・不意なシステムクラッシュに備えてバックアップ
・リストアは迅速に行いたい
特に「迅速に」という条件がつくと「インストールが必要なOSで動作するデバイスは不向き」ということになります。
起動デバイスとして指定できるデバイスをバックアップデバイスにしておけば「BIOSで起動デバイスを切り替えて再起動」という手順でリストアが可能です。
(リストアプログラムをバックアップメディアに仕込んでおく必要はありますが)
一般的なデスクトップパソコンでは内臓CD-RWドライブが一番の候補でしょう。
ハードディスクの別パーティションという手もありますが、ハードディスクドライブごとの障害が発生した場合バックアップデータ後と失われることになります。
内蔵ハードディスクを増設して新しいハードディスクにバックアップと言う手もありますが、落雷などコンピュータ全体に障害が及んだ場合バックアップデータが失われます。
元々、ハードディスクドライブはメディアとドライブが一体化しており、ドライブ内部に複雑な制御機構をもつため故障率が高くバックアップデータ保存用には向きません(リストア時にドライブが壊れる確率が<低くない>)。
これはリムーバブルハードディスクドライブでも同じです。
バックアップメディアの理想は
・メディアとドライブが分離している
・充分な容量を持つ
・メディアをコンピュータ本体から取り出して保存可能
・FDまたはCD-ROM内のソフトウェアから読み出しが可能(=ハードディスクにOSをインストールしなくても良い)
これらの条件を満たすバックアップメディアの最高峰はテープ(SCSI接続)でしょう。
内臓DVD-RW,+RW,RAM(IDE内臓)が次点、容量の面で我慢できるならCD-RW(IDE内臓)。
メディアの再利用が不要ならDVD-R,+R,CD-R。
それ以外のメディアは何らかの不便を我慢して使う必要があります。
バックアップソフトウェアですが、Symantec Ghostがデファクトスタンダードです。
Ghostでは「ネットワーク上に存在する別のコンピュータのハードディスクにバックアップ、ネットワークを介してリストア」などと言うことも可能です。
お礼
私のような素人に長々とつきあっていただき、ありがとうございました。 大変参考になりました。 SCSIは値段が高そうなので、内臓IDE CD-R/RWドライブを取り付けてみようと 思います。