1~3 はこちら。
4~5(1)はこちら。
5(2) ギブストン・ヴァレー・ワインズ(Gibbston Valley Wines)
① 歴史
1980年、ギブストン・ヴァレーの創始者であるアラン・ブラディー(Alan Brady)氏は、周囲の反対や批判をはねのけ、この地にワイン用のブドウ畑を作り始めました。
1983年にブドウ畑が完成し、1987年に最初のワインをリリースしました。
現在は、言語及び文学の学位の取得後、8年間ニュージーランドのホークス・ベイや、アメリカ合衆国、フランスのワイナリーで修業し、2006年からギブストン・ヴァレーのチーフ・ワインメーカーとしてチームに加わったクリストファー・キーズ(Christopher Keys)氏が、醸造に携わっています。
② 栽培
ギブストン・ヴァレー・ワインズは、セントラル・オタゴの2つのサブ・リージョンであるギブストン・ヴァレー(Gibbston Valley)とベンディゴ(Bendigo)にある畑でブドウを栽培しています。
今回私たちが訪れたのは、ギブストンの方です。 冬だったので、幹と枝しかありませんでしたが、品種の札を付けているのが新鮮でした。
③ 醸造施設
冬なので、稼働はしていないようです。
収穫から発酵までに使うと思われる機材が外に置かれていました。
④ テイスティング
予約をすれば、ワイナリーの奥の方まで案内してくれるプログラムがあるようですが、今回は、半日で数件回る予定ですので、周辺を見学しただけで、すぐにテイスティングをさせてもらいました。
ニュージーランドでは、テイスティングをする場所を、「セラードア」(Cellar Door)といいます。文字通りの意味は、「ワイン貯蔵庫の扉」ですが、それが転じて「ワイナリー併設の試飲直売所」という意味で用いられています。
周囲の切り立った山から想像できるように、どの品種のワインもミネラルや酸をよく感じるというのが主だった印象です。 それにしてもやはり、値段の高いものは、美味しい。
(3) ペリグリン・ワインズ(Peregrine Wines)
① 歴史
マクラクラン(McLachlan)家が経営する家族ワイナリーです。
1998年以来、「Hands on」のアプローチをとっているというだけあって、ブドウ畑の栽培、醸造、営業に至るまで、家族全員がペレグリンの価値観を共有して、ワイン造りに励んでいます。
② 栽培
高い山に囲まれ、ひときわ目を引く近未来的な建物の周辺は、広いブドウ畑が広がっています。 ここでは、白ブドウとして、シャルドネ、ピノ・グリ、ソービニヨン・ブラン、リースリングが、黒ブドウとして、ピノ・ノワールが栽培されています。
③ セラードア
セラードアは、樽熟成庫をバックにしつつも、スタイリッシュなバーのような作りです。 好きなだけテイスティングして、好みのワインを買うことができます。
(4) 次は・・・英国王室の王子ご夫妻が訪れたワイナリーをご紹介します。
応援よろしくお願いいたします。m(_ _)m