【1月16日 AFP】南アフリカ北東部スティルフォンテインの金鉱の廃坑から違法採掘者の遺体の引き揚げ作業が行われ、15日までに78人の遺体が収容された。

周辺住民の間では、廃坑では100人以上が死亡した恐れがあるとの懸念が広がっていた。

これを受け、当局は13日に遺体の収容と生存者の救出に着手。警察によると、3日間で少なくとも246人が生還し、遺体78体が収容された。救助隊は16日に作業を終える予定という。

13日には全長2.6キロに及ぶ地下坑内に特殊機械が搬入され、生存者と遺体が少人数ずつ引き揚げられた。

北西州警察のパトリック・アサネン署長は14日、生存者の内訳はモザンビーク人128人、レソト人80人、ジンバブエ人33人、南ア人5人だと明らかにした。

この廃坑では数週間にわたり、当局が違法採掘者を地上に引き上げるための作戦を展開。その一環として、食料や水の補給路を絶つ「兵糧攻め」が行われていた。(c)AFP