代表的なものは、「アレルゲン」と呼ばれる物質(ぶっしつ)。部屋の中に多いアレルゲンは、ダニやカビ、花ふんだよ。これらは、いろんなアレルギーを引き起こす原因になることが多いんだ。
そうなんだー
ダニの死がいやフンは、目に見えないくらいとても小さい。鼻を通って気管支(きかんし)までとどくからぜんそくの原因にもなるんだよ。
ダニもカビもぜんそくの原因なんだー
「花ふん」は、空気といっしょに鼻の中に入り、鼻毛にひっかかって、鼻づまりや鼻水を引き起こす。花ふん症とよばれているね。
花ふん症も大変そうだなー
また、インフルエンザに代表される「ウイルス」はくしゃみやせきの中にまじって空気の中をとんでいき、鼻やのどの粘膜から健康な人の体の中に入りこんでいくんだ。
空気の中をとんでいくんだ
それから家の塗料(とりょう)や接着剤(せっちゃくざい)にふくまれることがある「ホルムアルデヒド」は、目や鼻にいじょうが出たり、頭痛やめまいを引き起こす「シックハウス」とよばれる病気の原因にもなるよ。
ホルムアルデヒドはシックハウスの原因なのかー
部屋の空気の中には、体に悪いえいきょうをあたえるものが、たくさんひそんでいる。でも「カビ」や「ウイルス」なんかは部屋の温度や湿度(しつど)を上手にちょうせつすることで、ふえていかないようにできるんだ。
どうやって?
あつくて湿度(しつど)が高い夏はカビやダニが発生しやすい。湿度(しつど)を80%以下にするとカビがふえにくくなるよ。
カビには湿度(しつど)を下げるんだね
寒くてかんそうしている冬は、インフルエンザなどのウイルスの動きが活発になりやすいんだ。でも、湿度(しつど)を高くたもつと、活動しにくくなるインフルエンザウイルスなどもあるんだよ。
温度や湿度(しつど)のちょうせつは大事なんだね
なるほど!
目には見えないけれど、部屋の空気にも体によくないえいきょうをあたえるものが、たくさんひそんでいるんだ。
え、そうなの?