太平洋戦争中に実在した1隻の駆逐艦「雪風」は小型で機動性が高く、戦闘、艦隊護衛、兵員や物資の輸送、上陸支援、沈没艦船の乗員救助など“海軍一の働きもの”“海のなんでも屋”として活躍した。ほぼ無傷で終戦を迎えたのち、戦後は復員船として航海を繰り返して外地に取り残された約1万3000名を日本に送り返した。本作はこれらの史実をもとにづいたフィクションとして制作され、竹野内は「雪風」の艦長・寺澤一利を演じる。
玉木は「雪風」で下士官・兵を束ねる先任伍長・早瀬幸平役、奥平はミッドウェイ海戦で海に落ちるも「雪風」に救出されたのちに「雪風」に乗る水雷員・井上壮太役、當真は幸平の妹・サチ役、田中は一利の妻で幼い娘を育てる志津、中井は大日本帝国海軍の第二艦隊司令長官・伊藤整一役で参加。なお中井は映画「連合艦隊」で、戦艦「大和」を見送るパイロット役で俳優デビューを果たしており、今作では「大和」と運命を共にした実在の人物・伊藤を演じることとなった。
そのほか軍令部作戦課長・古庄俊之に
玉木は「映画『雪風』の脚本を読んだ際、『生きる』、『後世へ繋ぐ』という強いメッセージが込められていると感じました」「如何なる時も人を思い遣り、世界が、日本が、優しい気持ちで包まれ、平和な未来が創られますように」とつづる。奥平らのコメントは下部に記した。
山田敏久が監督を務め、
玉木宏 コメント
映画「雪風」の脚本を読んだ際、「生きる」、「後世へ繋ぐ」という強いメッセージが込められていると感じました。
私が演じた早瀬、そして、戦時下の日本を懸命に生きた人たちを通して、この映画に込められたメッセージを届けられるよう撮影に臨みました。
日本は今年で終戦から80年という年月が経ちますが、世界のさまざまな国や地域では、いまなお紛争が起きており、決して遠い昔の話でも、他人事でも無いと思っています。
如何なる時も人を思い遣り、世界が、日本が、優しい気持ちで包まれ、平和な未来が創られますように。
奥平大兼 コメント
今回初めて戦争のことを描いた映画に参加させていただき、多くの学びがありました。
「雪風」のことはもちろん、当時に何が起きていたのかなど、知らなかった事を知るきっかけになりました。
そして僕が学んだ出来事を役を通して、この映画を見てくださる方々に伝えたい思いも強くあります。
僕が演じた井上は、この映画をぜひ見ていただきたい若い方々と目線が近いと思っています。
より多くの人たちに、この作品が届く事を願います。
當真あみ コメント
この作品に参加させていただけたことで、「雪風」という駆逐艦について知る機会が出来ました。
駆逐艦の使命を全うしながらも一生懸命に生き抜こうとする力強い姿に心打たれました。
私が演じさせてもらったサチは、そんな駆逐艦に兄が乗船しており、そんな兄を思いながらも、自身も国の為にと働きます。
この作品を見ていただく方に、改めて戦争とは何だったのかを知ってもらえる作品だと思います。
特に、私と同じ世代の方は、戦争についてあまり知らないという人もいると思います。
この作品をきっかけに知っていただけるといいなと思います。
田中麗奈 コメント
まずはこの映画に参加させて頂き、命の重さ、大切さを改めて感じることができましたことに感謝です。
望む望まざるに関わらず時代に翻弄されながらも前を向き、必死に生き抜いてきた人々への尊敬の念を抱かずにはいられません。
かつてこの国に戦争があったこと、そして今も世界のどこかで尚も起こっているできごとから目を背けず、それを知ることの意義はとても大切だと感じています。
たくさんの方々に映画を観て頂きながら改めて平和への想いを感じてくださる時間を過ごして頂ければ幸いです。
中井貴一 コメント
「雪風」が持っていた幸運は、艦長や乗員たちと共に「雪風」自身が呼び寄せたものではないでしょうか。
「戦いに行く」ということより、「人を救う」ことを考える艦は、やはり生き残るのです。
人間もまた同じ。
未だに、戦火が止むことのない時代。
「雪風」は、我々に色々なことを教えてくれているような気がします。
norikichishio @norikichishio
玉木宏、奥平大兼、當真あみ、田中麗奈、中井貴一ら映画「雪風 YUKIKAZE」に出演(コメントあり) https://t.co/TtVXybs3cq ●PR→https://t.co/GZAUlJaiqf #ファッション #メンズファッション
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