狂花水月

アニヲタWiki(仮)

登録日：2025/01/11 Sat 01:11:10
更新日：2025/01/12 Sun 18:05:26NEW!
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狂花水月は、『星のカービィトリプルデラックス』の楽曲である。
作曲は天空の民の中の人でもある安藤浩和。

●目次

概要

本作のラスボスであるクィン・セクトニア及びセクトニアソウルとの戦闘で流れる楽曲。

本作のボス戦で流れる「とびだせ！奥へ手前へボスバトル」と本作のタイトル画面で流れる「空と太陽とワールドツリー」のアレンジ。
「とびだせ！奥へ手前へボスバトル」のイントロがピアノの音色で流れるところから始まり、鐘の音やコーラスが奏でる透き通るような空気が続いた後、パーカッションのソロパートが入って一変し、そこから一気に疾走感が増していく。裏で暴れるピアノが印象的なパートが入った後、「空と太陽とワールドツリー」がサビを飾る…という構成になっている。

曲名は「目に見えていながら取ることが出来ないもの、直覚で感じるしかないもの」という意味の「鏡花水月」を捩ったもの。
「鏡」を「狂」に変えることで「ワールドツリーと一体化したセクトニア=狂花」と「水色」の「月」の浮かぶ夜に戦うという、シチュエーションに非常にマッチした曲名である。…が、「目に見えていながら決して届かない」はどちらかといえばタランザから見たセクトニアの姿を表しているようにも見える。

Miiverseにて公開された、英語版での曲名は「Moonstruck Blossom」。直訳すると「狂った花」。
「Moonstruck」は、狂気が月の光に由来しているという伝承から来ている。それと合わせて訳すと…

『Wii』の「CROWNED」や『ロボボプラネット』の「VS.スタードリーム」､『ディスカバリー』の「いつしか双星はロッシュ限界へ」と並ぶ人気曲の1つとなっており、第8回「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」では「CROWNED」とワンツーフィニッシュを決め、1位を獲得した。初ランクインで1位にランクインするのは「狂花水月」が初である。
その後は2桁台続きだったが、第15回には1桁台に戻った。だが、その第15回で1位になった「いつしか双星はロッシュ限界へ」には（派生スレを除き）いまだに勝てていない。
派生スレにて行われたランキングでは5回も（！）1位にランクインしたことがある。

主なアレンジ

きせきの1つ

本作のエンディングで流れるムービー「エンディング」と「うら・エンディング」で流れる楽曲。
「空と太陽とワールドツリー」「浮遊大陸の花畑」などの『トリプルデラックス』の楽曲やシリーズでおなじみの「GREEN GREENS」のフレーズが使われている。
「星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート」のニコニコ生放送での発言によると、100個以上の音色が使われているらしい。

月下に永遠なる眠り花

『星のカービィトリプルデラックスサウンドセレクション』に収録されているボーナストラック。「この星をかけた魂の戦い」とのメドレーアレンジ。
弦楽器を中心としたアレンジで、裏で暴れるピアノもしっかり入っている。

Eternal Dream

『カービィ！メモリアルアレンジ』に収録されているボーカルアレンジ。作詞は熊崎信也、編曲は大原萌。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』の「メインテーマ」や「ファイアーエムブレムのテーマ」のソプラノを担当していた高橋織子女史がボーカルを担当している。
原曲とは異なりピアノと弦楽器のみで構成されている。

月魄のファントム

『星のカービィスターアライズ』の星のタランザのラスボスとの戦闘で流れる楽曲。
「Dirty & Beauty」や「この星をかけた魂の戦い」とのメドレーアレンジ。
「Dirty & Beauty」の後半フレーズが「Faded & Flower」のようにイントロから流れたり、「狂花水月」のイントロのフレーズが終盤に繰り返し流れるなど、変則的な構成となっている。
電子音やドラムを押し出したアレンジとなっているが、切なさのあるアレンジとなっている。
『スーパーカービィハンターズ』では超：タランザ戦のBGMとしてアレンジされている。

この他、『25周年記念オーケストラ』や『30周年記念ミュージックフェス』でもアレンジされている。