MACでの出力について

イラストレーターからの出力には、Adobeが開発したページ記述言語のPostscript(ポストスクリプト-以下PS-)という技術を使って出力することが前提となっています。これに対しMacからインクジェットでの出力にはQuickdraw(クイックドロウ-以下QD-)という技術が使われています。モニタ上で見えるeps画像は軽いプレビューデータでPSでは本データを出力するのですが、QDではプレビューデータをそのまま出力するので汚くなってしまうのです。出力センターやRipというPSデータをラスタライズするハードやソフトを搭載しているレーザープリンタならばそのままのデータできれいに出力できます。ただイラストレーターにjpegを貼り込むのはやめるようにしましょう。 では、そのデータをインクジェットでもきれいに出力する方法としましては、 1、貼り込む画像をTIFF形式にする。 2、eggchocoさんの様にepsを貼り込んだデータを PDFに変換する。 3、Photoshopでeps保存する際にプレビューを 　 Jpegに設定する。 1の場合はインクジェットでもレーザープリンタでも 印刷用データとしても使えます。欠点はepsと比べるとデータが重いことと、クリッピングパスによる切り抜きが出来ません、また時々古いRipでは上手く出力されないことがありますので印刷屋さんによっては受け付けてくれないこともあります。 2はイラストレーターで全てのレイヤーを統合したうえAcrobatPDFを選んで保存をかけます、その際オプションセットはプリントクオリティで良いでしょう。eps解析に多少時間がかかりますが、保存されたデータをAcrobatReaderで開けばインクジェットでもきれいに印刷できますしepsの切り抜きも反映されます。ただカラーマッチングが難しいかも。 3はそのままですがプレビューをJpegに設定するだけで画面上でも出力でも少しきれいになります。 もうひとつの方法としましてはMacにソフトウェアRipを入れることです。これならばepsを貼り込んだデータもそのままインクジェットで出力できます。 さらに詳しくはDTP関係の入門書を読むことをおすすめします。ではがんばって下さい。