リニューアルで価格が約2倍に
出張で大阪に向かおうと品川駅を歩いていたら、エキナカにある「PORTER(ポーター)」のショップに目が留まった。こっくりしたアイアンブルーのカバンは、見たことがないラインナップ。聞いてみると、人気シリーズの1つ「TANKER(タンカー)」の新商品で、100%植物由来のナイロンを使ったものだという。
今やポーターは国内外で広く認知され、多くのファンがついているブランド。シリーズの1つであるタンカーは、アメリカ空軍のフライトジャケット「MA-1」をモチーフとして1983年に生まれたものだ。
ナイロン素材の間にポリエステル綿が入っていて、軽くて丈夫な機能性を持ち、見た目にも使い心地にもハード過ぎない優しさがある。裏地は鮮やかなオレンジ色で、ブランドのアイコン的存在にもなっている。
タンカーは今年5月に、従来使っていたナイロンの使用をやめ、植物由来のナイロンに替えたのに加え、細部にわたるリニューアルを行った。価格が約2倍になったものの、従来のお客に加え、新しい層の獲得も含め、予想を上回る成果を上げているという。
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