日常使いからロングツーリングまで幅広く使えると謳われているロードバイク、CANOVER(カノーバー)UARNOS Car-015-CC。「手頃な価格で、デザインと機能性もよい」と評判です。一方、「ギアがブレーキから離れていてちょっと怖い」「スピードは十分出るが車体が重め」といった口コミもあり、購入するか迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の初心者向けロードバイクとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・工具・カー用品・自転車など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。現在は、ホビー分野のコンテンツを担当。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
CANOVER UARNOS Car-015-CCは、街乗りメインでスタイリッシュなロードバイクがほしい初心者には候補となる商品。しかし、口コミに「車体が重い」とあるように14kgと重めです。実際の試乗ではハブのなめらかさに欠け、高速域に達するのに力が必要でした。比較したなかには軽い力で走行できた商品があったのに対し、上り坂や信号のストップ&ゴーでは重さを感じるでしょう。
フレームサイズが1種類しかなく、自分の体型に合わない可能性があるのもネックです。ブレーキは効きがよい傾向があるデュアルピボットですが、変換機との位置が別々でした。「離れていてちょっと怖い」と口コミにあるように、慣れていない人は操作しにくいでしょう。シマノ製の変速器を使用している以外に、ほかのパーツが無名ブランドなのも惜しい点でした。
日常使いはある程度しやすい仕様です。変換機周辺を保護するディレーラーガードと泥除けはありませんが、比較したなかで搭載していたのは少数です。スタンドがあるため、街で店に立ち寄るときなどでも置き場所に困らないでしょう。ペダルの反射材で車から認識されやすいのもよい点です。
今後カスタムしたい人にも向いています。ハンドル・サドル・ホイールは主流規格で、ロードバイク用のパーツと交換できます。比較したなかには特殊なサイズで選択肢が限られる商品もありました。乗り心地や走行性を変えて楽しみたい人にはぴったりでしょう。ダボ穴はダウンチューブのみですが、ボトルやハンディポンプ・小物バッグなどが装着できますよ。
本格的なライドやロング走行には不向きですが、値段は35,000円ほど(※執筆時点)と比較したなかでも手頃。見た目にこだわる人にもぴったりです。とはいえ、上位商品には無理のない姿勢で走行できるものもありました。より快適な走りを求める人は、ほかの商品を検討してみてはいかがでしょうか。
実際にCANOVER UARNOS Car-015-CCと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ初心者向けロードバイクと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
CANOVER UARNOS Car-015-CCの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
CANOVER UARNOS (カノーバ ウラノス)Car-015-CCは、高速走行をサポ―トするロードタイヤを搭載したミドルクラスのロードバイク。街乗りを楽しめるよう、クッション性のあるタイヤが地面の衝撃を吸収します。
販売元のオオトモは、大阪に本社を置く自転車製造・販売メーカーです。シボレー・ランボルギーニなどのオリジナル車種も販売しています。CANOVERは、「ライダーの日常をより刺激的・快適にする」というコンセプトのもと、高いクオリティの製品を提供することを目指した会社です。
ハンドルのグリップ部分は、前傾姿勢がとりやすいカーブのついた、アナトミックシャローを採用。ポジションの変更とブレーキングがしやすいのが特長です。指1本で変速可能なシマノ製の変速機(ギア)を搭載し、向かい風や登り坂でも最適なギアを選択しやすいのが自慢です。
フロントは3段構成のコンパクトクランク、後方にはシマノ製の7スピードリアディレーラー(Tourney)を搭載。組み合わせると21段変速となり、平地だけでなく坂道でも軽快で瞬時に切り替えることが可能です。
<スペック詳細>
カラーは、レッドがアクセントになったマットブラック、さわやかな印象のホワイトの2色展開。CANOVERのロゴ入りのオリジナルスポーツサドルを装備し、乗り心地だけでなくスマートな見た目にもこだわっています。なお、商品到着後はサドルやハンドルなど、1部パーツは自分での取りつけ作業が必要です。
メーカー保証は1年(タイヤなどの消耗品を除く)。製品の欠陥が原因となる事故に対する「PL保険」に加入済みです。製品についての問い合わせにも対応し、アフターフォローも万全ですよ。
今回は、CANOVER UARNOS Car-015-CCを含む初心者向けロードバイク全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
CANOVER UARNOS Car-015-CCのデメリットは、走りの軽快さ・ブレーキ・変速機の使いやすさ・日常での使いやすさ・無理のない姿勢で乗れるかの4点。購入前にリサーチしておきましょう。
走り心地をチェックした結果、軽快さや爽快感は高いとはいえません。ママチャリよりは速く走れますが、口コミで指摘されていたとおり車体重量が14kgと重めです。加速の鈍さを感じました。
ホイールは高速走行を意識したセミディープリムで、実測3.8kgです。それほど重くないものの、高速域まで加速するには力が必要でした。上り坂や信号のストップ&ゴーでは、車体の重さを感じるでしょう。
ハブの回転もスムーズさに欠け、ゴリっとした引っかかりがあります。比較した上位商品のなかには、車体重量が10kgほどと軽いうえにハブの回転もがなめらかで、坂道でも軽い力で走れるものもありました。スムーズかつ爽快感のある走りを求める人は、車体の軽いものがおすすめです。
とはいえ、メーカーが街乗り用と謳うように、なだらかな平坦な道を走行するには問題ない範囲です。
リアは7段変速と、比較した大半の商品と同様です。しかし3段構成のフロント変速との組み合わせで、21段もの変速ができます。状況に合わせて適切なギア選択がしやすいでしょう。
ブレーキキャリパーは、効きがよい傾向があるデュアルピボットを採用しています。比較した格安の商品には、ブレーキの効きが悪くしっかり止まれないものが多数ありましたが、こちらはホイールを両サイドから強く挟める構造です。
しかし、変換機とブレーキの位置が別々なのはネック。「離れていてちょっと怖い」と口コミにあるように、慣れていない人は操作しにくいでしょう。シフトやブレーキレバーに、高グレードなものや最新の型番のパーツが使われていないのも気になる点です。
比較した同社のCAR-011 ZENOSや上位商品のなかには、有名ブランドで使われている、シマノ製のClarisデュアルコントロールレバーを搭載しているものも。安全性をさらに重視する人は、デュアルピボットかつ高グレードなもの、変速・ブレーキが一体化した商品をチェックしてみてましょう。
日常使いに便利な機能は、スタンドとペダルの反射材の2点のみです。
スタンドがあるため、メーカーが街乗りに最適と謳うように、店に立ち寄るときなどでも自転車の置き場所に困ることは少ないでしょう。ペダルの反射材により、車から認識しやすいのも利点です。
しかし、変換機周辺を保護するディレーラーガードと泥除けはありません。比較した多くの商品も同様でしたが、パーツを保護したい人や泥汚れを防ぎたい人は、はじめから付属しているものだとより日常で使いやすいですよ。
走行時の姿勢も気がかりな点があります。ハンドルには握りやすいアナトミックシャローを採用していますが、実際に試乗するとハンドルの角度やブレーキレバーの取りつけ位置にやや違和感がありました。
フレームサイズが1種類だけなのもネックです。比較したなかにはフレームサイズが5種類以上と豊富な商品もあったのに対し、自分の体型に合わない可能性があります。
とはいえ、なかにはハンドルとサドル高を調整しても比率が適正身長に合っていない商品も。こちらはリーチとサドル高の調整可能幅には違和感がありませんでした。
もし、ハンドルやブレーキレバーが握りにくいと感じたら、それぞれの取りつけ角度を調整してみるのもよいでしょう。
CANOVER UARNOS Car-015-CCは、カスタマイズしやすいのがメリット。詳細な結果を購入前の参考にしてみてください。
7割がたのパーツは、ロードバイク用の取りつけが可能です。今後のカスタム時にパーツの互換性で困りにくいでしょう。
ハンドルのクランプ系は小さめですが、主流の規格であるアヘッドステムを採用しています。ほかの形状のハンドルと交換しやすいでしょう。ハブの大きさを示すエンド規格も主流サイズ(9×100/130)で、ロードバイク用のホイールが使用可能です。乗り心地を変えて楽しみたい人にはうれしいポイントですね。
シートポスト径(サドルの高さを調節するパーツ)も27.2mmと一般的。比較したなかには特殊なサイズでサドルの選択肢が狭まるものもありましたが、好みのサドルにカスタマイズしやすいでしょう。
ダボ穴はダウンチューブのみですが、ボトルケージやハンディポンプ・小型バッグなどが装着でき便利です。気持ちのよいツーリングを楽しめるでしょう。
ブレーキ種類 | リムブレーキ(デュアルピポット) |
---|---|
ホイール・タイヤなどの合計重量 | 3.8kg(実測) |
重量 | 14.0kg(実測) |
ギア段数 | 21段(リア7段) |
デュアルコントロールレバー搭載 | |
おすすめの身長(検証値) | 170~175cm前後 |
良い
気になる
適応身長 | 160cm以上 |
---|---|
フレーム素材 | アルミ |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
35,620円
(最安)
販売価格:35,980円
ポイント:360円相当
送料別
4.41
(139件)
36,644円
(+1,024円)
販売価格:36,980円
ポイント:336円相当
送料別
36,644円
(+1,024円)
販売価格:36,980円
ポイント:336円相当
送料別
36,644円
(+1,024円)
販売価格:36,980円
ポイント:336円相当
送料別
36,980円
(+1,360円)
販売価格:36,980円
ポイント:0円相当
送料無料
4.27
(1,612件)
36,980円
(+1,360円)
販売価格:36,980円
ポイント:0円相当
送料無料
4.34
(1,409件)
39,617円
(+3,997円)
販売価格:39,980円
ポイント:363円相当
送料別
41,320円
(+5,700円)
販売価格:41,320円
ポイント:0円相当
送料無料
4.24
(289件)
41,599円
(+5,979円)
販売価格:41,980円
ポイント:381円相当
送料別
70,712円
(+35,092円)
販売価格:71,360円
ポイント:648円相当
送料無料
ここでは、CANOVER UARNOS Car-015-CCのデメリットを補う商品をご紹介します。
SUNPEEDのMARSは、本格的なロングライドを楽しみたい人におすすめな1台です。
車体重量は実測10.23kgと軽量で、長距離走行でも軽快な乗り心地でした。シフトレバーにはClaris/Sora(ST-R2000/R3000)が採用され、リア変速も8段と多めです。様々な状況に対応できるでしょう。
フレームサイズが5種類以上用意されていて、自分の体型に合わせて選びやすいのも魅力。どのパーツもロードバイク用に対応しているため、今後カスタムを楽しみたい人にもうってつけです。
ANIMATOのCRESCENDOは、5万円台と手が出しやすい価格ながら、爽快感も楽しめる商品です。
本体重量は11.4kgと軽量で、坂道も楽に走行できました。シフトレバーにはClaris/Sora(ST-R2000/R3000)を搭載し、リア変速も8段と多いため、ロングライドもしやすいでしょう。
スタンドやペダルの反射材があり、街乗りしやすいのもポイントです。サブブレーキを搭載しているので、安全性も高まります。ダボ穴はダウンチューブのみですが、それ以外のパーツはロードバイク用にカスタム可能です。
CANOVER UARNOS Car-015-CCは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど大手ECショップで購入できます。各ECサイトの値段は35,000円ほどです(※執筆時点)。
なお、オオトモの実店舗「サイクルファクトリージャパン」が大阪の住之江区にあります。お近くのエリアにお住まいの人は、在庫の有無を確認してみてくださいね。
ブレーキ種類 | リムブレーキ(デュアルピボット) |
---|---|
ホイール・タイヤなどの合計重量 | 3.4kg(実測) |
重量 | 10.2kg(実測) |
ギア段数 | 16段(リア8段) |
デュアルコントロールレバー搭載 | |
おすすめの身長(検証値) | 155~185cm前後 |
良い
気になる
適応身長 | 155~185cm |
---|---|
フレーム素材 | アルミ |
SUNPEED MARS 2024モデルを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
ブレーキ種類 | リムブレーキ(デュアルピボット) |
---|---|
ホイール・タイヤなどの合計重量 | 3.8kg(実測) |
重量 | 11.4kg(実測) |
ギア段数 | 16段(リア8段) |
デュアルコントロールレバー搭載 | |
おすすめの身長(検証値) | 165~170cm前後 |
良い
気になる
適応身長 | 165cm以上 |
---|---|
フレーム素材 | アルミ |
ANIMATO ロードバイク CRESCENDOをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。