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各ファネルでのインフルエンサー活用術

“上位表示ハック”で比較検討ファネルに効く!ハッシュタグ分析×インフルエンサーマーケの手法を解説

 多くの企業がインフルエンサーマーケティングを取り入れるようになった昨今。一方で、ファネルごとの適切な起用や施策設計を理解できていない企業も少なくありません。本連載では、インフルエンサーマーケティングの支援を専門的に行うAnyMindが、消費者行動の各段階に合わせたインフルエンサーマーケティングを具体例とともに解説。第2回となる本稿では、SNSでの検索行動が購買意欲を高める「比較検討ファネル」での効果的なアプローチ方法について、実践的な戦略をご紹介します。

若年層が情報検索時に大切にする「三つの価値」とは?

 近年、消費者の情報検索行動が大きく変化しています。具体的には、商品やサービスに関する情報の検索時に、従来の検索エンジンの活用に加え、InstagramやTikTokなどの各種SNSを検索ツールとして活用するというものです。この変化は若年層を中心に2020年頃から見られるようになりました。この変化の背景には若年層が情報検索時に大切にする「三つの価値」が挙げられます。

  1. リアルタイム性:最新のトレンドや口コミ情報をタイムリーに入手できる。
  2. ビジュアル重視:画像や動画を通じて商品やサービスをより直感的に理解できる。
  3. 信頼性:友人や影響力のあるインフルエンサーからの情報を重視する傾向がある。

 第2回では、商品に興味を持ち、SNS上で検索行動を行う「比較検討ファネル」に対して、効果的にアプローチするためのインフルエンサーマーケティングの方法を紹介していきます。

商品の比較検討時に活用される「2種類のハッシュタグ」の使い分け方

 まず、若年層によるSNS上での検索方法について解説していきましょう。商品の比較検討を行う際、彼らはハッシュタグを活用します。ハッシュタグは大きく「蓄積型」と「流入型」の2種類に分類でき、それぞれ消費者の検索目的が異なります。

 それぞれの特徴を見ていくと、まず「蓄積型ハッシュタグ」は、主に自社のブランド名やキャンペーン専用のキーワードが該当します。同ハッシュタグは、既に商品を認知しているユーザーが検索するために使用する傾向にあるため、ブランドの機能や世界観、その商品を支持しているインフルエンサー名など、「ブランドの魅力を訴求する投稿」に同ハッシュタグを付ける必要があります

 具体的な戦略として、ユーザーからの信頼が厚いミドルクラスのインフルエンサーによる投稿を増やすことが効果的でしょう。これによりブランドの信頼性を高めつつ、多角的に商品やブランドの魅力を伝えることが可能です。

 もう一つの「流入型ハッシュタグ」は、主に商品やサービスのカテゴリー名が該当します。これらのハッシュタグに使われるキーワードは、消費者が商品・サービスカテゴリー内で比較検討を行う際に使用されることが多いです。ゆえに検索結果での上位表示を目指すことが鍵であり、投稿の作成時には競合を意識することが非常に重要です。こうすることで、消費者の目に留まりやすくなり、比較検討の際に自社商品が選択される可能性が高まることが期待できます。

 このようにブランドの魅力や信頼性の構築には「蓄積型」、競合との差別化や商品の優位性のアピールに活用では「流入型」というように、目的に応じてハッシュタグを使い分けることで、より効果的な投稿が作成できるようになるでしょう。

 では、インフルエンサーマーケティングでハッシュタグを効果的に活用していく上では、具体的に何を意識すれば良いのでしょうか。

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この記事の著者

藤田 翔大(フジタ ショウダイ)

AnyMind Japan 執行役員兼ブランドコマースマーケティング事業部長

 新卒でAnyMindに入社し、タイ・ベトナムオフィスの立ち上げを経て、日本オフィスのインフルエンサーマーケティング事業部長に就任。コスメや日用品などの大手消費財メーカーを中心としたインフルエンサーマーケティングに携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/02/17 08:30 https://markezine.jp/article/detail/47041

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