2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
今回は、「パラダイム(paradigm)シフトが起こらない ” 教育 ” の周辺」 というテーマで少し考えてみます。 なんでもかんでも「パラダイムシフト」というコトバが使われていた時期がありました。 しかし、何かが大きく変わったかというと、、、、勿論、劇的…
今回は、”「何がわからないのかが、わからない」現象 ~ 曖昧な前提知識が招く不幸 ~ ” というテーマで考えてみます。 ある程度その教科の学習や教育が進んだ後、成績が芳しくなく、面談をしたりアンケートを取ると、クラスやグループに1人か2人は、こう…
今回は、”「事前テスト」と「事後テスト」は ” 同じ問題 ” でいいのか問題 ” について考えてみます。 「事前テスト」と「事後テスト」 TOTE-MODELは、これまで何度も記してきましたが、元々は心理学において考えられたフレームワークであり、それをインスト…
今回は、”「後知恵バイアス(hindsight bias)」と学習者 ” というテーマで少し考えてみます。 後知恵バイアス(hindsight bias) 結論から言ってしまうと、 学習者(というより人間)の心理から ” 後知恵バイアス ” を完全に排除することは不可能 だと思い…
今回は、 ”「知的技能」から「アルゴリズム」へ ~ 競技プログラミングという世界 ~ ” というテーマで考えてみます。 以前、「アルゴリズムを意識した教育設計」というテーマで記したことがありますが、それは「ヒューリスティックス」による教育や学習への…
今回は、 ”「インストラクションの限界」と「インストラクショナルデザインの限界」の誤謬 ” というテーマで考えてみます。 論理的で合理的な教授システム理論(?)である「インストラクショナルデザイン(ID)」が ” 世の中に受け入れられなかった原因 ” …
今回は、「研修の外部講師が言うことを鵜呑みにしてしまう人々」 というテーマで考えてみます。 研修の外部講師 企業における教育や研修の実施には2種類あります。 1.社内の教育研修部門の担当者による教育・研修 2.社外の外部講師による教育・研修 で…
今回は、”「符号化特定性原理(Encoding Specificity Principle)」を考慮したインストラクション ” について考えてみます。 「記憶」の量、質については、人によって当然差がありますし、基本的には「学習者」側の問題です。 符号化特定性原理(Encoding Sp…
今回は、 ”「知能」と「知性」 ~ 人工知性(?) ~ ” というテーマで少しだけ考えてみます。 「AI:人工知能(Artificial Intelligence)」がGPTによってトレンドになる前から、「知能」と「知性」は違うモノだ、、ということを多くの人が語っていました。…
今回は、” 遅延割引(Delay Discounting)を逆手にとる ~ 一夜漬けの心理 ~ ” について考えてみます。 遅延割引(Delay Discounting) (遅延割引:Delay Discounting) 報酬が得られるまでの待ち(遅延)時間によって報酬の主観的価値が低下すること。 学習…
今回は、「地頭(じあたま)なんていうモノははありません!」 というテーマで少し考えてみます。 他人をネガティブに褒めたり、積極的に貶したりする際、 「地頭(じあたま)がいい」 「地頭(じあたま)が悪い」 というような表現を使う人がやたらと増えて…
今回は、 ”「間違いノート」の間違い ~ 知識の断片化 ~ ” ということについて考えてみます。 学校や職場、塾などで、「間違いノート」を推奨する人がよくいます。 間違いノート 「間違いノート」というのは、 テストや学習過程で間違えたりわからなかった…
今回は、” 会社を辞めて修士・博士課程に行くということ ~ 日本文化の中での大学入り直しの困難 ~ ” ということについて考えてみます。 日本でも、極たまに、会社を辞めて大学、大学院に行くという人がいます(年々少しずつは増えてきているとは思いますが…
今回は、「ホリスティック教育(Holistic Education)というモノ」 ということについて少し考えてみます。 ホリスティック教育(Holistic Education) 教育の世界は、「専門性」「詰め込み」「合理性」「機械的」等に対するアンチテーゼとして様々なモノ(考…
今回は、「フォグ行動モデル(Fogg Behavior Model, FBM)の教育への適用」 ということについて少しだけ考えてみます。 主にマーケティングやIT関連、金融業界でよく使われるフレームワークである「フォッグ行動モデル」を ” 教育 ” にも適用しよう、、、と…
今回は、”「電子黒板を使えばICT教育?」~ 野球と教育 ~ ” ということで少し考えてみます。 電子黒板 昔から行われている「授業方略」とは、 ・教師が壇上に立ち ・教師がテキストを読みながら ・ポイントとなる部分を ” 黒板 ” に書き ・学習者は ” 黒…
今回は、「お金があったらバカロレア?」 というテーマで考えてみます。 国際バカロレア:International Baccalaureate、IB 最近はネットのニュースなどでたまに「国際バカロレア」というワードを目にする機会もあります。 名前だけはかなり前から知ってはい…
今回は、「アイデンティティというコトバと教育」 ということで少し考えてみます。 ” アイデンティティ ” というコトバが一般的になったのは2000年前後でしょうか? 元々は心理学の考えだと思いますが、ビジネス書、音楽、映画、小説、メディア、、、ありと…