まず一つ補足ですが、
PacketWriteならPacketMan(winCDRに付属)もDirectCDもどちらも、フォーマットせずにCD-RWで書き換え/上書きが可能です。(できない場合はメーカーに確認をしてください)
さて本題です。
もし、パケットライトソフトを利用されていない場合でWindowsXPのエクスプローラ(マイコンピュータ)から書き込みをしている場合、WindowsXPに搭載されているライティング機能(エクスプローラやマイコンピュータに標準搭載)はRoxio Easy CD createrに搭載されているライティング機能の最小機能搭載版です。
この機能は、プレマスタリングソフトであり、書き換えはできません。CD書き込みソフトには2種類あり、書き込みフォーマットは主に3種類あります。
一般のCD-ROM(セルCD)と同じ形式で記録し一度書き込むと、追加書き込みも書き換えもできない物(Disc At Once)主に音楽CDの作成や配布用ディスクの作成、CD-ROMを作成する前の原盤ディスク(RTM)の作成に向きます。
次に、CD-Rで始めてサポートしたもので、書き換えはできないが後から追加して書き込みが可能な追記型のモードであるTrack At OnceとSession At Once。
これは、WindowsXPに統合されたCD書き込みウィザードに搭載されているのが「Track At Once」のCD-ROM XA-mode2となる。この書き込みは主に、追記書き込みを行いパソコンのみでの読み出しが中心の場合に使います。(一部古いPCなどでは読み出せない場合があります)
ここまでは、マスタリングソフトという専用ソフトやWindowsXPに統合された簡易書き込み機能がサポートしています。この書き込みを行った場合は、例えCD-RWでもCD書き込み規格のOrangeBookガイドラインに沿った書き込みになり、ファイル単位での消去、書き換えはできません。できても追記までで、書き換えを行うには一度全てのファイルを消去してからとなります。
これらの書き込みで共通して言えるのは、書き込み後のデータは全て閲覧専用のROM認識となります。
そして最後が、書き換えをサポートし書き換えが自由自在に可能なPacketWriteがあります。
CD-RWディスクならフロッピーディスクやハードディスク、MOディスクのように扱えます。
この書き込みは特殊なもので、UDF(Universal Disk Format)というフォーマットが必要です。また、書き込みには必ずパケットライト書き込みソフトが必要になります。
さらに、特殊フォーマット故、別のPCで閲覧する場合は、書き込んだのと同じライティングソフトか、UDFReaderを必要とします。(CD-RWの場合)
この書き込みをサポートするのは、Roxio社のDirectCD(プレマスタCD書き込みソフトのEasyCDCreaterに付属)、BHA社のB'sClip(B'sRecorderに付属)、Aplix社のPacketMan(winCDRに付属)、プロジーグループのInCD(NERO BURNNING ROMに付属)などがあります。
そのため、PacketWriteを使っていなければ、いくらCD-RWを用いていようが、ディスク自体はCD-ROM扱いで認識され読みとり専用となります。
Q/例えばワードで文書を作成している場合、上書き保存で書き込み出来ますか?
A/PacketWrite書き込みソフトを入れて、PacketWrite(UDF)でフォーマットしたCD-RWディスクを用いていれば、上書き保存は可能です。ただし、PacketWriteソフトウェアを導入されていなければ、無理です。(ちなみに、PacketWriteソフトを入れていても、アプリケーションソフトウェアの制限によってCDに直接書き込みができない場あがあります)