10月13日の日没後、紫金山・アトラス彗星を撮影しました!
今回は地上風景と一緒に撮りたかったので望遠レンズ(フルサイズ換算200mm)で固定撮影です。
縦横比を 2:3 にして傾き補正をしていますが、ほぼフルサイズ換算200mmの画角で、縦が10度弱あります。尾はほぼ端まで伸びているので5度以上ありそうです。
日没後からスタンバイして17:25頃に金星でピント合わせ。今日は彗星が金星と同じ高度と聞いていたので金星に向けた双眼鏡を西に振って彗星を探してみましたがこの時点ではまだ見えず。
17:35頃にデジカメのライブビューで彗星のコマを確認。17:50双眼鏡でも彗星を確認。まだ青空ですが尾の明るい部分ははっきり視認できて彗星らしい姿がはっきりわかりました。
18:00を過ぎると肉眼でも「逸し目」すると彗星が見えるようになりました。尾を伸ばした姿、というかコマの部分はクッキリとは見えず淡く尾が伸びた何かが見える、といった感じでした。
iPhone でもよく写りました。
iPhone 15 Pro の3倍望遠で撮ったものを倍くらいに拡大したものです。ここまで尾がクッキリ写るとは…
しかし、初めて肉眼で彗星を見ました。横浜の空ではそこにあると知らないと気づかないくらい微かな見え方で、一般人が街で空を見上げてびっくりするというレベルではありませんが、街なかから尾が見えるというだけでもすごい。
2013年のパンスターズ彗星ぐらいになれば御の字と思っていたので、良い意味で期待を裏切られました。
パンスターズ彗星は山の向こうに彗星が沈むまで撮りましたが、今回もギリギリまで撮れました。低空が霞んでいたのかカメラのプレビューでは18:20頃にはコマが見えなくなっていましたが、尾だけはまだ見えていました。
明日以降はチャンスがあれば赤道儀で追尾撮影してみたいと思います。