「やりたいことがない」「挑戦したくない」子どもたち 考える力を育むには「余白時間」が欠かせない

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窪田良 平岩国泰
忙しいお父さん、お母さんたちは、どんなふうに子どもと接すればよいでしょうか(窪田氏<左>の写真は撮影:梅谷 秀司、平岩氏の写真は本人提供)
昨年、学童保育(放課後児童クラブ)の待機児童数は速報値時点で過去最多を記録した。保育園の待機児童問題が解決に向かっている一方で、立ちふさがる「小1の壁」「小3の壁」には対策が追いついていないのが現状だ。その問題の解決を目指し、学校施設を活用したアフタースクールを運営しているのが、放課後NPOアフタースクール。代表理事を務めるのは平岩国泰氏である。
また、近視の子どもの増加も過去最多に達している。今や小中学生の2人に1人は近視になる時代。歯止めがきかないこの状況に警鐘を鳴らし続けているのが、眼科医の窪田良氏である。
それぞれの立場から子どもの問題に取り組む両氏に、子どもたちを取り巻く環境に今、どんな変化が起きているのか、どんな対策が必要なのかを聞いた。第4回は子どもの健やかな成長に欠かせない「余白時間」と「適切なリスクをとる経験」について話し合う。

子どもに必要な「何も予定がない真っ白な時間」

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窪田:「子どもの将来の目の健康のために、1日トータル2時間の屋外活動をさせましょう」とお話をすると、今は子どもだけでなくご両親も忙しい。

そもそも、子どもとなかなか向き合う時間がないという声も聞きます。

そうした忙しいお父さん、お母さんたちは、どんなふうに子どもと接すればよいでしょうか。

(出所)窪田氏提供
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