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クジョウ・キョウヤ

登録日:2020/08/25 (火) 21:12:24
更新日:2024/09/14 Sat 22:04:35
所要時間:約 6 分で読めます







チャンピオンの称号をもってしても、それでも僕はまだ勝ちたい…まだ足りない!




クジョウ・キョウヤとは『ガンダムビルドダイバーズ』の登場人物。
CV:笠間淳



【概要】

ワールドチャンピオンシップトーナメント個人戦を制しチャンピオンの称号を持つGBN最強ダイバー。一人称は「僕」または「私」。
エクストラエキシシジョンオンラインマッチという試合にも参加しており、これを観戦した主人公ミカミ・リクがGBNでガンプラバトルをするきっかけとなった。
フォース「AVALON(アヴァロン)」の隊長を務めている。
ダイバールックは金髪で長身の青年で、髪型以外はリアルとほぼ同じであり、中々のイケメン
コスチュームはAVALONの制服を基本にしている。

紳士的で温和と好青年だが、GBNを心から愛しており、ガンプラバトルとなれば情熱激しい熱血な人。
しかし、同時にロンメルとの握手で肉球を何時までも触り続けたり(このころのGBNには基本的に感覚がないため、あくまでイマジネーションであるはず)、
連戦ミッションへの乱入事件を調査のため初心者ダイバーを装った際には見た目もほとんど変えず『キョウヤ』と名乗ってリクたちに同行したり、*1
実はGBNだけでなくガンダムトライエイジにも精通していたことが判明したりと非常に残念な一面もある人である。

クローズドβテストのデバッグを務めていたため運営側のGMとも知り合いであり、個人的にGBNの問題の調査を行ったりもしている。
リクたちと直接出会ったのもマスダイバーやブレイクデカールへの対応のために初心者向けミッションを調査しようとしていたときであった。

そしてマスダイバーを一網打尽にするために『有志連合』を結成したり、
サラがELダイバーと判明した際には、サラを保護したり、GMへの説得とリクたちを覚悟を試してアシストするなど、
全編にわたって重要な役割を担っていた。


最終話のリアルオフ会にてリアルの素顔(髪型等はすでに描写されていたが顔は隠されていた)と本名が『キスギ・キョウヤ』であることが判明する。
やっぱりというか、リアルの容姿も誠実で優しそうな好青年といった雰囲気の長身イケメンでした。
年齢に関しては不明だが、リアルでも飲酒していたので成人はやはり間違いなくしている様子。


ガンダムビルドダイバーズRe:RISE

続編となる本作でも登場。GBNがVer1.78にアップデートしてもなお、最強ダイバーの証であるチャンピオンの座に君臨している。
ちなみに、『Re:RISE』主人公のヒロトは元AVALON所属であり、サラの一件後に脱退しているのだが、
キョウヤは彼の脱退をとても残念がっていたそうで、後述の第24話で登場した際には団員と共に彼に声をかけている。

回想シーン等以外での本人の初登場は第24話『ビルドダイバーズ』。
新たな機体ガンダムTRYAGEマグナムにて「ロータスチャレンジ Ver.エルドラ」の5th AREAのEpsilon Teamを一人で担当する。

エルドラの事情も聴いていたようであり、BUILD DiVERSが一つの星を守るのに相応しい存在であるかを確かめるため参戦。
カザミには「バケモノ」、メイには「まさにワンマンアーミー」と相変わらずの強さを見せつけていたが、彼らの戦術で突破された。

そして最終回…アルスとの決戦にて、相手の盤外攻撃に有志連合が苦戦する中、イベントと勘違いして現れたダイバーたちや、
修正パッチを作成して状況を打破したGBN運営&開発チーム、その他時空を超えた外伝組等の活躍によって徐々に形勢を立て直す。

アースアーマーを奪われたヒロトも「THE GUNDAM BASE」店長のケンが持ってきたアーマーたちでエクストラリミテッドチェンジをして相手を倒し、
アークとゼン、シャフリヤールとパルヴィーズ、カザミとキャプテン・ジオン、メイとコウイチ&ツカサが艦やアルスコアガンダムたちを撃破していく。

それでもなお、暴走を続けるアルスの攻撃をモビルドール・サラの月光蝶が防ぐ…そして……――――





《GET READY TRY AGE SYSTEM》


《Please gain your cards》


《DRAW!》


AGE-1 TITUS




いきなり、別ゲー(文字通り)を始めるチャンピオン

これはGBNのパーフェクトレア報酬のトライエイジシステムによるTRYAGEマグナムの必殺技であり、
一連の流れでAGE-1タイタスのカードを手に取ると上空に投げ天気を変えトライホルダーフレームにセット。
Lv3バースト大成功でダメージ200%を叩き出し、AGEⅡマグナムのEXカリバーのような動作とともにトライホルダーフレームから出た光を振り下ろし…
フィールド上空から巨大なタイタスの拳を召喚してアルスコアガンダムごとエルドラ戦艦を沈めた賢者の拳だの、ゴッド・ハンド・クラッシャーなどいろいろ言われていた

事前にトライエイジシステムの存在について知っていた人(トライエイジガンダムのものも含む)もそうでない人も、
ほぼまんまトライエイジを行うチャンピオンの姿には度肝を抜き*2、「チャンプだけ別ゲーやってる」「チャンプはさぁ…最終回でやらかさないと済まない人?」
「最終回の貴重な時間をカードゲームで遊んだ人」など、視聴者から言いたい放題言われてしまっていた。


その後、エルドラの一件が一段落した後にリアルにてGMのカツラギと開発チームのトーリとリアルでオフ会対面。
トーリのELダイバーとエルドラに関する仮説を聞いて「悪くない仮説だ」と感想を述べていた。


ガンダムビルドメタバース



戦術として総大将機を狙うという意図はわかる

コンピューターが選んだとはいえ、もし僕が倒されれば味方の形勢を大きく損なってしまう


それでもなお座して待つというのは……僕の性に合わないなぁ!


いつ出るかと視聴者をやきもきさせていたが、最終話(3話)にて遂に登場。うわ出た…
チーム戦にてランダムに選出された総大将として宇宙要塞アンバットらしき場所で構えていたが、プロローグで語っていたように待つのは性に合わないと前線へ突貫。
戦場の中で発見した3代目メイジンvsセイ&レイジという熱いマッチアップに乱入し、あのメイジンに「空気の読めない男」と言われてしまった。
しかしメイジンのほうも乗り気であったため、そのままメイジンとの戦いを開始する……というところで終了となったため、具体的な内容は不明。

登場は最終話のみ、その中でシーンも多いほうではないのだが、
  • チャンプのものと思われるトライエイジガンダムが1話2話と続けて登場する
  • 背景キャラにフリット(爺)&キャプテンアッシュがわかりやすい位置で登場する
  • レイドボスミッションの一つに「君の中の英雄」というタイトルがある
  • レイドボスミッションのボスがヴェイガンギアシド&取り巻きのヴェイガン機
  • ギアシドにとどめを刺したヒロトのセリフが本編におけるキオのそれと一致している
などなど、作品そのものが妙にAGEの雰囲気を漂わせていたため、直接登場する前からチャンプの雰囲気が隠せていなかった。
また、メイジンが使うのは本作のため?に新調したアメイジングバルバトスルプスなのだが、
この機体、竜のような姿をした火星の赤いガンダムというチャンプにバフをかけるかのような要素の集まりであるため、
そこまで関係ないはずのメイジンにすらチャンプの影が隠せていない。
さらに言えば、搭乗機のトライエイジガンダムは大剣を持った白いガンダムでありこれもまたチャンプにバフのかかる機体と言えよう。
でもAGE機なら何でもかかるんじゃないか?


【使用ガンプラ】

自作のガンプラはいずれも機動戦士ガンダムAGEに登場したガンダムをベースとしており、
またクリアグリーンのブレイドパーツ(おそらくシグルブレイドと思われる)を使用したファンネルを搭載している点が共通している。
(これはAVALON全体にも言えるが)ネイビーブルーがイメージカラーとなっている模様。

いずれも視聴者目線から見ても、ガンダムAGEに対する作品愛を感じられる改造となっており、
一部ではキョウヤのことを「ガンダムAGE大好きおじさん」と呼ぶ人もいる。

現実においても可動範囲や色分けなどで非常に高い評価を得ているHG GUNDAM AGEのキットをベースにしていることもあって、人気の高いキットとなっている。


ガンダムAGE-2とそれをベースに改造したガンプラで、長い間使用している愛機。
詳細は個別項目を参照。


  • ガンダムTRYAGEマグナム
ガンダムトライエイジ』にも精通していたチャンピオンが作り上げたRe:RISEにおける機体。
ガンダムAGE-1をベースにガンダムAGE-2ガンダムAGE-3の要素を盛り込んだガンプラ
上述したGBNのパーフェクトレア報酬のトライエイジシステムを内蔵しており、専用カードで各ガンダムの武装・性能を召喚できる。
またTRYファンネルによってオールレンジ攻撃も可能。


ガンダムビルドダイバーズ バトローグ』の「ガンプラバトル・ワンデイバトルロイヤル」にてランダムで割り当てられたガンプラ。
ランダムで割り振られたこともあってかチャンピオンにしては珍しくAGE系でない*3ガンプラだが、この機体でもチャンピオンとしての実力を披露する。
ちなみにこの機体、作画の特徴などから「実は最新HGCE版*4ではなく、放送当時の旧HG版*5なのではないか?」という疑惑が浮上している。


  • トライエイジガンダム
『ガンダムビルドメタバース』で搭乗した『ガンダムトライエイジ』オリジナル機体。
元を辿ればこの機体の方がTRYAGEマグナムよりも先に世に出ており、TRYAGEマグナムの原型機とも言える存在である。
TRYAGEマグナムと同様、武器や機体の召喚能力を持つが、劇中ではトライスラッシュブレイドやファンネルを使った戦闘に終始していた。
なお、劇中に登場したトライエイジガンダムをよく見ると両肩にあるAのマークが黄色く塗られていないため、TRYAGEマグナム(トライエイジガンダムカラー)なのでは?とも言われていたりする。


【実力】



文句無しの作中最強


プレイヤー人口が2000万人を超えると言われているGBNの頂点、ガンプラバトルGBNチャンピオンに君臨しているということで非常に高い実力の持ち主なのだが、その本編描写がものすごい。
例を挙げると

  • 必殺級の不意打ち攻撃を(Fファンネル込みで)防ぎきる
  • ビームを剣で払いのけるのはほぼデフォ
  • ハイランカークラスのガンプラでもダメージを与えるのが困難なブレイクデカールで強化された相手を素手で引き裂く
  • 疲弊していたとはいえタイガーウルフとシャフリアールを2体1で無傷で一方的にボコボコ
  • リクとの直接対決では、ダブルオースカイを一方的にボコボコにし、百鬼のオーガが乱入して2体1となった際も武装の破壊すら許さない
  • この対決の余波によって周りのモブ機体が破壊される(エミリアには「迂闊に近づけば巻き添えを食うぞ」と言われていた)

など。

続編の『Re:RISE』でもそれは健在であり、不意打ちとはいえ防御性能を見せていたウォドムポッド+やイージスナイト
トランザム級の戦闘を繰り広げていたジュピターヴガンダムとエクスヴァルキランダーをTRYファンネルで四機共撃破*6し、
ガンダムGP-羅刹天の猛攻を防ぎ切ったほどの防御性能を見せたイージスナイトにダメージを与えている*7
しかもこのときは最終回に見せたトライエイジシステムは未使用であり、手札を出し切っていない状態だったというのがまた恐ろしいところである。


作中でもロンメルやカザミに「バケモノ」と言われたり、メイからは「ワンマンアーミー」と評されたりしており、
視聴者からは彼の機体の武装(ファンネルやライフル)を破壊できただけでも、その対戦相手を評価する声があるほどである。

初期も初期は一部に「いつかかませ犬になりそう」などと評価もされていたのだが、
この通り最終回どころか続編においても最強と呼ばれるだけの実力を見せ続けている。
一応、プロローグ(2話と3話の間)で描写されたバトルレコードでは攻撃回避率と収集系ミッションがそれぞれ2位と3位であり、
作中でも対抗できるとされている人物は何人か存在している。ただチャンピオンほどの実力を視聴者に見せた例が少ないが……。

また小細工や腹芸の類は苦手なためか、フォースバトルでもフラッグ戦でフラッグ機を隊長の自分が担当したりと戦術面においては直球勝負ばかりである。
そのためAVALONではメンバーのエミリアが実質的な戦術的指示をしている場合も少なくない。

ちなみに、ビルドダイバーズのOP(前期・後期)ではそれぞれ「頂点はやたらデカそうで」「高くそびえたつ壁」という歌詞のシーンでちょうどチャンプが出てくるので、
ファンには「頂点がデカすぎる」だとか「壁が高すぎる」だとか好き勝手言われている。


【主な関係】



ミカミ・リク
チャンピオンであるキョウヤに憧れる『ガンダムビルドダイバーズ』の主人公。
連戦ミッションへの乱入事件を調査していた際にリクたちのミッションに同行したのが始まり。
彼らとフレンド登録した後は度々彼らを気にかけており、フォース「ビルドダイバーズ」の初フォース戦を観戦しにきたりもしている。

なお、HGBC HWS&SVカスタムウェポンセットの解説によると、第二次有志連合戦でリクとキョウヤがお互い新たに用意した武装である
ダブルオースカイのHWSAGEⅡマグナムのSVユニットは、2人とも指し合わせたわけでもないのに、偶然にもこの2つを組み合わせることで、単機の戦闘機へと合体できるギミックが見つかったことが後々判明したとされている。
どんだけ心が通じ合ってるんだよ、この2人……。


クガ・ヒロト
かつてAVALONに所属していた『ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE』の主人公。
彼のことは身内のためか「ヒロト」と呼び捨てで呼んでいる(外伝主人公のアークも君付けで呼んでいるため、今のところ呼び捨てにされている唯一の主人公)。
逆にヒロトからは「キョウヤさん」か「隊長」と呼ばれている(AVALONから脱退した後も継続)。

コアガンダムという独創的なギミックを組み込んだガンプラを作れるビルダー能力やそれを運用できるファイターとしての能力のどちらも評価しており、
彼が突如として第二次有志連合戦を境にフォースから去ってしまったことは、キョウヤもとても残念がっていたとのこと。
AVALONでも有望株として期待されていたようでキョウヤだけでなくエミリアやカルナ、名もなきメンバーからも抜けたことは残念がられていた。

なお、キョウヤがビルドダイバーズ終盤の第二次有志連合戦においてリクとの通信をこっそりオープンチャンネルに切り替えてフィールド全域に公開したことが、
回り回ってヒロトがAVALON離脱を選ぶきっかけになっている。
リクに実質的な演説の機会を与えたこの行動が、リクとは別に人知れずELダイバーと出会い、そして悲しい別れを経験していたヒロトを刺激してしまい、
「『妹を守る』というイヴとの約束」と「リク撃破をミッションとするAVALONの一員としての役割」に矛盾を起こし、結果としてAVALONとしての任務を放棄する形になったためである。
もっともヒロトはイヴとの出会いをダイバー内で完全に内緒にしていたため周囲が気付く余地もなく(離別後に相当な気落ちを見せるヒロトにカルナが心配して声をかけた程度)、
この件については誰が悪いとも言えないすれ違いと言う他ない。


ロンメル
「第七機甲師団」の隊長を務めるダイバー。
良き友人でありライバル関係でもある。彼の肉球はお気に入りの様子。
実力関係はプロローグの時点ではほぼ互角だが、上述した実力をキョウヤが見せていってからは一部視聴者からはロンメルが若干下に見られている。
とはいえ、作戦立案や指揮など集団戦闘における技量についてはキョウヤを上回っており、それが活かせる場面ならばキョウヤを下すのも不可能ではないようだ。


GM(カツラギ)
GBNの運営。
サービス開始以前から付き合いがあるらしく、キョウヤは彼を「友人」と語っている。Re:RISE最終回にてリアルでも対面していた。
βテスターになった縁やその後の活躍もあってか、キョウヤは「運営側と任意で直接接触できる」権限を所持している。
いくらゲームチャンピオンとはいえ一プレイヤーの権力としてはアンフェアと思われかねないものだが、キョウヤの人柄もあり大きな不満は出ていない模様。


【主なセリフ】


「その情熱! 闘争心こそが僕をかきたてる!」

プロローグにて。チャンピオンとなってもなお尽きることのない我欲を項目冒頭のセリフとともに表現する。



「いや~。この肉球の感触が気持ちよくて」

残念なイケメン要素ある意味、その一。



「あの…よかったら僕もその連戦ミッションに連れていってもらえませんか?」
「一緒に行くはずだった友達が来られなくなって。1人で行くのも不安だし見たところ僕と同じくらいのランクのようだから。どうかな?」
「僕はキョウヤ。よろしく」「はは…実はチャンピオンに憧れてGBNを始めたんだ。おかしいかな?」

第三話にて調査のために初めて会ったリクたちに同行を願った際のセリフ群。
ダイバールックの偽装は衣装と仮面程度で、ダイバーネームもほぼそのままと目立たないつもりが本当にあったのかと問いたくなる。



「僕が囮になってちょっかいを出す。奴らが顔を出したら2人で叩いてくれ」

同じく第三話にて。一応、初心者ランクという体裁のはずなのだが、的確なフォローでリクたちを導く。
また、その気になれば圧倒的な実力で敵を叩くことも出来るのだが、それを自重して美味しいところを初心者のリクたちに譲るという大人なセリフでもある。



「なるほど。君はその人に負けて悔しかったんだね」
「違うのかい? 好きなもので負けて悔しいって思うのは当然だろ? それとも悔しいと思っている自分を認めたくないのかな?」
「だってそうだろ? 一生懸命になってそれで負けたら辛すぎる。なら初めから本気でないふりをしておく」
「僕も最初の頃は負けるたびに悔しくて悔しくてね。必死にあがいて試して努力して…気づいたらたくさんの出会いがあって周りに仲間達がいて世界が広がってた」
「ワクワクした。そして僕はこの世界が大好きになっていた」

同じく第三話にて、オーガ戦のことで思い悩むリクに正体を隠す気ゼロなアドバイスを送る。
途中で気づいて「僕が言うことじゃない」と付け加えるが、この言葉でリクは悩みを一つ解決している。



「なによりも、リク君の成長が素晴らしい」
「操作技術、ガンプラ制作の技量、共に格段のレベルアップを果たしている」

第七話にて、リクたち「ビルドダイバーズ」が初のフォース戦に勝利し、フォース戦の感想を述べるタイガーウルフやシャフリヤールに付け加える形で発言。
そもそもフレンド登録しているとはいえ、トップランカーたちがわざわざリクたちのデビュー戦を見物に来るという状況が、
余程リクたちに期待を寄せていなければ有り得ない光景である。

その上で「ビルドダイバーズ」の良かったところを語り合う場面で、リクのことを殊更に強調するキョウヤを見た視聴者は、
「チャンプ、リク君のことが好きすぎだろ」と言われるようになり、一部では冗談半分ながらも「実はチャンプ、アッチの気があるんじゃない?」と弄りネタにされてしまうこととなってしまった。



「本音を言えば…僕は今回の作戦に少々の躊躇いがあった。マスダイバーの中にもGBNを愛する者がいるかもしれないと思ったからだ。だが、君達は違う! 一切容赦しない!」

第十一話にて偽チームトリニティマスダイバー相手に対して。
チームのために焦ってマスダイバーとなったものやGBNを楽しむためにブレイクデカールを使用したものも存在しているが、
今回の彼らはそうでなく(チャンプと戦っていた相手の場合は数えるほどしかGBNをやっておらず普段は別ゲーをやっていた人物)、
GBNになんの愛着もない存在であったためにここまで激昂し、ブレイクデカールで強化された機体をフルボッコにした。「さらばだ。愛なき者よ
事件後マスダイバーたちはチャンプに謝罪、正式なユーザーになったことが彼の口から語られている。



「当然さ。困難なクエストに挑戦し創意工夫でそれを突破する。簡単なゲームほどつまらないものはないよ」

第十五話にてロータスチャレンジに失敗してなお攻略に燃えるチャンピオンに対してエミリアから「楽しそうですね隊長」と言われた際の返答。
根っからのゲーマー気質なことがうかがえる。



「可能性の著しく低い作戦…それを成し遂げたいのなら、私如きで躓いていられないはずだ!」
「見せてみろ! 君たちの可能性の光を!!」

第二十四話にて、真っ向から対立することとなったリクに対して、その覚悟を問うモノローグ。
全てを失うかもしれない賭けに全員の首を縦に振らせるには、自分たちの思いと覚悟を示さなければならない。
ならばこそ、チャンピオンである自分が振るう一切の容赦なしの全力を打ち破ってみせろ、というのが同じ思いを抱きながらも立場を違えた友にして挑戦者に送るエールであった。

一応名台詞であることは間違いないものの、元々上述したような活躍を見せていたうえに、
この回では、リクとオーガの二人を同時に相手してもなお圧倒し続けるキョウヤの恐るべき実力を目の当たりにしたことで、視聴者からは「"私如き"のハードルが高すぎる」と専らの評判となった。



「見事だ…」

同じく第二十四話にて、リクたちの覚悟を見届けて一言。
一部ファンからは「リクサラ尊い」とかの代わりに使われている。



「リク君、私を使え!」

視聴者のチャンプの評価を変な方向に確定させた問題発言
何の前触れも無く*8ダブルオースカイの必殺技*9バンクにAGEⅡマグナムSV共々突如として割り込み、
「私の武器を使え!」等でなく言葉通りの「私を(武器として)使え!」に視聴者は大困惑。
機体は変形して地面に突き刺さり、謎のエフェクトに包まれダブルオースカイが握ると剣になるというシュールさ。
それに対するリクも、ダブルオースカイの剣となったAGEⅡマグナムSVをノーリアクションで使いこなしており更にシュール。
これによりチャンプは「化け物じみて強いし人格者ではあるけど色々残念な人」という評価がユーザーの中で固まった。



「確かに面白いチームだ。だがまだ確信はできない。一つの星を守るという未曾有のミッションに相応しい者達なのか」
「証明してみせろ、君たちが選ばれたことは必然なのだと!」

Re:RISE第24話にて。
この言葉ともにリクたちと楽しく戦っていたヒロトたちBUILD DiVERS全員をTRYファンネルで同時に撃破した。
かっこいいといえばかっこいいのだが、乱入してきたのが新主人公たちが旧主人公たちと夢の対決をしていたタイミングだったので、
そこへのまさかのチャンプの水入りに一部視聴者から「チャンプさぁ…」「空気読んで」と言われてしまうことになった。

しかし、一対一で戦っている際に不意打ちを喰らうというのはある意味で決戦のシミュレーションとしては有効的なものと言える。
そして25話におけるアルスとの決戦でこれらを含めたリハーサルを経て、心身たくましく成長したBUILD DiVERSはそれぞれ感想を述べる。

カザミ「敵の数が前回の比じゃねぇが…GBNで最強のメンツとやり合ってきたんだ!」

パルヴィーズ「チャンピオンより強いヒトツメなんていませんからね!」

いたら怖いわ!



「ペンギンリサーチ!」
「うんうん。なんかよくわかんないけどすごいっぽいよ!」

「よし…全機攻撃開始!」

Re:RISE第26話にて、モモカプルからアルス軍のデータを受け取って。
モモカはペンギンリサーチで手に入れた情報をうまく理解できなかったものの、チャンプはきちんと理解し皆に指示を出した。
……のだが、場面をそのまま見ればモモカの投げやり気味なセリフそのものに「よし」と言ってるようにも見えるため、「現場猫」等とネタにされてしまうことに。
ちなみに「ペンギンリサーチ」はリライズ後半のOPを歌ったグループの名前である。



「私でなければ…墜ちていたさ!」

バトローグにて、メイの操縦するⅡネオ・ジオングとの戦いの際に、ネオ・ジオングの攻撃をミーティア装備のストフリですべて避けての一言。
メイの戦略はⅡネオ・ジオングの機動特性をあえて封じることでチャンピオンをつねに正面に捉えてダメージを与えることだったようなのだが、
当のチャンピオンはすべて避けたうえで、上述のセリフを述べた。説得力が違う

その後もビームナギナタをドラグーンで受け止めたり、手動でドラグーンを取り外してバルバトスの肩にグリグリ突き刺したり、
ストフリのフルバーストのマルチロックオンがバルバトス単体を狙い撃ち(ご丁寧に関節部やコックピットなど狙い)、などやりたい放題やってるが、チャンプなので。
というか、前作主人公のリクを差し置いて登場し、全10分間の動画でヒロトより長い5分間も登場しているお人である。
なおこの発言をしたシーンの元ネタはおそらくガンダムAGEキオ編OPのゼハートが映るシーンと思われる。
さらに言えば、Ⅱネオ・ジオングを倒した後にバトルフィールドが火星をバックにした宇宙へと切り替わる。
順当に考えればこの後バルバトスが出てくるので火星だな?となるだろうが、チャンプと火星、この二つが合わさって意味するものはつまり…



「ヒロト…! まだ少し気まずさを抱えているな」
「今日ここで…すべて……! 拭ってしまえ!!」

バトローグにて。ヒロトの中で最後に残っていたAVALONに対する感情を整理するかのように、バルバトスの顔面を殴りつけた。
『MEMORY OF EDEN』での赤レギルスを殴ったダークハウンドを思い出したという視聴者も。



「AVALONに戻ってこいと言いたいところだが……お前には、もう無二の仲間がいる」

バトローグにて。珍しく惜しむ感情を見せるチャンプ。
「お前」という言い回しなど、リクとの関係では不可能なかつて身内だったからこそ行われているヒロトとのやり取りと言える。
その言葉に、ヒロトもまた「はい…俺は、ビルドダイバーズです!」と答えるのであった。



「ふっ…それでいい……。全力で来い、ヒロト!」

そしてバルバトスルプスレクスのリミッターを解除して対峙するヒロトに対してチャンピオンはこの言葉とともにフルバースト*10を行う。
……のだが、この時ヒロトに対抗してか、なんとSEEDを発動する!(CGで作られた新規映像)
どうやら背景にGBNのマークが表示されているので、一種のスキルのようなものである様子(アヤメ流忍法等、GBNには個別で入手できるものもあるらしい)。

と、これだけならば「SEEDシリーズの機体だから種割れしたんだな」と納得できるのだが、
種割れの直前をよく見るとなんと「Xラウンダー」の能力エフェクトがかかっている。チャンプはさぁ…


「水を差して申し訳ない」

「三代目メイジン・カワグチ! 僕はどうしてもあなたと戦いたかった! この千載一遇のチャンスをモノにさせていただく!」

「空気の読めない男だ!」

「空気を変えると言ってください」


イオリ・セイ&レイジとの久しぶりのバトルを楽しんでいたメイジン・カワグチのもとに突如乱入してのセリフ群。
これはこれで夢の対決だが、あのメイジンに「空気の読めない男」*11とまで言われ、視聴者には当然のごとく「チャンプはさぁ…」と言われてしまった。
今作では一貫して一人称が「僕」の方であるため、かなり個人的に楽しんでるのでは?という意見も。


余談

作中では特にガンダム作品自体に対する感想等は述べていなかったチャンピオンだが、トライエイジの証言の欄ではいろいろと発言がある。
かなり広く精通しているようで、細かいところにも言及しているのだが、ひそかに仮面キャラに憧れていることが仮面の男キャンペーンで暴露されている*12

AGE系に関しては

ガンダムAGEのライバルキャラと言えば、もちろんゼハート・ガレットでしょう!
彼のマスクは、Xラウンダー能力を制御するために用意された特別製で、専用機ならぬ専用マスクという新しい切り口で登場しました。
僕自身ガンダムAGE-2ベースのAGEⅡマグナムを扱う以上、これくらいの知識は当然ですよ、はは


AGEⅡマグナムを愛機としている以上、ガンダムAGEの話題を外すわけにはいかないな。
AGE-3からのAGE-FXは、想像以上のバージョンアップだったね。
戦争のファイナルを決めるため、AGEシステムキオ君の意志が強く感じられた。
それにしてもAGEシステムは素晴らしいシステムさ、僕達ビルダーの可能性も全て受け入れてくれるからね……!

などのコメントを残している。

なお視聴者には「ガンダムAGEガチ勢」という共通認識がなされているが、
上述したように実は作中一言も「AGEが特別好き」というような発言をしたことはなかったりする。
状況証拠が多すぎるのは否定できない。

ちなみに視聴者からは「チャンプ」と言われることが主だが、作中でこう呼ばれたのはプロローグくらいで基本的には「チャンピオン」と略さずに呼ばれている。



追記・修正はチャンピオンに憧れてからお願いします。


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最終更新:2024年09月14日 22:04

*1 なおこの奇行に対するフォローなのか、後年の『ガンダムビルドメタバース』では有名なプレイヤーの姿や機体を真似するファンも多いという旨のセリフがある。

*2 しかも目押しは最大値で成功させている

*3 PSP版ガンダムAGEコズミックドライブにゲスト参戦しているため無関係というわけではなかったりするが。

*4 最新技術で作られており出来は良いが、HGミーティアと合体できない。

*5 当時の開発スケジュールなどもあり出来がイマイチなことで有名。

*6 一体でも破壊されたらリスタートのルールなので、四機の撃破タイミングはほぼ同時だったということになる

*7 この場合、チャンプの攻撃を短時間とは防いでいるイージスナイトが異常という評価を受けていた。

*8 続編でのトライエイジシステムはプラモデルで設定が解説されたことや、ガンプラに実物のカードがセットできるなどまだ予見できたが、こちらに至っては彼のガンプラが武器になるという設定や伏線は全くなかった。

*9 バスターソードを光の翼で包み、光の大剣を作り出す。

*10 地上では使えないドラグーンは未使用

*11 元々観戦側だったのに身体の疼きが止められないという理由で乱入している大人げないメイジンがいうのもあれだが

*12 やはり、3話で被っていたマスクはフル・フロンタルやクルーゼのマスクが意識されている様子。