富山までの部分開業ですすんでいたのを強引に金沢までの部分開業としたので、逆戻りは考えにくいでしょう。富山~金沢の半分以上は高速新線という形で工事がすすんでおり、新幹線金沢駅はもう出来てます。延伸区間では富山駅の工事が一番遅れているぐらいですから、富山まで開業できる状態になれば、富山~金沢はもうできているでしょう。ただ、純粋に今回新規着工なる金沢~松任車両基地が心配です。車両基地は松任工場を転用と聞いた覚えがあったのですが、新聞報道等によれば、新規に土地を買収して新規に作るようで、意外とネックになるかもしれません。最悪、JR西日本が自社車両の管理をJR東日本に委託するような形で開業してしまうかも。
確か、豊野~直江津をJR東日本から切り離す計画で、鉄道で残す場合はしなの鉄道での引き受けが最有力候補です。これに関して、1~2年くらい前にしなの鉄道が、最低でも篠ノ井~豊野も移管されないと引き受けられないという意向を明かにしたことがあります。
JR西日本は北陸本線直江津~金沢の経営分離は決まってますが(これは新幹線着工の前提条件)、鉄道で残すのかバスに転換するのかも含めて一切決まってません。JR西日本として、非公式に北陸本線に付随する支線の維持は保証できないので、北陸本線と合わせて引き取って欲しいという意向があることは伝えられていますが、公式に発表した事はまだないはずです。
のと鉄道を全線廃止せずに一部区間を残したのは、石川県内の在来線転換を引き受けるか、県として鉄道経営のノウハウを維持するためという観測が報じられた事もありますが、これも公式には何も明かになっていません。
北陸本線に関しては、この夏に富山県と石川県で、それぞれ対策協議会が発足したところですから、具体的な話が公式に明らかになるのはこれからでしょう。
お礼
並行在来線についてはJRから経営分離するという大枠だけで具体的には何も決まっていない、と言ったところのようですね。 教えていただいたURLに建設の進捗状況が細かに出ていてとても興味深かったです。 ありがとうございました。