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ルノースポール(RS)再始動か 高性能車サブブランドとしてアルピーヌとの共存を検討

公開 : 2025.02.21 06:05

ルノーは、高性能車のサブブランドとして「ルノースポール」の復活を検討している。2023年を最後に、その役割をアルピーヌへと引き継いだが、新型ターボ3Eの需要次第で再始動する可能性がある。

新型ターボ3Eの人気次第で復活?

ルノーは、スポーツモデルのサブブランドとして「ルノースポール(Renaultsport)」を復活させる可能性がある。グループCEOのルカ・デ・メオ氏が社内で検討中であることを明らかにした。

同氏は18日、AUTOCARの取材に対し、「公式には、ルノースポールのバッジは凍結され、スポーティーなものはすべてアルピーヌで展開していくが、だからといって、このブランドが復活しないというわけではない」と語った。

ルノー・メガーヌR26
ルノー・メガーヌR26

「新型ターボ3E(今夏デビュー予定)がアルピーヌではない理由を聞かれ、『申し訳ないが、5ターボ(旧型)はアルピーヌではなくルノーだった。本物志向でいくなら、その歴史を尊重すべきだ。だから、イエロー(ルノーのコーポレートカラー)のクルマになる』と答えた。必ずしもアルピーヌに限定するつもりはない」

2023年に第4世代メガーヌRSが販売終了となって以来、ルノースポールモデルは登場していない。

さらに、2017年に新型A110とともにアルピーヌブランドが再始動した際には、ディエップにあった旧ルノースポールの拠点がアルピーヌの所有に戻された(ディエップはアルピーヌ発祥の地)。

実際、2つのブランドの間には多くの連続性がある。例えば、最近発売されたスペシャルモデル、A110 Rウルティムのプロジェクトリーダーであるジャン=パスカル・ドース氏は、2008年発売のメガーヌR26.Rのチーフエンジニアであった。

一方、ルノーブランドのCEOであるファブリス・カンボリーヴ氏は以前、AUTOCARの取材で、「ルノースポールについて、製品がない状態で語ることは本質的ではない」としながらも、ターボ3Eが成功すれば「我々に何ができるか検討する」と述べ、「段階的に『スポーツ性』を構築していこう」と付け加えた。

興味深いことに、ルノー5ターボ3EはアルピーヌF1チームのスポンサー名簿に記載されており、2025年のF1マシンのサイドミラーにそのロゴが掲載される予定である。

記事に関わった人々

  • 執筆

    クリス・カルマー

    Kris Culmer

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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