有名企業名のメール
これだけ、インターネットに情報があふれかえり、セキュリティ思考も普及しつつある世の中ですが、それでも、詐欺メールは後を絶たないんですよね。
フィッシング詐欺、と言うヤツです。
ボクのGmailのメールボックスです。
ボクはGmailを使っているので、自動的に、迷惑メールとして振り分けてくれるんですが、一般の人がメールのタイトルを見ても、判別は難しいかも知れません。
一番下のがAmazonを装ったメールです。
全文を見てみましょう。
ボクのAmazonのアカウントが閉鎖されるとのお知らせです。
Gmailなので、メールの最上部に赤い文字で自動的に注意書きが挿入されています。
一般のメールなら、この注意書きは表示されません。
このメールを読んで、内容を信じてしまうと、メール内にある、
Amazonログイン
と言うリンクを押して、IDとパスワードを入力してしまうでしょう。
もちろんそれは詐欺で、そうやってIDとパスワードを盗み取るのが目的です。
次は、JCBを装ったメール。
これも同じように、メール本文にあるリンクからログインを誘っていますね。
やはりIDとパスワードを盗み取るのが目的です。
最後は、Appleを装ったメールです。
これも同じですね。
理由を付けて、文中のリンクからのログインを誘っています。
以上、フィッシングメールの3つの事例でした。
フィッシングメールを見分ける
ボクはたまたまフィッシング詐欺の知識があるので、このような見分けが可能です。
また、Gmailもある程度はフィッシングメールを見分けてくれます。
でも、一般の人が一般のメールを使っている限り、見破るのは難しいかも知れません。
もちろん専門家では無いので、見破れないのが普通です。
実際、見破れずに引っかかってしまう人が多いから、フィッシング詐欺が後を絶たないわけです。
では、どう気を付ければ良いか。
それは、
向こうからIDやパスワードを入力させるような誘いに気を付ける、ってコトです。
銀行もよく注意喚起しますよね。
銀行員が暗証番号を尋ねるコトはありません。
それと同じです。
あと、メールの差出人のメールアドレスを確認しましょう。
メーラー(メールアプリ)では、表面上はメールアドレスを偽装できますが、一手間掛ければ、ホントのメールアドレスを表示できます。
上記の例を見てみます。
Gmailアプリの場合は、メールの宛先欄をタップしましょう。
すると、次のように表示されます。まずAmazon。
Fromの欄を見ると、zz1@amazvericoin.jp、と言うAmazonとは何の関係も無いメールアドレスが表示されています。
これでAmazonでは無いコトが確認できます。
次は、JCB。
From欄には、yurik_d@ever.ocn.ne.jp、と言うメールアドレス。
これまた、JCBとは無関係ですね。
最後は、Apple。
x01@fancykusu.chowder.jp、と表示されています。
Appleとは無関係です。
こうやって、メールアドレスを見れば、本物かどうかを推測するコトが可能です。
以上、注意点をまとめると、
- アカウントの期限が切れるなどの文章でログインさせようとするメール。
- メールアドレスが見知らぬモノ
であれば、本文中のリンクはクリックしないコト。
知らなかった人は、ぜひ、この知識を、他の人にも教えてあげてください。
何せ、詐欺の被害額は毎年、巨額ですから。