デザイン性と操作性にこだわった初心者向けロードバイク、21テクノロジー ロードバイク 700c。「軽くて乗りやすい」と評判な一方、「適正身長だが乗りにくい」といった口コミもあり、購入するか迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の初心者向けロードバイクとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・工具・カー用品・自転車など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。現在は、ホビー分野のコンテンツを担当。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
21テクノロジー ロードバイク 700cは、街乗りメインで格安のロードバイクがほしい人には候補となる商品です。しかし、実際に走行するとハブの回転にひっかかりがあり、なめらかさに欠けました。比較した商品には約10kgと軽く爽快に走れたものもあったのに対し、実測13.8kgと重たいのもネックです。ギアは2×7段変速のため、街乗りを楽しむには十分でしょう。
「適正身長(164cm以上)だが乗りにくい」と口コミにあるように、体勢に違和感があるのも気がかりです。フレームサイズとハンドルの位置に対してサドルがあまり上がらず、パーツを交換しないと無理な姿勢になります。ブレーキは効きがよいとされるデュアルピボットを採用していますが、変換機以外のパーツは無名ブランドです。
日常使いに便利な機能は、ある程度搭載しています。変速機や周辺パーツを保護するディレーラーガードはありませんが、比較したなかでも搭載していたのは少数。こちらはスタンドがあるため倒れにくく、駐輪場所に困ることは少ないでしょう。ペダルに反射材もあり、夜間も車から認識しやすいですよ。
カスタムがしやすいのはメリットです。ハンドル・ホイールは主流サイズで、ロードバイク用パーツと交換できます。ダボ穴はダウンチューブにしかありませんが、ボトルゲージが装着可能です。ただし、サドルの高さを調節するシートポストは28.6mmとやや特殊なサイズ。比較した27.2mmのなど主流サイズの商品と並べると、選べるサドルは限られるでしょう。
値段は2万円台と比較したなかでも非常にお手頃ですが、本格的なライドや長時間の走行には不向きです。自然な前傾姿勢で走行でき、爽快感を楽しみたい人は、ほかの商品を検討してみてはいかがでしょうか。
実際に21テクノロジー ロードバイク 700cと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ初心者向けロードバイクと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
21テクノロジー ロードバイク 700cのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
21テクノロジー ロードバイク 700cは、ロードバイク初心者向けのモデルと謳われる商品。スタイリッシュなデザインと軽量さが売りで、総重量は約16.5kgです。フレームには振動を吸収しやすいスチールを使用し、長時間乗っても疲れにくいよう設計されています。
販売元の21テクノロジーは、福岡に本社を置く自転車製造メーカー。企画から製造まで自社で行い、安価な商品が豊富です。インターネット通販をメインに展開しています。
ハンドルは、前方部分が直線になっているアナトミックタイプのドロップハンドルを採用しています。しっかりとした握り心地が特徴です。初心者でも安全に使えるよう、ドロップハンドルの前方だけでなく水平部分にも補助ブレーキを搭載。通勤・通学など街乗り用としてもおすすめしています。
ギアはシマノ製で、リア7段×フロント2段の計14段です。ハンドルの中央にシフトレバーを設置し、シフトチェンジの際に手を離さず操作できるよう設計されています。
タイヤは外径700mm・幅20mm。シティサイクルより細く、爽快な走りができるとアピールしています。前輪は取り外しが可能で車に積みやすく、旅先でもサイクリングが楽しるでしょう。サドルはクッション性が高い大きめサイズで、工具を使わず高さ調整が可能です。ペダルは力を入れやすようギザギザの加工が施されています。
安全性にもこだわり、ギアには洋服の巻き込みを防ぐガードつきクランクを使用。各所に反射板を備えていて、夜間でも走行しやすい仕様です。フレームにはボトルゲージを取りつけるホルダーも装備し、サイクリング中の水分補給もスマートですよ。なお、概要は以下のとおりです。
<スペック詳細>
商品は90%完成の状態で届きます。到着後、ハンドル・サドル・ペダル・前輪はクイックレリーズ式で工具なしで取りつけできますよ。
メーカー保証は1年。カスタマーサポートでは電話対応も可能です。「PL保険」加入済みなので、製品の欠陥が原因の事故に対して保証されます。
今回は、21テクノロジーのロードバイク 700cを含む初心者向けロードバイク全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
21テクノロジー ロードバイク 700cのデメリットは、走りの軽快さ・ブレーキ・変速機の使いやすさ・日常での使いやすさ・無理のない姿勢で乗れるかの4点。購入前にしっかりリサーチしておきましょう。
実際に試乗して走りの軽快さをチェックしたところ、加速の鈍さを感じました。ママチャリよりは速く走れますが、爽快感や加速感はさほど味わえません。ハブの回転もゴリっとひっかかる感覚があり、なめらかさに欠けています。
ホイール単体は3.8kgとそれほど重たくありませんが、全体重量は実測13.8kgと重めです。比較したなかには実測10.2kgと非常に軽量で、スムーズに加速できる商品もありました。軽さを売りにした商品ですが、とくに上り坂を走行する際は重さを感じそうです。
ロードバイクは基本的に軽量であるほどスピードを出しやすく、軽快な走りを楽しめます。信号のストップ&ゴーにも影響するため、街乗りでの疲労を軽減を軽減したい人はもっと車体が軽い商品も検討してみましょう。
変速機はシマノのTourneyを搭載していますが、ブレーキレバーと変速レバーは位置が別々です。慣れていない人は操作しにくいでしょう。ブレーキキャリパーは効きがよい傾向がある、ホイールを両サイドから強く挟める構造のデュアルピボットを採用しています。
ロードバイクはスピードが出るため、ブレーキ性能の高さが重要です。比較したなかには、ブレーキレバーに有名ブランドのエントリーモデルに使われている、シマノのClaris(ST-R2000)などのパーツを搭載した商品も。対してこちらは、シフトやブレーキレバーに、最新の型番や高グレードな大手メーカーのパーツは使われていません。
なお、リアは7段変速です。特別多くはありませんが、街乗りでスピード調整するには十分でしょう。
日常使いに便利な機能は、スタンドとペダルの反射材の2点だけでした。
スタンドがあるため、街で店に立ち寄るときなどでも置き場所に困りません。比較した商品にはスタンドないものもありましたが、メーカーが謳うように通勤や通学といった街乗りにも使いやすいでしょう。ペダルの反射材は車からの視認性がアップしますよ。
しかし、変速機や周辺パーツを保護するディレーラーガードと泥除けは非搭載です。比較した多くの商品が同様でしたが、パーツを保護したい人や泥汚れを防ぎたい人は、はじめから付属しているものだとさらに便利でしょう。
自然な姿勢で走行しづらいのは気がかり。実際に走行すると、ハンドルやサドルの位置に違和感がありました。
仕様を確認すると、フレームのサイズやハンドルのセッティングは身長180cm前後の人向き。一方、サドルの高さは最大でも92cmと身長160cm前後の人向きでした。「適正身長だが乗りにくい」と口コミにあるように、パーツを交換しないと、快適な乗車姿勢をつくれないでしょう。
直線のアナトミックハンドルは握りやすい形状ですが、ブレーキ・シフトレバーが別々にあり、初心者には操作しづらいのもネックです。
比較したほとんどの商品は、フレームサイズは1種類ですが、なかには6種類と身長に合わせて選べる商品もありました。こちらはサブブレーキがあり、上体を起こしていてもブレーキが使えるのはよい点ですが、安全に乗るためには無理のないポジションで乗れるものがおすすめです。
適切なサイズ感で乗るにはシートポストの交換が必要ですが、シートポスト径が28.6mmとやや特殊な形状で入手性もよいとはいえません。
21テクノロジー ロードバイク 700cのメリットは、カスタムがしやすい点。購入を検討している人は参考にしてみてください。
カスタムがしやすいのはメリットです。7割がたはロードバイク用のパーツが取りつけ可能でした。
ハンドルを固定するパーツ(ステム)のクランプ径は25.4mmと小さめですが、主流の規格であるアヘッドステムを採用しています。さまざまな形状のハンドルと簡単に交換できるでしょう。
エンド規格(ハブの大きさ)も主流サイズ(9×100/130)で、ロードバイク用ホイールが使用できます。軽量なものと交換することで軽い走り心地にできる可能性も。ダボ穴はダウンチューブにしかありませんが、ボトルケージが装着できますよ。
しかし、シートポスト径(サドルの高さを調節するパーツ)は28.6mmと、やや特殊な規格です。比較した27.2mmのなど主流サイズのものと並べると、選べるサドルは限られます。
ブレーキ種類 | リムブレーキ(デュアルピボット) |
---|---|
ホイール・タイヤなどの合計重量 | 3.8kg(実測) |
重量 | 13.8kg(実測) |
ギア段数 | 14段(リア7段) |
デュアルコントロールレバー搭載 | |
おすすめの身長(検証値) | なし(フレームサイズとサドル高が合わない) |
良い
気になる
適応身長 | 164cm以上 |
---|---|
フレーム素材 | スチール |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは、21テクノロジー ロードバイク 700cのデメリットを補う商品をご紹介します。
SUNPEEDのMARSは車体重量は10.23kgと軽量で、軽快な走りを楽しめました。
シフトレバーにはClaris/Sora(ST-R2000/R3000)が使われており、ギアも8段変速と多いためスピードを調整しやすいでしょう。フレームサイズが5種類以上用意されていて、自分の体型に合わせて選びやすいのも魅力です。
パーツはすべてロードバイク用のものと交換可能。カスタムを楽しみたい人にもぴったりの1台です。
ANIMATOのCRESCENDOは、スピーディな爽快感を楽しみながら、街乗りもしやすい商品です。
本体重量は11.4kgとそれほど重くはなく、ロングライドでも快適に走行できるでしょう。シフトレバーにはClaris/Sora(ST-R2000/R3000)が採用され、リア変速も8段と多めでした。
スタンドやペダルには反射材を装備しています。サブブレーキがあるので、制御性も良好です。ダボ穴はダウンチューブのみですが、それ以外のパーツはロードバイク用にカスタムできます。執筆時点で5万円台と手に取りやすい価格もうれしいポイントです。
21テクノロジー ロードバイク 700cは、公式オンラインストアで税込23,800円(執筆時点)で販売されています。一部地域を除いて送料は無料です。
そのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど大手ECショップでも購入できますよ。貯めているポイントを活用したい人は、チェックしてみてくださいね。
ブレーキ種類 | リムブレーキ(デュアルピボット) |
---|---|
ホイール・タイヤなどの合計重量 | 3.4kg(実測) |
重量 | 10.2kg(実測) |
ギア段数 | 16段(リア8段) |
デュアルコントロールレバー搭載 | |
おすすめの身長(検証値) | 155~185cm前後 |
良い
気になる
適応身長 | 155~185cm |
---|---|
フレーム素材 | アルミ |
SUNPEED MARS 2024モデルを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
ブレーキ種類 | リムブレーキ(デュアルピボット) |
---|---|
ホイール・タイヤなどの合計重量 | 3.8kg(実測) |
重量 | 11.4kg(実測) |
ギア段数 | 16段(リア8段) |
デュアルコントロールレバー搭載 | |
おすすめの身長(検証値) | 165~170cm前後 |
良い
気になる
適応身長 | 165cm以上 |
---|---|
フレーム素材 | アルミ |
ANIMATO ロードバイク CRESCENDOをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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