2004年に日本での販売が始まったアイロボット社のルンバ。床掃除を任せられる手軽さがうけ、2023年末にはブラーバとあわせて国内世帯普及率10%を達成しました。水拭き対応・モップ自動洗浄機能付き・クリーンベース付き・カメラ付きなど、搭載された機能や価格もさまざまで、どれを選ぶべきか迷いますよね。
家電とお金のコンテンツを発信するYouTuber。家電量販店に10年勤め、消費者金融に13年、司法書士事務所で債務整理のお手伝い1年半と、さまざまな経歴を持つ。家電やお金に関して知らないことで損しないための知識を「守りの知識」としてSNSを中心に発信中。Japan MENSAの会員資格を持つ。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
ルンバの魅力は、賢さ・吸引力の高さ・手入れのしやすさです。上位モデルはカメラがついており、画像を認識して小さな障害物も回避できます。障害物のデータは匿名でアイロボットのデータベースに蓄積され、多くの人が使うほど回避精度が高まる仕組みです。
ロボット掃除機メーカーとしての歴史がある分、商品の多くは高い吸引力を備えています。また、ゴム製ブラシを採用しており、手入れも簡単。近年はほかのメーカーもゴム製ブラシを採用していますが、検証したところルンバはゴミや毛が絡みにくい傾向があるため、ペットを飼っている家庭にも向いています。
メーカーの信頼性の高さも強みです。世界でのルンバの累計販売台数は5000万台、日本国内の出荷台数は600万台を突破しており、メーカーとしての地盤があります。将来ルンバが壊れたときにサポートを受けられない事態を避けたい人も購入しやすいでしょう。
最近台頭しているメーカーだとサポート面が心配な人や、現在ルンバを使っていて新しいメーカーに乗り換える手間を避けたい人におすすめです。公式でサブスクの「ロボットスマートプラン+」も展開しているので、購入以外の選択肢もほしい人はチェックしてください。
3月にアイロボット社の事業存続が危ぶまれているとの報道がなされましたが、日本法人であるアイロボットジャパンは「現時点において企業としての存続不可といった状況ではない」と補足しています(参照:アイロボットジャパン)。
また、同社は4月16日に「ルンバ史上最大の新製品発表」を予告しています。今後の動きには要注目です。
ルンバのデメリットは、機能のわりに割高である点です。機能が同じでも他社の商品のほうが安く、場合によっては半額で買えることもあります。たとえばモップ自動洗浄・自動乾燥付きの上位モデルは、ルンバであれば約20万円のところ、ほかのメーカーでは約10万円で購入可能です。
近年は他社に遅れをとっている点もデメリット。2018年頃にほかのメーカーがモップでの水拭きと吸引の2in1モデルを続々と発売していたなか、ルンバの2in1モデルは2022年と遅い発売でした。また、他社は付加機能がついた新商品をハイペースで出している一方、ルンバは2024年9月を最後に新商品の発売がありません。
革新的な新機能や技術的な挑戦が見られない点もネックです。他社商品のようにモップやブラシが伸びる機種や、ハンディクリーナーと一体化したモデルもありません。2024年発売の「Roomba Combo 10 Max+AutoWash充電ステーション」は、2022年頃から他社がすでに取り入れていたモップの自動洗浄・自動乾燥を後追いで搭載するにとどまっています。
今ロボット掃除機を買うならルンバ以外の選択肢も豊富にあるので、ほかのロボット掃除機も含めて検討するとよいでしょう。日本での販売開始からある程度経っているECOVACS・ロボロック・アンカー・SwitchBot・Xiaomiのほか、新たに上陸したNarwalやDreameなどの勢いのあるメーカーもあります。以下のコンテンツも参考にしてくださいね。
数年前まではロボット掃除機といえばルンバでしたが、高価なイメージがあり購入する人が少ない印象でした。今はたくさんのメーカーから色々な性能のロボット掃除機が出ているため、あえてルンバを選ぶ必要はなくなっていそうです。
ほかのメーカーの躍進をうけてか、2025年1月14日に「Roomba Combo Essential robot」「Roomba Combo i5+」「Roomba Combo j5+」の3機種の値下げが行われました。それでも割高な印象は残るのが正直なところです。
ルンバを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
床にものが多い人や部屋数が多い人は、10 Maxシリーズかjシリーズがおすすめ。どちらも画像認識機能・進入禁止エリア設定機能がついていて、障害物や入ってはいけない場所を避けられます。水拭きにも対応していてフローリングもサラッと仕上げられるでしょう。また、ダストステーション付きモデルなら都度ゴミを捨てる労力もかかりません。
一方で10 Maxシリーズとjシリーズの大きな違いは、モップの持ち上げ機能と自動洗浄・自動乾燥機能の有無です。以下で詳しく解説するので、参考にしてください。
複数の部屋をまたぐのであれば、マッピング機能は必要です。逆にワンルームであれば、マッピング機能のついていない安価なモデルでもよいでしょう。
10 Maxシリーズとjシリーズには、「ペットオーナーあんしん保証」というユニークな保証があります。清掃中にペットの排せつ物が付着した場合、1年間のメーカー保証期間内1回に限り、無償で修理や交換等が可能です。障害物回避に対する自信の表れといえるでしょう。
床掃除の手間を極力減らしたいなら、10 Maxシリーズ一択です。吸引・水拭きを切り替えながらできるモデルで、モップを持ち上げられるのが特徴。カーペットを認識しその部分は吸引だけを行うので、カーペットを敷いている部屋でも使いやすいでしょう。
アプリ上で進入禁止エリアを設定できるほか、カメラ付きで服やペットのフンなどの小さな障害物も回避可能です。複雑な間取りの家やものが多い場合でも、床掃除を丸投げできます。AutoWash充電ステーション付きのモデルなら自動でモップの洗浄・乾燥もできるため、モップをかけたあとの手入れも任せたい人にぴったりです。
水拭きがあまり必要ではない人は、jシリーズを選びましょう。モップの持ち上げやモップの自動洗浄・自動乾燥には対応していない分、10 Maxシリーズよりも価格が7~11万円ほど安い点がメリットです。
障害物回避機能・アプリ上での進入禁止エリア設定機能は、10 Maxシリーズと変りません。水拭きしたくないときは、モップ付きのダストボックスを吸引用のダストボックスにつけ替えましょう。または、ラグやカーペット部分を拭き掃除禁止エリアに設定すれば、濡らすリスクを避けられます。
床にものが少ない人や間取りがシンプルな人は、iシリーズも選択肢になります。カメラがついていない分、価格が約6.9万円と安価な点が魅力です。ほかのモデルと同様にゴム製ブラシで手入れがしやすく、吸引力も高いといえるでしょう。
ダストステーションもついており、ロボットが集めたゴミを自動で収集できます。水拭き機能付きのモデルであれば、モップ付きのダストボックスに交換することでモップ掛けが可能です。しかし、カーペットを認識してモップを持ち上げる機能やモップの自動洗浄・自動乾燥機能はありません。
カメラがついておらず家具以外の障害物を避けるのが苦手なので、複雑な間取りの家だと迷う可能性があります。進入禁止エリアをアプリで指定できないため、入られたくない場所はバーチャルウォールを使用しましょう。
より安価なものがよいなら、Essential robotシリーズも要チェックです。iシリーズと同等のスペックで、価格が約3.5〜5.9万円と抑えられています。iシリーズとの違いは、ブラシがゴムと毛でできている点・標準モードの吸引力が低い点・バーチャルウォールに非対応な点です。
ゴム製ブラシに比べて毛絡みが気になり、ペットを飼っている人は手入れの手間がかかりやすい点がデメリット。また、進入されたくない場所には物理的な壁を置く必要があります。唯一ホワイトカラーがあるシリーズなので、白いルンバがほしい人はチェックしてください。
進入禁止エリア設定は意外と活躍します。最近のマンションは玄関の段差が低いことが多く、段差をうまく認識できずに落ちてしまうことも。進入禁止エリア設定やバーチャルウォールに対応していれば、玄関から落ちないように調整可能です。Essential robotシリーズは非対応なので、物理的に壁を置くなど工夫しましょう。
お手入れの手間を減らしたいなら、クリーンベース付きのモデルを選びましょう。クリーンベースとは、ゴミの自動収集機能がついた充電ステーションのこと。ロボットが集めたゴミを自動で回収するので、ロボットのゴミ受けを都度きれいにする必要がありません。
クリーンベースは容量がいっぱいになるまで捨てる必要がなく、ゴミ捨ての頻度を減らせる点もメリット。最大1年間ゴミ捨て不要と謳われています。クリーンベースは紙パック式で、ゴミに触ることなく処理できる点も魅力です。
jシリーズとiシリーズでは、クリーンベース付きのモデルの商品名に「+」とついています。10MaxとEssentialからは命名規則が変わり、「AutoEmpty」とついているのが自動でゴミ収集できるモデルです。モップの自動洗浄・自動乾燥ができるものは「AutoWash」とついているので、参考にしてください。
商品 | 画像 | おすすめスコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||
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部屋全体の掃除能力の高さ | 細かい場所の掃除能力の高さ | 水拭き性能の高さ | カーペットの掃除しやすさ | 賢さ | アプリの使いやすさ | ゴミの捨てやすさ | 水拭き後のお手入れのしやすさ | 静音性の高さ | ダストステーションの機能 | 走行方式 | 集じん方式 | 標準モードの連続使用時間(公称値) | 衝突防止機能 | 自動充電(自動帰還)機能 | アプリ連携 | 充電時間(公称値) | ゴミ自動収集時の騒音値 | 清掃エリア設定機能 | 水拭き対応 | |||||||
1 | アイロボット Roomba|Roomba Combo 10 Max+AutoWash充電ステーション|X085860 | ![]() | 4位 | 床が散らかりがちな人に。回避性能が高く、アプリ機能も充実 | 自動ゴミ収集+モップ洗浄+モップ乾燥 | マッピング方式 | 紙パック式 | 不明 | 約180分 | 74.3dB | ||||||||||||||||
2 | アイロボット Roomba|Roomba Combo j7+|c755860 | ![]() | 10位 | 水拭きできるRoomba。ふわふわのカーペットがあるなら候補 | 自動ゴミ収集 | マッピング方式 | 紙パック式 | 1時間15分 | 3時間 | 74.6dB | ||||||||||||||||
3 | アイロボット Roomba|Roomba Combo j5+|j557860 | ![]() | 3位 | モップの自動洗浄・乾燥機能はないが、回避性能が優秀 | 自動ゴミ収集 | マッピング方式 | 紙パック式 | 不明 | 3時間 | 80.1dB | ||||||||||||||||
4 | アイロボット Roomba|Combo 10 Max robot + AutoEmpty 充電ステーション|X055860 | ![]() | 6位 | 床にものが散らかりがちな人に。アプリや便利な機能も充実 | 自動ゴミ収集 | マッピング方式 | 紙パック式 | 不明 | 約3時間 | 68.2dB | ||||||||||||||||
5 | アイロボット Roomba|Roomba Combo j9+ | ![]() | 11位 | 高級機だが、モップは都度洗う必要あり。全自動化とはいかず | 自動ゴミ収集 | マッピング方式 | 紙パック式 | 1時間30分 | 3時間 | 70.1dB | ||||||||||||||||
6 | アイロボット Roomba|Roomba j9+ | ![]() | 9位 | カーペットが多いならアリ。水拭きはできない | 自動ゴミ収集 | マッピング方式 | 不明 | 1時間30分 | 3時間 | 80.1dB | ||||||||||||||||
7 | アイロボット Roomba|Roomba i5+|I555860 | ![]() | 7位 | お手入れのしやすさを重視する人におすすめ。ゴミ捨てが簡単 | 自動ゴミ収集 | マッピング方式 | 紙パック式 | 1時間15分 | 3時間 | 69.4dB | ||||||||||||||||
8 | アイロボット Roomba|Roomba i2|i215860 | ![]() | 2位 | 水拭きは不可能。狭い部屋で割り切って使うならあり | マッピング方式 | 不明 | 1時間15分 | 3時間 | ||||||||||||||||||
9 | アイロボット Roomba|Roomba Combo i5+|i557860 | ![]() | 5位 | 衝突の強さがネック。大事な家具があるなら避けて | 自動ゴミ収集 | マッピング方式 | 紙パック式 | 不明 | 3時間 | 71.3dB | ||||||||||||||||
10 | アイロボット Roomba|Essential robot|Y011260 | ![]() | 1位 | 細かい場所の吸い残しは少ないが、吸引力・使い勝手に難あり | マッピング方式 | 不明 | 120分 | 4時間 |
良い
気になる
部屋全体の掃除能力は高く、ゴミをしっかりと吸い取ります。テーブルの下や部屋の隅など、人の手で掃除するのが難しい細かい場所でも吸い残しはほとんどありませんでした。カーペットではフローリングほどの吸引力は発揮できなかったものの、水拭き時はカーペットを濡らさないようモップが上がるリフトアップ機能を搭載しています。
拭き切れていない場所もあり水拭き性能は高いとはいえませんが、モップの自動洗浄・乾燥機能はついていました。しかし、モップの汚れは落ちにくく、乾燥時間も長めなので念頭に置いておきましょう。
アプリも使いやすく、マッピングするだけで自動的に部屋が割り振られています。清掃した場所の履歴もアプリから見られるほか、メイン画面からすぐにスケジュールを設定してマップも編集できるので、はじめてロボット掃除機を使う人でも使いこなせるでしょう。
掃除を終えたあとはダストステーションの密封式紙パックにゴミを吐き出します。メインブラシやサイドブラシへの毛の絡まりもほとんど見られず、ゴミに触るのは最小限だといえるでしょう。
気になったのは、ルンバらしい勢いの強さ。壁にはよくぶつかるうえ、スピードがあるためぶつかったときの音も大きく、静かなロボット掃除機がほしい人にはおすすめできません。稼動音は標準モードで平均60.3dBという数値でした。
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集+モップ洗浄+モップ乾燥 |
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走行方式 | マッピング方式 |
集じん方式 | 紙パック式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 不明 |
衝突防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
充電時間(公称値) | 約180分 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 74.3dB |
清掃エリア設定機能 | |
水拭き対応 |
ロボット掃除機を世間に広める立役者となったアイロボットのRoomba(ルンバ)。これまで吸引はRoombaシリーズ、水拭きはBraavaシリーズと分かれていましたが、2022年11月に1台2役の「Roomba Combo j7+」を発売しました。さらに、当時は画期的なモップを持ち上げる変形機能を売りにしています。
ロボット掃除機メーカーの元祖らしく、吸引力は折り紙つき。部屋全体は89.2%のゴミを吸引し、ほかのメーカーの商品では壁と認識されがちなカーテンの奥も、窓の直前まで走破しました。朝から夜まで仕事で外出しっぱなしといった、カーテンを閉めた状態が多い人に向いているといえます。しかし、テーブルの脚・部屋の隅のどちらも少しずつ吸い残りがあり、総合的には上位の商品には及ばない結果でした。
ゴシゴシと擦るように水拭きできるスマートスクラブ機能を搭載していますが、ベタついた汚れはやや苦手な印象。フローリングのベタつきに悩んでいる人なら、ほかの商品がおすすめです。
本体の上部にモップを格納できるため、カーペットの毛足が長くても濡らさずに対応可能。ほかのメーカーの機種よりモップを高く持ち上げられるので、とくにふわふわのカーペットがあるならおすすめの商品です。
アプリのデザインは洗練された印象こそないものの、よく使う設定の多くがメイン画面からワンボタンで遷移でき、しかもわかりやすく表記されています。ガジェットが苦手な人でも扱いやすいでしょう。
価格帯をふまえると本機は高級機にあたりますが、モップの自動洗浄や自動乾燥の機能はないためモップを手で洗う必要があります。そのぶんダストステーションはスッキリとしているので、設置場所が限られた人には向いているといえるでしょう。
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集 |
---|---|
走行方式 | マッピング方式 |
集じん方式 | 紙パック式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 1時間15分 |
衝突防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
充電時間(公称値) | 3時間 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 74.6dB |
清掃エリア設定機能 | |
水拭き対応 |
良い
気になる
アイロボットの「Roomba Combo j5+」は頑固な汚れにもある程度対応できる水拭き性能と、障害物の回避性能の高さが特徴。一方で、同価格帯の他社製品にはモップの自動洗浄や自動乾燥機能があるため、機能面を重視する人にはあまりおすすめできません。
部屋全体の掃除能力は問題なく、ゴミを探すような挙動で部屋のゴミはきちんと吸い込みます。細かい場所の掃除ではテーブルの下やカーテンの奥・壁際は掃除できたものの部屋の隅を掃除しきれなかった点が気になりました。取りこぼしがおきないよう、頻繁に掃除させるのがおすすめです。
障害物の回避能力はトップレベル。空気清浄機のコードはもちろん、脱ぎ捨てられた服やペットのフンもすべて認識し避けられました。部屋が散らかりがちな人でも導入しやすいロボット掃除機といえるでしょう。
アプリの使い勝手も良好で、進入禁止エリアやマッピング機能、スケジュール機能など様々な設定が手軽に行えますよ。
しかし、水拭き後のお手入れは手間に感じるポイント。モップの自動洗浄や乾燥機能は搭載していないので、自分で洗って乾かす必要があります。
また、同社の「Roomba Combo j9+」よりも低価格なぶん、カーペット上でモップを持ち上げる機能はありません。そのまま拭き掃除させるとカーペットを濡らしてしまうので、水拭き禁止エリアを設定してくださいね。
総じて、回避性能と水拭き機能を求めるなら検討の余地がある商品。同価格帯の商品と比べたときの機能の物足りなさを受け入れられるかが、購入を検討する際の判断材料になるでしょう。
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集 |
---|---|
走行方式 | マッピング方式 |
集じん方式 | 紙パック式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 不明 |
衝突防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
充電時間(公称値) | 3時間 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 80.1dB |
清掃エリア設定機能 | |
水拭き対応 |
良い
気になる
アプリからロボット掃除機の操作ができ、吸引力や拭き掃除のレベルまで細かく設定できます。メイン画面からすぐにマップも編集でき、はじめて使う人も直感的に操作できるでしょう。
カーテンの隅には若干の吸い残しがあったものの、強力な吸引力で部屋全体のゴミをしっかり吸い取りました。カーペット上での吸引力も高く、水拭き時にはカーペットが濡れないように自動でリフトアップ。しかし、水拭きでは拭き残しがみられました。
ダストステーションがあり、ゴミに触れずに捨てられます。一方サイドブラシや前輪にはしっかりゴミが絡んでいたため、こまめにお手入れしましょう。また、ダストステーションにモップの自動洗浄や自動乾燥の機能がない点もネックです。
稼動音は平均61.4dBと轟音で、近くの部屋にいると気になるかもしれません。高価格帯ではあるものの、ペットや小さな子どもと暮らしていて床が散らかりやすい人なら候補になるでしょう。
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集 |
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走行方式 | マッピング方式 |
集じん方式 | 紙パック式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 不明 |
衝突防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
充電時間(公称値) | 約3時間 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 68.2dB |
清掃エリア設定機能 | |
水拭き対応 |
アイロボットの「Roomba Combo j9+」は、同社の最上位モデル。新たに自動給水機能が追加されたダストステーションはルックスにもこだわっており、天板はサイドテーブルとして使えます。
ゴミを吸い込んだあとのお手入れが楽なところと、慣れていない人でもアプリが使いやすいところが魅力。メインブラシはゴム製で、毛絡みはありませんでした。加えてサイドブラシ・前輪ともに取り外してお手入れ可能。外せない商品も多いことをふまえるとお手入れしやすい機種といえるでしょう。
アプリは、メインの画面からスケジュールや吸引力設定、マップ設定などの各種設定に移動しやすいのが特徴。ボタンの説明はスマートなアイコンではなく、文字の表記が中心なので洗練された印象は薄いものの、だからこそ万人が使いやすいでしょう。
しかし、掃除能力の高さの検証では上位に届かない結果に。部屋全体に撒いたゴミのうち吸い込めたのは83.8%と決して低くはありませんが、価格帯をふまえるともう少し掃除できてほしいところ。カーテンの奥は掃除できていますが、テーブルの脚の掃除漏れが気になりました。
水拭き性能も前モデルからあまり進化を感じられず、ベタついた汚れが相手だとうまく拭き取れません。フローリングをサラサラに保ちたいなら、ほかの機種を選ぶのがよいでしょう。
また、ペットのフンやコードは回避できたもののTシャツはしっかりと巻き込んでしまいました。掃除を開始する前に、巻き込む可能性があるものは片づけましょう。
高価格帯に属する商品でありながら、モップの洗浄や乾燥はできない点も気になります。モップの着脱を面ファスナーをはがしてからスライドさせるという2ステップで行う必要があるため、水拭きのたびのつけ外しが手間に感じられました。
ダストステーションの見た目はおしゃれですが、この価格を出すならほかの機種を選んだほうがよいかもしれません。
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集 |
---|---|
走行方式 | マッピング方式 |
集じん方式 | 紙パック式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 1時間30分 |
衝突防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
充電時間(公称値) | 3時間 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 70.1dB |
清掃エリア設定機能 | |
水拭き対応 |
良い
気になる
アイロボットの「Roomba j9+」は、カーペットの多い家庭におすすめです。高い吸引力でカーペットの繊維に潜んだゴミを吸引できます。また、回避性能に優れており、ペットのフンやコードを回避可能です。しかし、高価格帯の商品ながら水拭きができないため、コスパを求める人にはあまり向いていません。
部屋全体の掃除能力は高く満足のいくレベルです。部屋の隅や壁沿いなど細かな場所の掃除は若干の吸い残しがありますが、不満に感じる場面は少ないでしょう。
賢さにも優れており、コードや服、ペットのフンを上手く回避できました。進入禁止エリアの設定もできるので、留守を任せられる1台といえます。
アプリの操作性が高いのも特長で、掃除設定やスケジュール設定がお手軽。それぞれの設定ボタンにしっかりと説明が書かれているので、不慣れな人でも扱いやすいでしょう。
しかし、2in1のロボット掃除機が当たり前である現在、水拭きができないのはネック。カーペットが多いならさほど気になりませんが、フローリングがメインの場合はほかの商品を検討したほうがよいでしょう。
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集 |
---|---|
走行方式 | マッピング方式 |
集じん方式 | 不明 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 1時間30分 |
衝突防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
充電時間(公称値) | 3時間 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 80.1dB |
清掃エリア設定機能 | |
水拭き対応 |
良い
気になる
アイロボットの「Roomba i5+」は、ゴミの捨てやすさを重視する人におすすめです。ゴミの自動収集機能があるのが便利。サイドブラシには毛が挟まりやすい点は気になりますが、メインブラシやタイヤには毛が絡まりにくく、お手入れにはさほど手間がかからないでしょう。
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集 |
---|---|
走行方式 | マッピング方式 |
集じん方式 | 紙パック式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 1時間15分 |
衝突防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
充電時間(公称値) | 3時間 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 69.4dB |
清掃エリア設定機能 | |
水拭き対応 |
アイロボットの「Roomba i2」は、同社のエントリーモデルにあたる商品。自動ゴミ収集がないのはもちろん水拭きもできないクラシカルな1台です。
撒いたゴミの77.6%は吸い込めたため、吸引力に限っていえば十分なパワーがあります。撒いたゴミの77.6%は吸い込めました。細かい場所のゴミも、壁際にやや残ったことを除けばよく吸えている印象です。
上位商品と差がついたのは、マッピングの精度と拭き掃除機能の有無。本商品は部屋全体を動き回って充電が切れそうになるか事前に指定した時間が近づくと充電しに戻る機種なので、部屋が広いと取りこぼしがあるかもしれません。今回は1LDKで検証しましたが、これ以上部屋数が増えると網羅するのは厳しいでしょう。
さらに、検証中ダイニングテーブルの下で迷ってしまい、自力での脱出ができない状態に。テーブルやデスクの下を掃除させる際は、椅子をずらして空間を空けるのがおすすめです。
また、2in1が当たり前となった今、水拭きができないのは大きなネック。吸引だけではフローリングのベタつきが残るため、感動するほどの仕上がりにはならないでしょう。2〜3万円ほど追加すれば水拭きができる機種を選べるので、フローリングがメインならそちらを選ぶのがおすすめです。
ダストステーションの機能 | |
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走行方式 | マッピング方式 |
集じん方式 | 不明 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 1時間15分 |
衝突防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
充電時間(公称値) | 3時間 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | |
清掃エリア設定機能 | |
水拭き対応 |
アイロボット Roomba i2を徹底レビュー!実際に使ってみてわかったメリット・デメリットは?
良い
気になる
アイロボットの「Roomba Combo i5+」は水拭きの能力はある程度あり、頑固な汚れも拭き取れます。しかし、進入禁止エリアの設定ができなかったり家具への衝突が強かったりと賢さの面で上位商品に及びません。とくに、大切な家具がある人は避けたほうがよいでしょう。
見た目は同社の上位モデルとさほど変わりませんが、中身は別物。マッピングはできるものの、「Roomba Combo j5+」のように進入禁止エリアを設定することはできないほか、カメラを搭載していないぶん障害物の回避も苦手。コードや脱ぎ捨てた服、ペットのフンを避けられないのはもちろん椅子の脚にも強くぶつかっていました。
掃除中の動き方はあまり洗練されているとはいえない印象で、清掃後も部屋の中にゴミがチラホラと残ります。清掃時は2回掃除させるようにするなど、工夫が必要です。
また、カーペットを持っている人にはあまりおすすめできません。水拭き中はカーペットを避けられず、水拭き禁止エリアの設定も不可能。カーペットのある部屋では毎回モップのないダストボックスに付け替える手間がかかります。
ダストステーションによるゴミの自動収集は便利ですが、モップは自分で洗ったり乾かしたりする必要があるのもネックです。
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集 |
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走行方式 | マッピング方式 |
集じん方式 | 紙パック式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 不明 |
衝突防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
充電時間(公称値) | 3時間 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 71.3dB |
清掃エリア設定機能 | |
水拭き対応 |
良い
気になる
iRobotの「Roomba Combo Essential robot Y011260」は、細かい部分の吸い残しが少なかったものの、部屋全体で見ると吸引できたゴミは少なめ。同シリーズのほかの商品と比べて掃除能力が低い印象で、カーペット上のゴミも吸い残しが目立ちました。アプリの操作やお手入れなど、使い勝手の面でも物足りなさを感じます。
水拭きの性能も高いとはいえず、拭き切れていない場所があり、水拭き時にカーペットを避ける機能がなかった点も気になります。お手入れのしやすさの検証でも、ブラシに毛が絡みやすく、水拭き用のモップも乾きにくいなど手間がかかりそうです。
ダストステーションの機能 | |
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走行方式 | マッピング方式 |
集じん方式 | 不明 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 120分 |
衝突防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
充電時間(公称値) | 4時間 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | |
清掃エリア設定機能 | |
水拭き対応 |
良い
気になる
掃除能力の高さの検証では、部屋全体にゴミの吸い残しが目立ちました。大まかには拭き取れていたものの、水拭きでも拭き残しが見られます。
検証したほかのアイロボット製品と異なり賢いともいえず、掃除中は壁によくぶつかるうえに大きな衝突音が気になりました。コードに絡むどころか空気清浄機本体にもしつこくぶつかり、完全にほったらかしにはできないでしょう。脱ぎ捨てられたTシャツも何度も巻き込み、ペットのフンのダミーにもぶつかって身動きが取れなくなっていました。
稼動音も61.3dBとロボット掃除機のなかでは静かとはいえず。ラバーブラシではないためメインブラシには毛が絡みやすいのも惜しいところでした。
ロボット掃除機としては低価格帯ではあるものの、吸引力が低く使い勝手がよいわけでもないので、価格を抑えたい人でもSwitchBotの「ロボット掃除機K10+」や上位の低価格な商品を選びましょう。
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集 |
---|---|
走行方式 | マッピング方式 |
集じん方式 | 紙パック式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 2時間 |
衝突防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
充電時間(公称値) | 約4時間 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 66.5dB |
清掃エリア設定機能 | |
水拭き対応 |
ロボット掃除機はおおまかな床掃除は任せられますが、ソファ・布団・棚の上・エアコンのフィルターなどの掃除には向きません。キャニスター掃除機だと場所を取るうえ出すのに手間がかかるため、サッと掃除ができるスティッククリーナーやハンディクリーナーがあると便利です。
1位: アイロボット|Roomba|Roomba Combo 10 Max+AutoWash充電ステーション|X085860
2位: アイロボット|Roomba|Roomba Combo j7+|c755860
3位: アイロボット|Roomba|Roomba Combo j5+|j557860
4位: アイロボット|Roomba|Combo 10 Max robot + AutoEmpty 充電ステーション|X055860
5位: アイロボット|Roomba|Roomba Combo j9+
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