スキャナーと複合型プリンターのスキャナーの実力について

プリンタの修理屋です。 まず、質問の主題である複合機と単独スキャナの能力差ですけど、基本的には無いと考えてよいです。 この機種で採用されているスキャナユニットはＣＣＤタイプです（フィルムスキャンもできたはずです）。 最高解像度は4800dpi。現在でも十分な性能のはずです。 ただ、どのスキャナでも性能の評価として出てくるのは解像度程度で、画質に関しては読んで見なければ分かりません。 個人的な経験ですけど、紙焼きしたものをスキャンする場合、発色は薄めになることが多いように思います。 もし、ネガが残っているようでしたら、ネガから読み取ったほうがよい結果が出ると思います。 紙（印画紙）の表面の乱反射が影響しているように思われます。 なお、4800dpiという解像度ですが、実際には使うことはほとんど無い、飾りの性能と考えても良いくらいですね。 4800dpiで読み取ると、名詞程度のサイズのデーターでもＰＣがフリーズしかねないほど大きなデーターになります。 キヤノンのドライバのデフォルトの値としては、フィルムスキャンでも1200dpi程度ですし、それで使えるデーターは作れます。 （デジカメの1600×1200程度のデーターになります） また、複合機のインクタンクは小さいという事もないと考えてよいです。 基本的にプリンタをベースとして複合機化したもの、最初に複合機を開発して余計な部分をとって単機能プリンタを作るのですが（最近は後者が多いとか）、同じ時期に出た単機能プリンタと複合機は同じインクが使われていることが多いです。（少なくともキヤノンの場合はそうです。） ただ、昨年発売の機種からインクのタイプが変わり、小さいものに変わったのは事実です。（MP630以降） でもMP630と同時に発売されたiP4600は同じインクタンクですので、複合機だからインクタンクが小さいということは無いです。 価格的には別々に買うよりも複合機のほうが安い可能性が高いですけど、個別に買うとプリンタをＡ３にするとか、プロ向けのハイグレードなものにするなどの選択ができます。

スキャナの読取センサーは、「ＣＣＤ方式」と「ＣＩＳ方式」の２種類 多分構造上複合機は　「ＣＩＳ方式」 http://enisuru.jp/askFAQ_CCD_CIS_chigai_01.htm 私が使用しているのはエプソンの古い複合機ですが 自動ではなくプロフィショナルモードで解像度などを設定して取り込みフォトショップで多少補正し結構満足しています。 単独スキャナー、単独プリンター 高級機は確かに能力は高いでしょうがその能力を引き出すには色々な設定が必要です。 また設定をプリント前に確認するにはそれなりのモニターも必要でしょう。 高いものを買っても複合機より良い結果が出るかは利用する人の力量も必要です。 ポルシェの能力を引き出す運転が出来なくても運転する喜び、所有する満足感があるでしょうけど スキャナ、プリンタは結果が求められます。 この世界は突き詰めていくと難しく説明も大変です。 店員さんの気持ち、ちょっと創造できます。 http://www.epson.jp/products/colorio/scanner/gtx970/technology.htm http://cweb.canon.jp/canoscan/bible/bible02.html http://cweb.canon.jp/camera/cms/c2_1.html http://www.mitsubishielectric.co.jp/visual/cmf/ http://www.eizo.co.jp/products/ce/index.html 趣味とは時間とお金を使って無駄と思わず満ち足りるものと思えば良いかもしれませんが プリンタに関してはカメラ店、写真店の１千万円を越えるプロ用のプリンターとは差があっても仕方が無いでしょう。プリントはプロに任せるた方が良いようです。 先日、たまにはと思い自分で夜景をＡ４サイズでプリントして何枚もやり直して時間と紙、インクを無駄にしてしまいました。 （ノズルの運動にはなったでしょう。） 我が低価格複合機では夜景は無理とあきらめ 翌日カメラ店でプリントしてもらい１回目でそれなりのプリントが出来上がりちょっと残念でした。

写真を取り込んでもあまりきれいではないということですが、一般的にスキャナードライバーは、あとでの補整を考慮して、情報を多めに取り込むので、画質としては暗めになります。 これがいやでしたら、（ドライバに機能があれば）取り込み時に画質補整をするか、取り込んだ後にレタッチソフトで補整します。ほとんどの場合、ワンタッチで自動補正できます。 一般的には、プリンタもスキャナも、複合機より専用機のほうが性能は上です。ただし、複合機が実用にならないというわけではなく、家庭内使用においては十分な性能を持ちます。 取り込み密度は、ほとんどの場合、300～600dpiあれば十分で、それ以上あっても家庭用のプリンタでは専用紙を使わないと表現できません。専用紙を使っても、ぱっと見では違いは分かりません。 複合機の問題はプリンタのインクカートリッジで、複合機はスペースの関係でどうしても小さくなります。小さいとすぐインクがなくなり、頻繁に交換しなければいけません。 インクカートリッジは小さくても大きくても値段が大差ないので、複合機は専用機に比べてランニングコストが高くなります。