地域通貨使って「年末ジャンボ」 1等15000ポイント当たる 市川の商店会で買い物を

抽選で最大15000ポイントのイチコが当たる「年末ジャンボ」のポスター。対象の店に張り出される(市川市提供)
抽選で最大15000ポイントのイチコが当たる「年末ジャンボ」のポスター。対象の店に張り出される(市川市提供)

 市川市は、市独自のデジタル地域通貨「ICHICO(イチコ)」を使って1回につき千円以上の買い物をすれば抽選で最大1万5千ポイントが当たる「年末ジャンボくじ」を12月に実施する。イチコの利用者増を狙う初の試み。「地元商店会でぜひ買い物を」と、対象を「イチコが利用できる商店会加入の店」に限定したイベントだ。

 12月1~31日に、商店会加入店で1決済につき千円以上の買い物や飲食をイチコで払えば自動的に応募がカウントされる。申し込み手続きは不要。1人で何回も応募できる。

 1等が1万5千ポイント(15本)▽2等1500ポイント(1500本)▽3等150ポイント(1万5千本)。来年1月15日に市が機械的なソフト計算で当選者を選び、アプリで本人に知らせる。

 イチコは今年度に本格利用が始まり、現在約750店で支払いに使える。うち商店会加入は約200店で、市は各店に今回の「年末ジャンボ」販促ポスターを配る。「800円の弁当に200円のサラダをつけて1000円超の買い物をするとか、商店会加入の店が増えるとか、商店会活性化につながれば」と担当者。

 合わせて市は毎月15日を「ICHICOの日」と定め、第1弾として12月13~17日にイチコや加盟店の魅力をSNSで投稿してもらうコンテストを実施。10人にイチコのオリジナル缶バッジ(15種類)と1万5千ポイントを贈る。

 イチコの利用者は現在市内外で約2万8千人。来年1月末までの予定で、ポイント還元率が中小企業や個人事業主の店で20%(通常5%)、大型店で5%(同1%)と大幅アップした「お得」キャンペーンを行っている。


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