Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
インフル怨サー。 ~顔を焼かれた私が復讐を誓った日~

やっぱ鈴木おさむは天才なんだな

インフル怨サー。 ~顔を焼かれた私が復讐を誓った日~ 鈴木おさむ こにし真樹子
たか
たか

秘密のチャイハロでも思ったけど鈴木おさむは人の悪意とレディコミ・オブ・レディコミみたいな胸糞いじめシーンを描くのが上手すぎる…! 主人公は明るくて気立ては良いけれど、黒髪おさげに眼鏡そばかすという垢抜けなさ全部載せの「ドブス(※と周囲からは言われている)」な女の子。 その笑顔に秘めた才能を買われてアイドルグループにスカウトされ、クラスメイトやグループの仲間からスマホ破壊、食べ物に画鋲など、古典的な嫌がらせを受けながらアイドルとして成長していく物語。 ……今まで生きてきて、ホカホカのうんこ(ちゃんと湯気の漫符が描いてある)に顔面突っ込まれるいじめシーンは流石に初めて見ました。こんなこと書きたくないけど、飛び散り方からどう考えても3人分以上あったよね…どう考えてもやりすぎで最高。 いじめが苛烈だと主人公はメソメソするものだけど、鈴木おさむの主人公はそうじゃない…!全く挫けず目の光を失わない鋼の心を持ってるところが見ていて勇気が湧いてきます。 主人公の絵に描いたように地味なファッションとか、「メガネメガネ…」って探すムーブとか、意図的に古臭く描いてあってB級感が漂ってるところがたまらない。 激しいいじめを耐え抜いてトップインフルエンサーになるサクセスストーリー(昼ドラ風) 要チェックです…! 【追記】 ストーリーだけでなく漫画がとても読みやすく、絵にパワーと可愛らしさがあってすごく好きなのですが、作画のこにし真樹子先生はもしかしてこれが初作品なんでしょうか?気になります。

情報の提供お待ちしてます!
掲載している内容の誤りや、この著者に関するおすすめの記事、公式情報のリンクなどはこちらからお送りください。みなさまのご協力をお願い申し上げます。
インゴシマ 20巻

インゴシマ

自身を除く「ギョウ」の面々がすべて捕縛されたことで敗走を余儀なくされたシンジは、森の暗い木々の間から、啓太の顔を憎悪の眼差しで睨み付ける。ガモウに誓った女王チオモの奪還も成せず、あまつさえ配下をも失うという大失態の原因となったあのイヤツコの男<オゴメ>には、己の分を解らせねばならない。インゴの副王<ガイナ>の矜持において── 一方、ガモウは自らの判断で甲斐谷と薫子を男女それぞれのニエとして選び、神詣<カムモウデ>に出立していた。女王によるニエのセンベツという本来のしきたりを省略してモウデを強行するガモウの胸中を測りかねるジウベエ。その背後でヒナゴたちが不穏に囁く。カムモウデは絶対であり、シマノカムをないがしろにした者はみな滅ぶ── 各々が信じるものが複数の角度から一点において衝突するとき、大半を崩されて失おうとも最後にその場に残ることを許された、か細いものを真理と呼ぶのか──飛散したそれぞれの欠片の煌めきの中に広がる数多の可能性を積算する、異なる位相からの視線の先に立ち現れるのが正否の問いなのか。絶対と相対の無慈悲の狭間でなお鼓動と体温によって紡がれていく、トライバル・サバイバル・ストーリー! 【電子版単行本:2025年2月28日発行】