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普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

かけねなく、かけがえのない瞬間ってあるよなあ

知人の結婚パーティーに参加してきた。人生で幾度か訪れる幸せのピークの現場に同席させてもらえたというのは大変に光栄なことで喜ばしいことだ。末長く幸せなふたり(とかそれ以上)でいて欲しいなあと願ってやまない。

思えばここ数年、コロナ的な意味でああいった大々的な集まりというのも催すことができなかったので、それを思うと日常に戻ったのだなと感じる。そしてやっぱりああいう会ってやっぱり好きだなと改めて実感した。

今回、参列しているコミュニティというのが新郎、新婦側でいくつかあり、そのどのコミュニティも基本的に集まってお酒を飲むことを前提としているようなコミュニティだった。そういうこともあり、最初こそ同じコミュニティで固まって歓談していたが、お酒が進むにつれて混じり合っていくというの会の良さを感じることに拍車をかけた。

僕は基本陰キャだし、お酒が入らなければ人見知りというのもおこがましいくらいのコミュ障だが、お酒の場では謎の陽キャ話したがりに変貌するのでこう言う場が楽しくて仕方がない。ある意味ではその話したがりが過ぎてコミュ障であることには違いないのかもしれないけれども、酔って羞恥心や自意識がバグっているので知らない人に話しかける最初のハードルをクリアできるのだ。たぶん飛び越えてなくて倒しながら進んでるけど。

そういった具合でこの日もこの日初対面の方々と楽しくお話することができた。ああ言う感じで初対面のひとと初めて知る情報を場に出しながら「そうなんですね〜」みたいに話すのっていきつけのお店が閉店してしまって以来かもしれない。あんな体験を毎週のようにできていたなんて贅沢だったな。

けっきょく、三次会まで参加するという昨今稀に見る調子に乗りようだったが、懸念事項である記憶のロスト問題についてはギリギリのところでテイクアウト成功した格好であった。あの後四次会もあって、後ろ髪引かれたというのが正直なところであったが、あそこでうっかり参加していたら、物理の法則を曲げず、たっぷり時間とお金を費やして家までワープ案件であっただろう。ナイス判断、自分。まあ、言うて辛勝といったところだけれども。

ちなみに、この日の幹事は既知の人物で、本番でミスるという悪夢に悩まされるなどしたらしい。わかるなあ、その感じ。僕もバンドやってたときに主催イベントで当日会場がすっからかんだった夢とか見たりしたものな。それだけ「やり遂げなければいけない」という思いが強かったというあらわれなのだと思う。

当日、素敵な会になっていたというのはそういった幹事のメンタルをゴリゴリに削った結果の賜物でもあったということでここでひっそりと労をねぎらいたい所存です。

そして、改めて新郎新婦には幸多き未来が訪れることを祈念いたしますです。

おまえさんどの立場でもの言ってんだといったところでこのへんでおいとましましょうかね。

かわいらしいんだけど、陰影のせいで後ろのオブジェに変な迫力が出ている