ニキビなどの肌荒れや、肩こり・眼精疲労・口内炎などの疲れからくる症状は、ビタミン不足によるものかもしれません。生活習慣の乱れで栄養がなかなか補えず、体に不調を感じるなら、「ビタミン剤」で補うのも選択肢のひとつ。しかし、商品によって含まれる成分の種類や量は異なり、どれを選ぶか迷いますよね。
現役薬剤師。6年制の薬学部を卒業後、大学病院の薬剤師として勤務していた。m3のメディアで薬剤師ブロガーとしても活躍。月刊誌「ドラッグマガジン」にて特集される。その後、株式会社yakuromaを設立し、現在は調剤薬局に勤務する傍ら、複業として医療従事者だけでなく一般の方に対してもさまざまなサービスを提供中。
ビューティ系の編集・ライターとして編集プロダクションで7年間従事。マイベスト入社後は薬事法管理者の資格を活かし、医薬品や介護用品をはじめレディースインナーや寝具にいたるまで、1000商品以上に及ぶヘルスケア系の商材の検証に携わっている。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
ビタミンとは、人体の機能を正常に保つため必要な栄養素。体内ではほとんど合成できないため、食物からの摂取が必要です。
ビタミンは、ビタミンB群・ビタミンCを含む水溶性ビタミンと、ビタミンA・E・D・Kを含む脂溶性ビタミンに分けられます。
水溶性ビタミンは、仮に過剰に摂取しても尿と一緒に対外へ排出されるため、摂りすぎても大きなデメリットはありません。
一方、脂溶性ビタミンの場合は、摂りすぎると過剰症になる恐れがあります。しかし、普通に食事をしているだけであれば、ほとんど心配いらないでしょう。
ビタミンが不足すると体に悪影響をもたらすことが多いため、積極的に補いたいところ。日々の食事で不足しがちな人は、ビタミン剤やマルチビタミンサプリを上手に活用してくださいね。
ビタミンは体のさまざまな機能のサポートを担う重要な栄養素。どれかひとつでも不足すると、疲れやすくなるなどの不調を感じやすくなります。
特定のビタミンを摂りすぎるのは避け、バランスよく補うようにしましょう。
医薬品は配合された成分の効果を謳えるため、治療や予防の目的で使われているもの。一方でサプリメントは、あくまで栄養補助食品の位置付けです。
そのほかビタミン剤のなかには、吸収されやすいビタミンが配合されているものも。より高い効果を期待するなら、成分表示をチェックしたり薬剤師へ相談したりしましょう。
ビタミン剤を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
ビタミン剤は、サプリメントであるマルチビタミンとは異なり、医薬品に分類されます。市販されているビタミン剤のなかでも、医薬品表示がある商品を選びましょう。
処方せんがなくてもドラックストアや通販で購入できる薬は、「一般用医薬品」と呼ばれています。
一般用医薬品は、第1類医薬品・第2類医薬品・第3類医薬品の3種類。得られる効果で分類されているわけではなく、副作用などのリスクの大きさによって分けられています。
第1類医薬品は、一般用医薬品としての使用実績が少なく、副作用をともなう可能性もあるため、薬剤師のみ販売が許可されている医薬品。シミ用の飲み薬などが挙げられます。
安全性上とくに注意が必要とされる成分を含んでいるので、必ず薬剤師へ相談して購入しましょう。
第2類医薬品は、第1類医薬品ほどではないものの、こちらも副作用を伴うことがある医薬品に分類されたもの。適正に使うためには、注意が必要とされています。
風邪薬・解熱鎮痛薬・漢方薬がほとんどですが、複合ビタミン剤でいくつか該当する商品もあります。
薬剤師だけでなく登録販売者も販売できる商品なので、相談義務はありませんが、できる限り薬剤師からの説明を受けたうえで購入を検討しましょう。
第3類医薬品は、副作用など安全性上で多少の注意は必要ですが、比較的リスクが少ないといわれている医薬品です。
ほとんどのビタミン剤は第3類医薬品に分類されており、手軽に購入できる点がメリットといえます。
そのためビタミン剤をはじめて選ぶ際は、第3類医薬品に分類されるものが選びやすいです。ただし種類が多いので、迷ってしまう場合は店頭で相談しましょう。
ビタミン剤は大きく分けて、単体のビタミンが含まれた単独ビタミン剤と、複数のビタミンが含まれた総合(複合)ビタミン剤の2種類。
ビタミンのなかには、単独で補ってもなかなか効果を得にくく、複数で補うことを推奨しているものもあります。
例として代謝に関わるビタミンB群は、どれかひとつでも足りないと代謝がうまくできなくなる原因に。この場合、数種類のビタミンを同時に摂取することがカギとなります。
特定のビタミンが不足していると認識している場合は、単独ビタミン剤でもよいですが、なんとなくの不調を和らげる目的で飲むなら総合(複合)ビタミン剤がおすすめです。
ビタミンB群のほかにも、ビタミンCとビタミンEは高相性。相乗効果が期待できるといわれていますよ。
ビタミンは種類によって特徴や働きが異なります。悩みの症状にあわせて選ぶようにしましょう。
十分に休息時間をとっても疲れがとれないときは、ビタミンB群のなかでもとくに糖代謝に重要なビタミンB1ベースの医薬品を選びましょう。
ビタミンB1が不足すると、エネルギーとなる糖質がうまく代謝されず、疲れが取れにくくなることも。
また、肉体疲労時はとくに消費されやすく、不足しがちな栄養素でもあるので、だるさを感じたら積極的に補ってくださいね。
ビタミンB群同士を合わせて摂ることで、効果が得やすくなります。
ビタミンB1を摂るときは、とくに脂質・たんぱく質の代謝に関わるビタミンB2・B6も合わせて摂るとよいでしょう。
パソコンやスマホの使用からくる目の痛みやかすみが、体全体の疲れにつながっている場合もあるでしょう。そんなときはビタミンB群であるビタミンB1・B2・B6・B12や、ビタミンEが大切。
ビタミンB群は、肉体的な疲れに大きくかかわる栄養素ですが、目の細胞や視神経の働きをサポートするため、眼精疲労の改善にも欠かせません。
また、ビタミンEはたまった疲れを和らげる血行促進の働きのみならず、疲労の原因ともいわれる活性酸素を減らす抗酸化作用の役割も。
以下では、眼精疲労時におすすめの医薬品についての選び方も紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ビタミンEは、「合成型」よりも「天然型」のほうが吸収されやすく、効果が期待できます。天然型は、「d-α-トコフェロール」と記載されているので、成分表示を確認しましょう。
そのほかのビタミンは、「合成型」や「天然型」によって効果に差は生まれませんが、構造を変化させた「誘導体」や「活性型」のビタミンは、高い効果が期待できる場合もありますよ。
ニキビなどの肌荒れを改善するためにビタミン剤を選ぶ際は、ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンC配合品を選ぶとよいでしょう。
ビタミンB2やビタミンB6は、肌の生まれ変わりの周期であるターンオーバーを促進するほかに、ニキビの原因でもある皮脂の分泌をコントロールする成分でもあります。
ビタミンCも同じく、皮脂を抑える効果が期待できるとともに、色素沈着を抑える働きも。美肌を目指す人は意識して摂りたい栄養素です。
ビタミンCは、風邪予防に効果があると認識する人も多くいますが、現段階で明確な根拠はありません。
抵抗力を高める効果が示されているものの、ビタミンCが不足していない人が必要以上に補ったとしても、風邪予防の働きは望めないでしょう。
ただしビタミンCが不足すると、壊血病・皮下出血・骨形成不全・貧血になる恐れがあるため、しっかり補いたい栄養素であることは事実ですよ。
肌のシミ・くすみが気になる人は、ターンオーバーを整える必要があります。肌の代謝促進に関わる、ビタミンCやビタミンEを重点的に補いましょう。
これらの成分はターンオーバーを促すとともに、抗酸化作用があるためシミのもととなる活性酸素の除去が期待できる栄養素。
そのほかにも、シミが気になる場合はメラニン色素を抑えるアミノ酸の一種である、「L-システイン」が配合されている商品も要チェックです。
錠剤タイプでもドリンクタイプでも、同量のビタミンが配合されていれば得られる効果はほとんど変わりません。ただし効果の現れ方は異なるので、体の状態・目的で選ぶとよいです。
錠剤は、一定期間飲み続ける必要があるぶん、長く効果を実感できます。ドリンクタイプに比べコストがかからない点も魅力のひとつです。
一方でドリンクタイプは、ほとんどの商品が副作用の危険性が少ない医薬部外品。液体は吸収が速く即効性も期待できるため、一時的な悩みを改善したい人におすすめです。
ビタミン剤は、継続して摂取することで効果を得やすくなります。そのため、続けやすい商品を選ぶとよいでしょう。
飲みやすさで選ぶなら、錠剤の大きさや1日あたりの飲む回数、コストで選ぶなら1粒あたりの配合量と価格が判断材料です。
栄養不足を改善するためにビタミンを補いたいのであれば、マルチビタミンや単独のビタミンサプリなどもあるのであわせてチェックしてくださいね。
掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
抗疲労成分であるフルスルチアミンに加え、神経の機能維持に関わるビタミンB6・B12を配合し、目の疲れ・肩こり・腰痛の症状を緩和。15歳以上から、1日1回の服用です。疲れがたまって、目・肩・腰がつらい人におすすめですよ。
成分 | フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、トコフェロールコハク酸エステルカルシウム(ビタミンEコハク酸エステルカルシウム)、パントテン酸カルシウム、ガンマーオリザノール、添加物(乳酸カルシウム水和物、無水ケイ酸、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸Mg、セルロース、ヒプロメロース、エリスリトール、ビタミンB2、酸化チタン、アラビアゴム、炭酸Ca、タルク、白糖) |
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分類 | 第3類医薬品 |
セルフメディケーション税制対象商品 | |
誘導体ビタミン配合 | |
活性型ビタミン配合 | 不明 |
形状 | 錠剤 |
内容量 | 60錠 |
1日の服用回数 | 15歳以上:1日1回(1回2~3錠服用)/15歳未満:服用しないこと |
3つのビタミンやヘプロニカートなど、あわせて7種類の有効成分を配合しています。眼精疲労や肩こり、手足のしびれといった症状を緩和。内容量は27錠・80錠・180錠・270錠と幅広いラインナップから選べます。
成分 | ヘプロニカート、ベンフォチアミン、オキソアミヂン末、L-アスパラギン酸 マグネシウム・カリウム、ガンマ-オリザノール、シアノコバラミン(V.B12)、トコフェロールコハク酸 エステルカルシウム |
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分類 | 第3類医薬品 |
セルフメディケーション税制対象商品 | |
誘導体ビタミン配合 | 不明 |
活性型ビタミン配合 | 不明 |
形状 | 不明 |
内容量 | 180錠 |
1日の服用回数 | 15歳以上:1日1回(1回2~3錠服用)/15歳未満:服用しないこと |
神経や筋肉に働きかけるビタミンB1・B6・B12を配合し、糖分の代謝を促し疲労を和らげます。さらにガンマ-オリザノールが眼精疲労・関節痛・神経痛に作用し、ビタミンEが手足のしびれに効果を発揮。11歳以上から服用できるタブレットタイプで、たっぷり360錠入っています。
成分 | フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、トコフェロールコハク酸エステルカルシウム(ビタミンE)など |
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分類 | 第3類医薬品 |
セルフメディケーション税制対象商品 | 不明 |
誘導体ビタミン配合 | 不明 |
活性型ビタミン配合 | 不明 |
形状 | 不明 |
内容量 | 360錠 |
1日の服用回数 | 15歳以上:1日1回(1回2〜3錠)/11〜15歳未満:1日1回(1回1〜2錠)/11歳未満:服用しないこと |
くり返しできるニキビや皮膚炎にこ効果があります。12種類の生薬と5種のビタミン、そしてメチオニンでできており、生薬の働きで余分な老廃物や膿を体の外へ出し、肌に必要な成分を補うことでターンオーバーを整えます。続けて服用することでニキビができにくい肌へ、予防もできる薬です。
セルフメディケーション税制対象商品 | |
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ビタミンB2配合量 | 5mg |
ビタミンB6配合量 | 20mg |
生薬成分 | ケイガイ、キキョウ、ヨクイニン |
ニキビ跡対策 | |
内容量 | 126錠 |
対象年齢 | 5歳以上 |
有効成分 | 不明 |
分類 | 第3類医薬品 |
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年齢などにより弱った肌細胞の代謝を助ける、L‐システインを配合。ビタミンB2・B6・B1をはじめとする有効成分が、肌荒れの原因となる疲れをケアしつつ肌の回復をサポートします。フィルムコーティング錠なので飲みやすいでしょう。
セルフメディケーション税制対象商品 | |
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ビタミンB2配合量 | 38mg |
ビタミンB6配合量 | 50mg |
生薬成分 | |
ニキビ跡対策 | |
内容量 | 180錠 |
対象年齢 | 11歳以上 |
有効成分 | 不明 |
ビタミンB2リン酸エステルや4種類のビタミンB群を配合し、幅広い粘膜・皮膚トラブルに使用できます。250錠と大容量でコスパがよく続けやすいでしょう。合成着色料は不使用で、錠剤特有の苦みやニオイを抑えた糖衣錠タイプです。
セルフメディケーション税制対象商品 | |
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ビタミンB2配合量 | 38mg |
ビタミンB6配合量 | 50mg |
生薬成分 | |
ニキビ跡対策 | 不明 |
内容量 | 250錠 |
対象年齢 | 15歳以上 |
有効成分 | 不明 |
体内に吸収されやすいビタミンB1誘導体のフルスルチアミンを主成分に採用し、だる重い疲れに優れた効果を発揮。その他のビタミンB群やパントテン酸カルシウムも配合されており、お通じの改善も期待できるでしょう。1日の服用回数は1回で、7歳の子どもから服用できます。
成分 | ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12 |
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分類 | 第3類医薬品 |
形状 | 錠剤 |
内容量 | 60錠 |
効果・効能 | 肉体疲労 |
1日の服用回数 | 食後すぐに水またはお湯で、かまずに服用。15歳以上:1〜3錠、11歳〜14歳:1〜2錠、7歳〜10歳:1錠 (各1日1回)、7歳未満:服用しない |
1回1錠で手軽に幅広い成分を補給できるプレミアム処方。抗ストレス作用があるトチュウ乾燥エキスなど、5種類の滋養強壮生薬を使用しています。5種類のビタミンと無水カフェインも配合されており、肉体疲労・食欲不振・栄養障害といった症状に効果的です。
成分 | ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、トチュウ乾燥エキス、シャクヤク乾燥エキス、エゾウコギ乾燥エキスなど |
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分類 | 第3類医薬品 |
形状 | 錠剤 |
内容量 | 30錠 |
効果・効能 | 肉体疲労 |
1日の服用回数 | 成人(15歳以上):1錠(1日1〜2回)、15歳未満の小児:服用しない |
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