手を濡れたままにしないように注意しましょう。
ピールオフジェルを付け替える適切な頻度は?

ピールオフジェルは、早めに付け替えるのがおすすめです。ピールオフジェルの持ちは、平均して数日から1・2週間程度です。普通に生活していると、自然に剥がれてしまうことも多いですが、剥がれないからといって長くつけすぎてしまうと爪に負担がかかることがあります。
また、爪とジェルの間に隙間ができてそこから菌が繁殖してしまうとグリーンネイルになる可能性が高まります。ピールオフジェルは、数日楽しんだら付け替えて次のネイルを楽しむのがおすすめです。
ピールオフジェルを塗らないとどうなる?

ピールオフジェルを塗らずに通常のジェルネイルを塗る場合は、使用前に爪を削る必要があり、オフするときに専用のリムーバーやアルミホイルなどが必要になります。専用リムーバーを使って約15分程度待つ必要があり、オフするには時間がかかります。
通常タイプのジェルネイルは剥がれにくく、ピールオフジェルを使うよりも持ちが良くなることはメリットです。状況に合わせてピールオフジェルと通常のジェルを使い分けてみてください。
ピールオフジェルはサロンで塗ってもらえる?

ピールオフジェルは、サロンでも塗ってもらえます。一般的なネイルサロンでもピールオフネイルのメニューがある場合もあり、プロの手でピールオフジェルを試すことができます。
ピールオフネイル専門のサロンもあるので、セルフで塗る自信がない方や自分でやるのが面倒な方、プロの仕上がりを試してみたい方はぜひチェックしてみてください。
オフが簡単なピールオフジェルでセルフネイルを手軽に楽しもう!

ピールオフジェルは、オフが簡単で爪をいたわりながら使えるおすすめアイテムです。持ちが悪いデメリットがありますが、いろいろなネイルを試すことができるのでジェルネイルを次々と塗り替えて楽しみたい方におすすめ。
週替わりや週末のみなどで、気軽にセルフでジェルネイルを楽しむことができます♪ 基本的な使い方やオフの仕方、少しでも長持ちさせる方法を覚え、気軽にセルフネイルを楽しみましょう。
手軽にセルフジェルネイルを試せるアイテムを知りたいなら、以下の記事もチェックしてみてくださいね。