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琴浦さん

登録日:2013/08/21 Wed 22:43:36
更新日:2022/02/09 Wed 21:10:00
所要時間:約 4 分で読めます




琴浦さんとは、えのきづによる漫画作品である。全7巻。
元は同人活動をしていた作者のウェブコミック。
単行本化に際しコマ割りやネームの修正をすることになり、結果半年かけてほぼ全て描き直されたらしい。

2013年1月にアニメ化。アニメは原作単行本の1巻から3巻の前半までとその間の番外編までを再構成している。


あらすじ
生まれつき他人の心を読める女子高生琴浦春香は、その超能力ゆえ幼いころから辛い経験を繰り返していた。
ある時転校先である翠ヶ丘高校で出会った真鍋義久はそんな彼女の超能力を受け入れた上で友達になろうとする。
一時期は過去のトラウマから逃げ出す琴浦だが、真鍋の優しさやESP研究会という居場所を見出し心を開いてゆく……。


◆作風
原作は4コマ(一部ストーリー形式)のコメディ。比較的早い段階でラブコメ成分も入る。
アニメ版はキャラクターの心情描写が増え、シリアス成分も割と多い。
特に第1話の始まりからOPまでの流れは必見。


◆登場キャラクター
声優はイベント・DVD「マンガ★ライブ」/アニメ版。

  • 琴浦春香
CV:門脇舞以金元寿子
本作の主人公。高校1年生。
他人の心を見境なく読んでしまう超能力の持ち主。
小学校低学年頃まではそのことに気づかず周りの本音を暴露しまくり、
結果としていじめや両親の離婚を受け孤立(途中から自ら望んで)していった。
数々の転校を経た先で、周りを遠ざけるための行動にめげない真鍋を好きになり心を開く。
抱え込みがちだけどお人好しでとってもいい子。
上記の孤立も「自分の能力で大切な人を傷つけ失いたくない」という理由から。
ちなみに身長は低く貧乳。
極度の音痴でもあり、ESP研のメンバーと共にカラオケへ行った際には真鍋義久は短時間で一気に老化し、室戸大智のメガネを破壊、御舟百合子の表情を引きつらせた。

  • 真鍋義久
CV:鶴岡聡 / 福島潤
琴浦が作中初めてできた友達。後に彼氏となる。
作中トップクラスの妄想力というかエロ思考を持つ。
女性陣の百合やら琴浦のコスプレ姿を妄想して琴浦や森谷に怒られるのは一種のお約束。
琴浦からは「エロスの貴公子」と評された。
裏表が少なくかなり広い懐を持つ。
ただし森谷に対しては実家のうさんくささと過去の出来事故か若干冷たい。
アニメ版では(ギャグとはいえ)建物の天井以上の高さまで跳ぶ、ボードで一気に移動するなどの身体能力を見せた。

  • 森谷ヒヨリ
CV: 今村優 / 久保ユリカ
※もりたにです。もりではありません。
琴浦と真鍋のクラスメイト。真鍋とは小学校時代からの仲。
物語開始以前から真鍋に片思いしている。
当初は自分を差し置いて彼と親しくなった琴浦を敵視、友人らと共に脳内で悪口を言うなどの陰湿ないじめを行った。
後にエスカレートした結果真鍋を傷つけてからはそれまでの行いを反省、全て許した琴浦の親友となる。
以降はいじられキャラの地位を確立させた。
親は森谷教なる宗教の教祖。跡取り娘という立場上割とわがまま(勉強したくない、宗教をやめたい以外)が通る。
アニメ版では実家が森谷道場という空手道場に変更、本人も「モリ!」の掛け声でびっくり人間的な所業をするパワーキャラになった。

ちなみに森谷教および道場特有のポーズは こんなの。
琴浦は当初森谷の顔を見るだけで思い出し笑いしてた。

  • 御船百合子
CV:若宮友香 / 花澤香菜
巨乳担当のESP研究会部長。高校2年生。
千里眼の超能力者である母親(名前は千鶴)を持つ。
小学校時代にマスコミから母親の能力を散々疑われた挙句、当の母親にはそれを苦に自殺してしまった。
当時立場上擁護してもらえなかった警察を少なからず恨んでいる。
その後超能力の存在を証明するためにESP研を設立、本物の超能力者である琴浦を強制的に入部させる。
琴浦のことはあくまで目的達成のための道具という扱いだが、下級生として面倒もみる。
というか前者について内心では本人に始めからバレるほど懺悔し続けた。
室戸の母親に気に入られ、既に許嫁の如き扱いを受けている。

  • 室戸大地
CV:三苫紘平 / 下野紘
御船の幼馴染でESP研究会副部長。
小学生にしか見えない低身長と眼鏡が特徴。
普段目は描写されないがたまに描かれることもある。割とイケメン
小学校時代、周りの言葉に傷ついていた御船と出会う。
自分が千鶴のファンであること、彼女の千里眼がトリックに見えないこと、
自分でよく見て考えるべきというスタンスを告げ当時母親を疑いかけていた御船の心を開かせた。
御船からは想いを寄せられているものの彼の気持ちははっきり描写されない。恋愛自体は明確に理解している。
特技はパソコン関係。情報収集もかなり得意。

  • 琴浦善三
CV:西村知道
琴浦の母方の祖父。大企業の会長を務める。
真鍋に負けないくらいスケベでいたずら好きなおじいちゃん。
琴浦の能力に理解を示す一人。
そのためか現在親戚から疎まれている。
娘を勘当し孫を後継ぎに考えていたが、後に和解し娘を後継ぎに選んだ。

  • 琴浦久美子
CV:井上喜久子
琴浦の母親。
お嬢様育ちで見栄っ張りな性格。
幼い頃の琴浦を「生むんじゃなかった」と突き放し実家を出て行った過去を持つ。
今でも娘に対する愛情はあり、家出の際も守りきれなかったことを内心悔やんでいる。
後に娘とは和解し時折恋愛相談を受ける間柄に。
酒癖と男運は悪いらしい。

  • 小野崎絢香
琴浦の異母姉妹である小学3年生。
彼女の母親は琴浦の父親の不倫(再婚)相手。
年齢差を考えると琴浦の能力が問題視された辺りでできた子らしい。
ゲームとお菓子が好きで室戸と気が合う。
まだ幼いがチューや愛の言葉に興味津々なおませさん。

  • 小野崎功
CV:大川透
琴浦の父親。善三が筆頭株主の企業のトップで、有能だが家庭に対する愛情はゼロの仕事人間。
春香の能力で不倫がバレて妻と娘を捨てて家出。不倫相手と再婚するも根っこは変わっていないため家族仲は悪い。
アニメ版では顔が描かれず、第1話にしか登場していない。


◆楽曲
そんなこと裏のまた裏話でしょ?
作詞:西直紀
作曲:hirao(SpiralS)
編曲:mukai(SpiralS)
歌:中島愛
アニメ版OP。琴浦の淡い恋心が軽快に歌われる。
ネット上ではサビの映像を模した
「(>ワ<≡>ワ<)コシコシコシ」
「o(´口`;o)でもでもでも」
「( ´ ▽ ` )ノよしよしよし」
のAAが誕生した。

希望の花
作詞・作曲 :川嶋あい
編曲:齋藤悠弥
歌 :千菅春香
アニメ版第1~4、7~12話ED。
以前は傷つき閉じこもっていた琴浦が仲間の温かさに触れ前向きになっていく様子が歌われる。
余談だが2番サビと繰り返し部分の間の部分がパッヘルベルのカノンに聞こえる。

ESP研のテーマ
作詞・作曲・編曲:y0c1e
歌:ESP研究会(金元寿子・福島潤・花澤香菜・下野紘・久保ユリカ)
アニメ版第5話ED。
本編の一変した空気を象徴するようなめちゃくちゃ明るい雰囲気の曲。何気に男性陣がイケボだったりする。
映像に出てくるチビキャラはOPの使いまわし。

つるぺた
作詞・作曲・編曲:橋本由香利
歌:琴浦春香(金元寿子)
アニメ版第6話ED。
琴浦のキャラソンとでもいうべき曲。
内容はお察しください。

素直
作詞・作曲 :Castella
編曲: 窪田ミナ
歌:中島愛
アニメ版第11話挿入歌。
森谷が真鍋に告白、琴浦が好きだからとフラれるまでのシーンで使用された。



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最終更新:2022年02月09日 21:10