これまでWindows版のデザインに関する検討が先行していたFirefox 3.7 / 4.0のユーザーインターフェイス(UI)だが、Mac OS X版のモックアップがMozillaWiki『Firefox/Projects/3.7 and 4.0 Theme and UI Revamp/Mac Specific Visual Refresh』で一挙に公開され、追いついてきた。
Firefox 3.7 / 4.0ともに、全体のデザインはWindows版と同じように変化することになるというが、モックアップを見るかぎりFirefox 3.7の時点ではFirefox 3.5 / 3.6とさほど変わらない。しかし、Firefox 4.0になるとタブが最上段に来るなど、はっきりした違いが出てくる。
Firefox 3.7
ボタンの形状・テクスチャ、そしてタブやロケーションバーの形状が多少変わるほか、ブックマークバーのテクスチャがなくなる。タブオーバーフローのアイコンは、実際にオーバーフローが起きるまで隠れるようになる。加えて、プログレスラインも採用されるようだ。
他方で、メニューバーは維持され、ページ/ツールのボタンもデフォルトではオフなので、追加するにはカスタマイズが必要。
軽量テーマ(ペルソナ)を適用した場合は、次のような感じになる。
タブがつり下げ型で表示される点は、Safariなどが採用しデファクトスタンダードになっているので維持する予定であるものの、別のスタイルも検討中だ。
Firefox 4.0
タブは最上段に表示され、ステータスバーもなくなる。ツールバー上に「拡張機能エリア」を設けるほか、アイデンティティボタンが右上端に置かれる。検索サービスを変更すると、そのサービスを象徴する色をベースにしたスタイルへと変化する。
アプリケーションタブ(App-Tab)に切り替えたときは、ツールバーが隠れて表示領域が広がる。