2024年になりましたね。こんにちは。
今回は2023年に触れたカルチャーについて、
いくつかのジャンルに分けて記録していきます。
【映画】
1:ペタル ダンス
2:スパイダーマン:スパイダーバース
3:別れる決心★
4:エドワード・ヤンの恋愛時代
5:バービー★
6:aftersun★
8:ユーリー・ノリシュテイン作品集
9:メガゾーン23
10:バビロン★
11:怪物★
12:スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース★
14:TAR★
15:汚れた血
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2023年は、自分の物語の理解度の低さに気づいた1年だったけど、
それとは別に、分からないのなかに身を委ねて心地良いと感じる映画がなんとなく多いような。
(「別れる決心」「aftersun」「ユーリー・ノリシュテイン作品集」 内の“話の話” etc.)
ある1点から何かが分かることはなかなか無くて、
他の視点、多くの視点が加わることで、ようやく何か浮かび上がってくるような。
アトロクでもプッシュされていた「スパイダーマン」シリーズ。今年ようやく観て、その最高さと表現力のぶっちぎりの高さに気づいた。
「バービー」や「バビロン」「007 カジノ・ロワイヤル」など、エンターテインメントとしてやり切る強さを感じた映画も。
「機動警察パトレイバー2 The Movie」「メガゾーン23」はそれぞれで異なる戦争の描き方をしていて、色々と考えるきっかけにもなった。
(他にも「ゴジラー1.0」や「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」などもそうだったよなぁ)
そう、大好きな特撮作品も「シン・仮面ライダー」や「ゴジラー1.0」など公開されてたけど、気になってしまう点もちらほらあり。
1位の「ペタル ダンス」は石川寛監督の作品。出演は宮崎あおい、忽那汐里、安藤サクラ、吹石一恵(石川監督の他作品も色々観れた1年)
ただ自殺未遂した友人に会いにいくんだけど、
意味があるかはわからない。それでも相手を強く思った先に行動し、些細だが美しい結果が生まれる。
それをここまでささやかなグレートーンの変化の中で、詩的に美しく描ききったことに感動する。
【展示】
・アンディー・ウォーホル・キョート @京都市京セラ美術館(「花」(モノクロ)(手彩色)が好き)
・佐伯祐三 自画像としての風景 @東京ステーションギャラリー(佐伯祐三とマティスの芸術家の人生とスピードを比較して考えてみる)
・マティス展 HENRI MATISSE:The Path to Color @東京都美術館(南仏・ヴァンスのロザリオ礼拝堂)
・服部一成展 @OUR FAVORITE SHOP
・クリスチャンディオール、夢のクチュリエ @東京都現代美術館
・岡崎智弘 STUDY @クリエイションギャラリーG8(圧倒的作品量・展開量、日々の制作の積み重ねの賜物)
・上田義彦 いつでも夢を @アートギャラリー gallery ON THE HILL
・THE ENDING'23 @クリエイションギャラリーG8
・モールの想像力-ショッピングモールはユートピアだ @高島屋史料館TOKYO(「メガゾーン23」を知ったきっかけ)
・ソール・ライターの原点 ニューヨークの色 @ヒカリエホール
・ステファン・サグマイスター「Now is Better」 @ggg
・吉田ユニ「PLAYING CARDS」@ラフォーレミュージアム原宿(トランプがネットで発売中)
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服部一成や吉田ユニなど、自身の作家性や表現技法を更新・展開して、新しいビジュアルを生み出し続ける強さに感動したし、
圧倒的な作品量やトライアンドエラーをぶつけてくる展示もとてもパワフルだった(「大竹伸朗展」「横尾忠則 銀座番外地」「岡崎智弘 STUDY」)
展示空間は「クリスチャンディオール、夢のクチュリエ」(美術館の形が想像できない)と
「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」(最後の写真を投影で観る空間)が良かった。
あとは、ステファン・サグマイスター「Now is Better」における
厳しい世の中でも広い視野で物事を捉え、今を肯定的に捉える「デザイン」だからこそ提示すべきメッセージが提示されていた気がして、とても勇気が出た。
最後に銀座のデザインギャラリーG8の閉館がただただ悲しい。(購入したポスター、大事にします)
【本・マンガ】
・『アイデア』No.400 特集:グラフィックデザインの記憶と記録:創造的資源としてのデザインアーカイヴ
・赤染晶子『じゃむパンの日』(宮沢章夫のような雰囲気も感じたり)
・大白小蟹『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』(2色(黒・朱)の意味がこんなにあるマンガがあるんだなぁ)
・若林恵『さよなら未来ーーエディターズ・クロニクル2010-2017』
・佐藤満春『スターにはなれませんでしたが』
・Vincent Ferrané『INNER』
・Ren Hang『REN HANG』
・『アイデア』No.379 特集:ブックデザイナー鈴木一誌の仕事
・藤津亮太『アニメと戦争』(さまざまなアニメ作品を観たいと思うきっかけに)
・潮紗理菜と佐藤満春のブログでのやりとり、互いの尊敬(https://ameblo.jp/satomitsuharu/entry-12834436932.html)
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例年に比べたら、本を読んだ年だった。(それでも27冊)
今年は「クリスチャンディオール、夢のクチュリエ」の当日券に並びながら、1日で一気に読みきった
伊藤明彦『未来からの遺言:ある被爆者体験の伝記』がとにかく凄まじかった。
なかなか現物は手に入れにくいから、図書館とか探してみてください。
吉野啓二さん(仮名)が語った被爆者としての半生は、きわめて具体的で未曽有の衝撃力を備えていた。だが感動的なその証言の中に大きな謎が含まれていたことが判明する。果たして吉野さんは幻を語ったのか。被爆者の声を生涯記録し続けた著者が、吉野さんの軌跡に寄り添い、被爆者とは何かを根底から問い直した衝撃の一冊。待望の復刊。(解説=今野日出晴)
『アイデア』も400号の歴史、アーカイブについての特集内容も含めてとても楽しんだ1冊。
今、毎号楽しみにできる雑誌があることの嬉しさ。
【音楽】
・おとぎ話『US』(「FALLING」「DEAR」)
・高畑充希「宝飾時計」(舞台のために椎名林檎が書き下ろした曲)
・NewJeans「OMG/Ditto」
・NightOwl LIVE Blu-ray「melt blu」
・オレスカバンド「自転車」(ライブ「あの子の自転車」のOPでかかってた)
・RHYMESTER 「Open the Window」
・NightOwl「グッドバイバイ」「七日間戦争」
・Midnight Grand Orchestra「Moonlightspeed」「夜を待つよ」
・LE SSERAFIM「Eve, Psyche & The Bluebeard's wife」
・NewJeans Lollapalooza ライブパフォーマンス(これはコロナがようやく終わったんだと、痛烈に感じたライブ映像。最強)
・New Jeans 『Get Up』(バッグの使い道はないけど、かわいい)
・TOMOO「TWO MOON」(特に「夜明けの君へ」は2023年一番聴いた曲)
・YMOアルバム(特に「公的抑圧」「増殖」「BGM」「NO NUCKS 2012」あたりが好き)
・宇多田ヒカル「BADモード」
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【ラジオ】
・20周年記念「JUNK大集合スペシャル」
・オールナイトニッポン55周年スペシャル
・「松田好花ANNX」→「松田好花ANN0」(おめでとう!!)
・「CITY CHILL CLUB」コンバットREC 選曲(「CMソング~夢と希望の記憶~第一夜、第二夜」)
・「あのANN0」(ゲスト:山里亮太回)(山ちゃんコテンパ)
・「リリーフランキー スナックラジオ」(ゲスト:杉作J太郎)
(杉作さんが倒れた後に、収録していた内容(ゆるいトーク)が2週に渡って放送されて、その差にすごくゾッとしながら聴いてた)
・「アフター6ジャンクション2」スタート(時間が足りません。週15Hからの6Hは短すぎる)
・「オードリーANN」岡田マネージャー(「伸び代人」)
【テレビ】
・「ETV特集 消えた故郷へ帰るとき~高知・椿山50年の記録~」
・「タモリ倶楽部」最終回
・「キョコロヒー」 ロッチ中岡の願望を叶える。「若者のすべて」の合唱(毎年の夏の終わりに思い出しそう)
・「あいの里」
・「LIGHTHOUSE」
・「春日ロケーション」(並行世界のゆるLIGHTHOUSE。仕事でしんどい時期、本当に救われた)
・「あちこちオードリー」元一発屋芸人の皆さん(HG、小島よしお、ジョイマン)
・「あちこちオードリー」食リポの達人たち(石塚英彦、彦摩呂、飯尾和樹(ずん))
・「映像の世紀 バタフライエフェクト 関東大震災から太平洋戦争の18年」
(町内会の協力によって家事を防いだことが美談となり、国という枠組みに組み込まれ、空襲時の対応につながっていく、流れの苦しさ)
・「バカリヅカ」(特に「牽引車でドライブロケ!」「行きか?帰りか?クイズ」には感動)
・「プロフェッショナル仕事の流儀 ジブリと宮崎駿の2399日」(こんなに作品における解釈を固定してくるのも面白い)
・「第74回NHK紅白歌合戦」(NewJeans、YOASOBI)
【ドラマ】
・ブラッシュアップライフ(複雑なのに頭が混乱せず楽しめるのがすごい)
・とりあえずカンパイしませんか?(白石聖と朝倉あきなんて勝ちじゃん。聖さんこういうのもっと出演してほしい)
・仮面ライダー龍騎(13人の仮面ライダーの戦い。これを小学生で観てたのすごいなぁ)
・だが、情熱はある
・あなたがしてくれなくても
・日常の絶景(シーズン2をお願いします!)
・こっち向いてよ向井くん(カラオケでの対話はベストシーン。前半を抜けた先の自己問答、対話、対話、対話)
・らんまん(石版印刷の詳しい説明)
・泥濘の食卓(現役アイドルを主役に据えたからこその清潔感を持ったまま、最終回まで走り切った。面白かった)
【ご飯】
・小川町 金龍 鰹昆布水つけ麺(見た目が本当に美しい)
・下北沢 一龍 冷やし中華
・新橋:はるちゃんラーメンのカップ麺
・中目黒 ラーメンむら田 醤油ワンタン麺
・ひろし(ご飯にかけるふりかけ 広島菜)
・桜上水 船越 ワンタン麺 塩
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SUSURU TVや掟ポルシェのTwitterを観ていると、ついついラーメン欲が高まってしまう。
お出かけで行く場所のラーメン屋さんを調べ出した1年。
【ライブ】
・作:根本宗子 主演:高畑充希「宝飾時計」
・「あの子の自転車vol.10」(最後の長尺コントがすごかった)
・ダウ90000「また点滅に戻るだけ」 @本多劇場
・アトロク映画祭2023 in 新宿バルト9(宇多丸さんの解説、楽しそうなパートナー陣、最高の視聴環境)
・NightOwl 4th anniversary「OWL AROUND TOUR」@shibuya eggman
・渡邉美穂ファンクラブ「ワタナベ秘密倶楽部」 第一部、第二部(オテンキのりさんのMCも良かった)
・QOOLONG祭 vol.01(我儘ラキア、NightOwl、Zanka、JINKS)
・NightOwl「全梟会」 @Club Asia (雨夜憧さんのMC。あなたはずっとNightOwlにいてね!)
・ダウ90000「20000」@スズナリ(初実物!)
・松本タイポグラフィセミナー 第10回「〈Fontasy〉から〈えほんご〉へ」講師:羽良多平吉(聞き手:室賀清徳)
(全部がわかるなんて思ってないし、それすらも楽しみつつ、線を引くのは結界。置いてみる などなど金言)
・おとぎ話「IT'S ONLY ROCKN ROLL」(素晴らしかった。また今年も!)
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2023年は昨年からハマっていたダウ90000の快進撃をとにかく楽しんだ。
自分と同じ世代の文化がネタの中に組み込まれていることの嬉しさと、男子のワチャワチャ感への憧れ。
あとは2023年も1年通して日向坂46の活躍には本当救われたなぁ
(特に今年は松田好花の大活躍と、髙橋未来虹の世の中に見つかった感!)
今年は飛躍の年に!
書いてて疲れたw。今年もたくさんのものに触れていけますように!