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タイムイエロー/ドモン

登録日:2015/01/24 Sat 01:20:28
更新日:2024/10/18 Fri 18:44:14
所要時間:約 5 分で読めます







「同じだ…俺の家から、いつも見てた景色と…ちょっとは、繋がってんだ…!」





未来戦隊タイムレンジャーの登場人物で、タイムイエローに変身する。
演じたのは小泉朋英(現・和泉宗兵)。

もちろん同じ名前の格闘家キャラとは無関係。

【本編にて】


西暦3000年、時間保護局に入隊した新人隊員で、陽気な性格の人情家。
実家では7人兄弟の長男で、その為か年下の面倒見が良く、シオンは特に彼に懐いている。
短気で喧嘩っ早い面もあり、皮肉屋のアヤセとはなかなか反りが合わなかったが、共に戦いを切り抜ける中で理解を深めていった。
また美人にめっぽう弱く、入局早々ユウリに誘いをかけてあっさりふられたりしている。

元は未来の世界で人気の格闘競技「グラップ」のスター選手*1だが、大事な試合をすっぽかしたのが原因で永久追放になってしまっている。

タイムレンジャーでもその腕前は大いに発揮され、変身前の状態でも腕力のみでロンダーズ囚人をぶっ飛ばした事もある。
プロファイターだけあって精神の強靭さも半端ではなく、悪徳カウンセラーの囚人ゼクターが仕掛けた精神世界の罠も見事に打ち破っている。

反面、人一倍繊細なところもあり、Case File.7「ドモン入院中」では故郷への恋しさがデータ酔い(=違う時代へ潜入する際に強制インプットされた知識の影響で起こる記憶の一時的混乱)を悪化させ、記憶退行を起こして子供時代まで戻ってしまったこともある。
この時、病院に担ぎ込まれたドモンの氏名を記入する際、竜也が「土門 太郎」と適当に書類に記入してしまった為、以降現代ではこの名前で通すことになる。

ドルネロ一味を逮捕するまで戻れない事がわかった時に一番ショックを受けていたのも彼であり*2、戦いの中で本来の歴史が変わり始めているという不安な状態の中、ただ一人の現代人で帰る場所がある竜也や、保護局との唯一の窓口であるナビゲーターロボのタックに怒りをぶつけてしまうこともあるなど、良くも悪くもメンバーの中で一番人間臭い人物であった。

トゥモローリサーチでの仕事は、格闘技経験を活かして護身術の講師…ということにはなっているが、本編中の描写を見る限りでは、皆でやる清掃業やイベント設置などの手伝いばかりで、正直客がついているかは疑問。
他の4人が、本編中で最低一度は、看板に掲げたそれぞれの仕事(空手教室・探偵・運転代行・修理屋)を受けている描写がある中で、ドモンだけ実際に護身術教室をやっている場面が一度もない。

一応、街で客引きをするなど、それなりには真面目なのだが、女性ばかり勧誘する上に、普段の女性にだらしない雰囲気が出てしまうのか、護身術教室の勧誘で本人が真っ先に女性に警戒されてしまうという情けない結果に。
それ以外でも、運転中に悪ノリしたせいでアヤセが免停になって仕事を受けられなくなったり、寝ぼけて接客中のリビングに乱入したおかげで客が逃げたりと、結構トラブルも多い。

その一方で、Case File.16「そばにある夢」では、蕎麦打ちに関しては全くの素人の状態だったのを一から猛勉強し、最終的には美食家を唸らせるレベルの蕎麦を打てるようになるという物凄いことをやってのけており、自分でこれと決めたことへの集中力は並大抵ではない。

またこの回からもわかるが、大所帯の長男で下の面倒を見ることが多かったせいか、意外にも料理が結構うまい。
いっそ護身術じゃなくて料理教室を看板に書こうぜ、というのは言わないお約束。
ただし、シオンの作った七草粥*3を美味いと言いながら大量に食べていたりと、本人は味覚音痴気味。



○タイムイエロー
ドモンが変身する黄色の戦士。スーツアクターは日下秀昭。
元プロファイターである肉体から重い打撃を次々と繰り出し、近接戦闘では凄まじい能力を発揮する、タイムレンジャー屈指のパワーファイター。
必殺技は、二本のダブルベクターで敵を連続で切りつける「ベクターディバイディング」。





Case File.11「死闘の街」にて、事件を取材していたフリージャーナリストの森山ホナミと出会う。
この時、落ち込む彼女を優しく励ましたのがきっかけで彼女は「タイムイエロー」に好意を持つようになるが、彼女が最初に惚れたのはあくまで変身後の姿でドモンの素顔は知らず、しかもイエローの正体を、自分とは全く正反対のアヤセだと勘違いしていることがわかり、本当の事を言い出せなくなってしまう。

いつか自分の時代に帰らなければいけないという事情も手伝って、一度は身を引こうとするも、アヤセの発破もあり、Case File.36「素顔のままで」にて、フラれるのを覚悟で正体を明かす。
が、実のところホナミの方もアヤセのイメージがタイムイエローとはどこか離れているのに気づいており、タイムイエローの正体がわかっても「会えてよかった」と大喜びで、晴れて二人は両想いとなった。
その後はクリスマスにも事務所のパーティーに呼ぶほど親密になり、年末デートを楽しみつつ彼女の撮ったタイムイエローの写真を二人で眺めるなど、イチャイチャぶりを遺憾なく発揮する。

うん、爆発しろ。

当初は無理矢理飛ばされてきた見知らぬ世界でしかなかった20世紀において、故郷の時代と同じくらい大事な人と巡り会ったドモンだが、それと同時に、いつかは彼女と別れて30世紀に帰らなければいけないというジレンマに悩む事になる。

物語終盤、皆を巻き込むまいとした竜也によって31世紀に無理やり戻されるが、そこではリュウヤ隊長によって歴史が改変され、ドモンのグラップからの永久追放処分の事実はなく、ただ1年間の出場停止へと変わっていた。
「いつでもグラップの世界へ戻れる」という隊長の言葉に一時は揺れ動くも、最終的にはそれを拒否して仲間と共にタイムジェットγで21世紀へ帰還する。

最終決戦を前に、事情を察して力強く微笑むホナミをしっかりと抱きしめて別れを告げた後、仲間と共に最後の敵ネオクライシスを撃破し、二つの時代を救うことに成功。

21世紀に残るホナミのことを竜也に頼みつつ、再び変わった31世紀へと帰っていった。



「じゃあな!…たまにはホナミちゃんのこと、見に行ってやってくれ」


最終回のエンディングにおいて、竜也はドモンそっくりの青年が、保育園において子供たちを優しく抱き上げているのを見る。



また、ホナミとの間に生まれた赤ん坊は、ホナミと共に、新たに変わった21世紀を元気に生きていく。

父でありながら、二度と過去に戻ることの許されないドモンは、もう我が子には会えないと思われていた。

が…。











「やあやあ、ゴーカイジャーの諸君!俺はタイムレンジャーのタイムイエロー、ドモンだ」



本編終了から十数年後、『海賊戦隊ゴーカイジャー』にて驚きの再登場を果たす。
登場話は40話「未来は過去に」。
このエピソードにはホナミと、最終回において登場した息子・未来も成長した姿で再登場している。
マーベラスたちの前に、タイムエンブレムから発した未来からのホログラフ通信という形で姿を見せ、「大いなる力」に関する情報と、ある神社を守って欲しいという依頼を彼らに告げる。
レジェンド大戦で変身能力を失った後も時間保護局で働き続けているようで、本編の時代よりも格段に落ち着きのある雰囲気を身につけていて、成長したことをうかがわせている。
とは言え、後輩を前に自分の自慢話を語り続けたり、「チャンスをやろう」と偉そうな言い方をして同じイエローのルカに早速突っかかられたりしている辺り、まだまだお調子者の一面も残っている様子。
一方で、「無闇に過去の人間に関わるな。面倒なことになる」と真剣な表情で語る姿からは、かつてホナミとの別れを経験した辛さがうかがえる。


ラストで、豪獣ドリルの帰還と共にの残した写真に映るホナミと、自身の息子・未来の姿に涙するシーンは本作ファン必見のシーンである。

「何だよ…俺に似てハンサムじゃねぇか…」


仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では仮面ライダーディケイドに敗れ亜空間に消されていた。
そして終盤で復活し、他の戦隊、ライダーと共に大ショッカー、大ザンギャックと戦った。
『ゴーカイジャー』最終回で変身能力が戻ったことを考えると他のアヤセ、シオン、ユウリと共に未来からかけつけたのだろうか。



「よぉし、決めたぜ!俺、絶対この項目を追記・修正してやる!」


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最終更新:2024年10月18日 18:44

*1 あらゆる武器の使用が認められているグラップという競技の中で、ドモンはあくまで自分の拳だけで戦い、しかも圧倒的な強さを誇っていたので、シオンのように熱狂的なファンも多い。

*2 もともと、家族を失い犯人逮捕だけが生きる支えだったユウリ、病気で未来の可能性を絶たれたアヤセ、研究所で実験動物扱いだったシオンと、他のメンバーが自分の時代に対して暗い思い出が中心になってしまっている中、ドモンにとって30世紀は大事な時間の詰まった故郷であるという点で他のメンバーと大きく異なる。

*3 その辺に生えていた雑草を使っており、当然ドモン以外のメンバー全員から大不評だった