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片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

旅の時間感覚

旅する一日の時間は日常生活の一日より長く感じる。

自分の生活していた場所からの移動距離が離れるほど殊更、時間間隔が永くなる。

日本を離れてたかが4日だが、日本を離れたのが随分と昔のように思えて不思議な感覚だ。

毎日同じようにルーティーンを繰り返す日常では時間の流れが早く、気がつけば1年は容易く過ぎている。

旅というのは凝縮された濃厚な時間なのだ。

まるで子供の頃の一日のように、新しい事だらけの無我夢中の発見だったり、走り回って遊んだりはしゃいだりした時間。

年齢を重ねるにつれて時間間隔が早くなっていくというらしいが、時間の使い方によって時間感覚は変化させることが可能だと思う。

旅をしていると何故か過去の記憶も呼び戻されるように感じるのは私だけだろうか。

遠い祖先のことや、子どもの頃感じた感覚の瑞々しさ、もしかしたら自分の記憶にない自分が赤ん坊だった頃のこと。

今回は原始的な風景、スリランカのジャングルを見たことで自分の中にある原始的な風景が湧いてきたのかもしれない。

都会の中とジャングルの時間の長さも異次元だ。ピウプより。