福田首相は「イギリスでは210円/リットルもしていて、日本は世界平均よりずっと安い」などと会見で話をしていたようです。
しかし、これは単に為替上で円がユーロなどより弱いだけで、値上げをうまくはぐらかすため子供だましに使われたように思えてしまいます。
今、フランスで日本人観光客がコーヒーを飲んだら、一杯800円くらいするらしいです。
何もフランス製のコーヒーが特別高級だったり高かったりするのではなくて、
「円」の価値・評価が低いから、円建てでは沢山払うことになるだけですよね。
つまり、そのコーヒーはユーロを使うフランス人にとっては300円とかその位のもので、
別にふつうのコーヒーなわけです。
話を戻しますと、実際日本でのガソリン単価は他国より安いのでしょうか?
客観的な指標や計算方法で、示して頂きたく思います。
原油価格はほぼ世界で均一な価値でしょうから、残るは精製工賃、輸送費、店の販管費や利ざや、
そして税関係で変動すると思うのですが。。
OPEC/IEA より(pdfで英語:英語翻訳にて調べました)
http://www.iea.org/dbtw-wpd/Textbase/stats/surveys/mps.pdf
上から2つ目の4つあるグラフ(END-USE PRICES FOR PETROLEUM PRODUCTS:石油製品の最終用途価格)
ではガソリン(左上)、軽油(右上)はヨーロッパとアメリカの中間、灯油(左下)はアメリカ並み、重油(右下)は高めと見て取れます。
次の表(AVERAGE END-USE PRICES:平均した最終用途価格、ドル換算)では
ドイツ 2.112 (222.5円) イギリス 2.125 (223.9円)
フランス 2.200 (231.8円) 日本 1.514 (159.5円)
イタリア 2.125 (223.9円) カナダ 1.106 (116.5円)
スペイン 1.722 (181.4円) アメリカ 0.854 (90.0円)
その次の表は(AVERAGE END-USE PRICES:平均した最終用途価格)(現地通貨)の価格推移のようです。
その次の表(AVERAGE END-USE TAXES:平均した最終用途税)は各国の石油製品にかけられている税金額(現地通貨)
を2007年8月ガソリン1リットル単位、日本円に換算すると(為替レートは今日5月3日から)
ドイツ 131.6円 (0.810ユーロ) イギリス 128.7円 (0.620ポンド)
フランス 140.7円 (0.866ユーロ) 日本 60.0円 (60.0円)
イタリア 121.9円 (0.775ユーロ) カナダ 32.2円 (0.312カナダドル)
スペイン 105.5円 (0.537ユーロ) アメリカ 11.0円 (0.105ドル)
※独自計算なので間違ってたらすみません
一番下の表(AVERAGE CRUDE OIL IMPORT COSTS (USD/barrel):平均した原油輸入コスト(U.S.ドル/バーレル))
アメリカ以外の国の輸入コストはあまり変わらないようです。
ということで、日本はガソリン、軽油はヨーロッパよりは安いが、その分工場に使われる重油に多く税金をかけていることに
なります。
http://cha-mame.at.webry.info/200804/article_16.html
個人のブログですが、なかなか興味深い試算が掲載されています。イギリスの経済専門誌『エコノミスト』によって考案されたビッグマック指数(Big Mac index)によって表される各国の実購買力を基準に比較を試みた物で、これを見ると暫定税率導入後の日本のガソリン価格は、世界の最高値グループの一角に入り込んでいるという結果になっています。
ちなみに『ビッグマック指数』とはその名の通りマクドナルドが販売するビッグマックの現地価格を比較する物で、ビッグマックはほぼ全世界で同一品質が保たれており、かつ原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金など多様な要因が単価に反映されることから、庶民的な総合的購買力の比較に使いやすい基準だと言われています。
ご回答どうも有り難うございます。ビッグマック指数、iPod指数、スターバックスコーヒー、コカコーラなどを基準にした指数があるようですね。
日本のガソリン価格は「世界の最高値グループの一角」ですか。。
実に悪どい首相ですね。あの報道を聞いて国民の8割方うのみにしているんじゃないですか。
首相と議員さんは
運送やさんや営業マンのお給料や運転資金よりも
工事と公務員の「福利厚生費」の捻出のほうが大切なようですね。
取るだけ取って、相手の状況に応じて還元しようとしないのは、
以前問題になった、病気になっても支払いをしない保険業者みたいなのと同族に思えます。
http://gigazine.jp/img/2008/03/30/gas_prices/Snap1.png
世界各国のガソリン価格一覧
物価の水準や税金の掛かり方によってさまざまですが、欧州の先進国よりは安いですが、アメリカやロシアよりは高いと言う感じです。
http://4416.info/diary/20080115221043.html
ガソリン税も欧州の先進国よりは安いと言う感じですね。
ユーロが今まで弱かったため、ガソリンその物が高くなっているのも原因の1つですがね。
どうも有難う御座います。
日本での税率は、欧州よりは安いわけですか。。
首相の発言については、
安い国と比較せず高い国と比較したので当然のことですが、
あながち出鱈目ではなかったとも取れますね。
資料にはここまで書かれていませんが、
税が固定額なのか販売価格への率なのかによっても、意味合いが異なるところがあるでしょうね。
今大変弱い米ドルですが、さすが産油国だけあって、日本より安いようですね。産油国は強いなぁ...
実際日本でのガソリン単価は他国より安いのでしょうか?
ガソリンの単価自体は安いと言えますが、車の全体的な維持費の税金であれば日本がべらぼうに高いのは事実のようです。つまり、車の保有者において税金がトータル的に高いのは日本です。
世界のガソリンの価格
http://www.777money.com/torivia/gasolin.htm
私の親戚は自動車整備の会社を経営していますが、その人から聞いた話では車検の時に10万円かかるとしても、9万円は税金で、1万円は自動車整備の会社の利益になるそうです。従って、車検は自動車整備の会社はほとんど利益が取れないそうです。
値上げをうまくはぐらかすため子供だましに使われたように思えてしまいます。
全く同感です。他国のガソリンの高さはアピールして、他国の車の全体的な維持費の税金の安さをアピールしていないのは不思議です。つまり、他国の悪いところを見せびらかして、良いところを隠しているようなものですね。
ガソリンの値上げは"為替の円安x原油の価格だと思います。
http://finance.yahoo.com/futures 現在116.6ドル。
http://www.gaitame.com/ 現在105.4円
2月と3月と4月にガソリンの値上げがあまり進まなかったのは原油の価格がいくら伸びても為替に円高進行があったため、ガソリンの値上げが相殺されてしまったではないでしょうか。しかし、今は円安傾向と原油の値動きが激しくなっているので、これから再びガソリンの値上げが続いても否定できません。
何もフランス製のコーヒーが特別高級だったり高かったりするのではなくて、「円」の価値・評価が低いから、円建てでは沢山払うことになるだけですよね。
確かにそうですね。ユーロ対円の価格の値動きがなく、このまま伸びていく一方的になっているので、そういうことがあると思います。これはユーロ全体の経済が安定して政策金利がなかなか下げられない点で、投資家の多くは金利狙いで米ドルよりユーロに資金をシフトしていく証拠でしょう。
ユーロ対円の値動きのチャートをご覧下さい。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=EURJPY=X&d=c&t=ay&l=off&z=b&q=l&k=c...
どうも有難う御座います。
私は自分では車を所有していないのですが、車の維持費はなかなか大変だと聞きます。確かにそのほとんどが税金のようですね。
首相の立場からすると自分の都合が良いほうに話を誘導したくなるのはわかりますが、
日本国民は「純情」なので、言葉を「真に受けて」しまいますから。。
ユーロは強いですね。
ちなみに、週刊「ダイヤモンド」誌4/19号によると、
給与平均で特にほぼすべて1位なのがドイツのフランクフルトで
フランクフルトと東京で比べると円換算で
会計士: 11,700,542 7,443,470
弁護士: 19,798,858 15,820,126
経営者: 22,092,101 17,653,657
大学教授: 14,522,539 7,559,289
プログラマ:11,894,156 8,402,417
警察官: 9,472,371 6,010,336
タクシー運転手:12,268,082 3,652,381
建設工: 7,480,128 3,894,437
ホテル受付:11,548,439 3,437,936
と、だいぶ乖離しています。特にタクシー運転手と建設工や組立工、ホテル受付職の差は驚愕するものがあります。
(もちろん、南米や東南アジアなど逆にもっと日本より所得水準が低い国も沢山あります。
そして意外にもパリは東京より軒並み平均所得が低いようで、ロンドンは職種によって上下まちまちなようです。)
同じものやサービスを買っても、同じ質の労働をしたとしても、
国や地域によって対価はぜんぜん違うのだということを改めて認識しました。
フランクフルト位の所得水準差があったら、仮にガソリン価格が1.5倍しても、日本人の支払う感覚と実質同じですから。
(少し話題の方向がずれてしまいました・・・)
現在、アメリカでは1ガロン(3.8リットル)で3ドル60セントぐらいです。
これをリットルあたりに計算すると、$3.60/3.8で約94.7セントです。
で、現在、1ドルを円に換算すると約105円ぐらいですから、$0.947*105円と計算すると、一リットル当たり約99.5円です。
アメリカに比べて日本のガソリン代はかなり高いと言えます。
アメリカでもガソリン代は高くなってきています。
3年前は、1ガロン当たり2ドルぐらいでした。
どうも有難う御座います。
円高ドル安の状態で換算してさえも、アメリカでのガソリン代のほうがだいぶ安いようですね。
首相の都合の良い話の運び方に、どれだけの人が真に受けたか・・・
高い国を引き合いに出して、「ほら高いでしょ」といわれても、当然、当たり前、自明ですものね。。
OPEC/IEA より(pdfで英語:英語翻訳にて調べました)
http://www.iea.org/dbtw-wpd/Textbase/stats/surveys/mps.pdf
上から2つ目の4つあるグラフ(END-USE PRICES FOR PETROLEUM PRODUCTS:石油製品の最終用途価格)
ではガソリン(左上)、軽油(右上)はヨーロッパとアメリカの中間、灯油(左下)はアメリカ並み、重油(右下)は高めと見て取れます。
次の表(AVERAGE END-USE PRICES:平均した最終用途価格、ドル換算)では
ドイツ 2.112 (222.5円) イギリス 2.125 (223.9円)
フランス 2.200 (231.8円) 日本 1.514 (159.5円)
イタリア 2.125 (223.9円) カナダ 1.106 (116.5円)
スペイン 1.722 (181.4円) アメリカ 0.854 (90.0円)
その次の表は(AVERAGE END-USE PRICES:平均した最終用途価格)(現地通貨)の価格推移のようです。
その次の表(AVERAGE END-USE TAXES:平均した最終用途税)は各国の石油製品にかけられている税金額(現地通貨)
を2007年8月ガソリン1リットル単位、日本円に換算すると(為替レートは今日5月3日から)
ドイツ 131.6円 (0.810ユーロ) イギリス 128.7円 (0.620ポンド)
フランス 140.7円 (0.866ユーロ) 日本 60.0円 (60.0円)
イタリア 121.9円 (0.775ユーロ) カナダ 32.2円 (0.312カナダドル)
スペイン 105.5円 (0.537ユーロ) アメリカ 11.0円 (0.105ドル)
※独自計算なので間違ってたらすみません
一番下の表(AVERAGE CRUDE OIL IMPORT COSTS (USD/barrel):平均した原油輸入コスト(U.S.ドル/バーレル))
アメリカ以外の国の輸入コストはあまり変わらないようです。
ということで、日本はガソリン、軽油はヨーロッパよりは安いが、その分工場に使われる重油に多く税金をかけていることに
なります。
どうも有り難う御座います。
信憑性がある、わかりやすい情報のご提供有難う御座います。
ガソリン高騰以上に、重油を使っている工場やお風呂やさん等はもっと大変なのですね。。
どうも有り難う御座います。
信憑性がある、わかりやすい情報のご提供有難う御座います。
ガソリン高騰以上に、重油を使っている工場やお風呂やさん等はもっと大変なのですね。。