選挙人までピタリと一致!?トランプ次期大統領の圧勝を的中させた、ジャーナリストの木村太郎氏がまたまた大予想。“シン・トランプ”で日本は平和になるのか?ズバリ、対日本キーパーソンは…?
木村太郎氏、選挙人の獲得数まで“ピタリ”?
11月10日、アメリカの主要メディアが、大統領選挙でトランプ次期大統領が西部アリゾナ州でも勝利を確実にしたと伝えた。ジャーナリストの木村太郎氏が事前に予測していた通り、激戦州7州全てでトランプ氏が勝利を収め、選挙人312人を獲得するという、圧倒的な勝利が確定した。
この記事の画像(9枚)宮根誠司キャスター:
太郎さん緊急参戦です。よろしくお願いします。
木村太郎氏:
(ネクタイも)トランプ色です。
宮根誠司キャスター:
お見事としか言いようがない。何がすごいかって、どの番組でも大接戦って言っていたのが、太郎さんだけトランプ氏の圧勝。それも激戦州、全部勝つって。なおかつトランプ氏の獲得する選挙人の数、309って言っていたでしょう。
木村太郎氏:
あれ、当たっていたの。激戦州の3州が実は2024年に3票増えていたのを知らなかったの。
宮根誠司キャスター:
じゃあ、それ知っていたら当たっていた?
木村太郎氏:
当たっていた。
木村太郎氏があぶり出した“隠れトランプ”
宮根誠司キャスター:
なんで太郎さんが圧勝というのを読めたのか、皆さん知りたがっている。
木村太郎氏:
これ…。(と計算書を取り出す)
宮根誠司キャスター:
(テレビで)見せていいの?
木村太郎氏:
見たってわかんないと思うけど、要するに、世論調査を見ていたら、トランプの方がはるかに(情勢が)良いはずなのに、ハリスとの間が全然開かない。それは、やっぱり“隠れトランプ”がいるんじゃないか?探してみようと思って、2020年の記録から世論調査と(実際に獲得した票数が)どれだけ違っていたかっていうのを両方出してみたわけ。
宮根誠司キャスター:
世論調査って、意外と当てにならないんじゃないかって?
木村太郎氏:
そう。規則的に上乗せしてんじゃないかって。
それで見たら、“ある数字”が出てきた。それを今回の世論調査に乗せてみたら、2~3%トランプが上にいっている。これが“隠れトランプ”だろうと思ったら、まさにその数字だった。
「ハリスさんがダメだった」木村太郎氏が指摘する“言葉のサラダ”
宮根誠司キャスター:
前回は、“隠れトランプ”って白人の労働者層中心とか言われていたんですが、今回は、例えば、黒人層とかヒスパニックの人や女性とかを取り込んだの?
木村太郎氏:
若者。
宮根誠司キャスター:
若者も取り込んだ。それはどうなんですか?「トランプさんがいい」なのか、「ハリスさんよりまし」なのか、どっちなんですか?
木村太郎氏:
ハリスさんがダメだった。結局、それに今回の選挙は尽きるんじゃないだろうか。
理念もダメなの。
宮根誠司キャスター:
理念もダメ?ハリスさんは。
木村太郎氏:
「言葉のサラダ」という言葉があって、長くいろんなこと言って、文法的には正しいのだけど、意味が分からない。で、彼女(ハリス氏)が喋り出すと誰かが「おーい、誰か通訳してくれ」って。英語は英語だって分かるけど、何を言っているんだか分からない。
2期目のトランプ政権は?トランプ氏の選挙公約「アジェンダ47」
宮根誠司キャスター:
2期目のトランプ、“シン・トランプ”っていうのは何をするのか?
木村太郎氏:
基本的には1期目と変わらないと思う。ただ1期目の時は、どうやっていいか分からないから混乱が起きた。しかも自分の部下たちの間で権力争いが起きてしまい、2年間ぐらいホワイトハウスはガタガタだった。今回はそれがなくて、スーザン・ワイルズ氏という女性が仕切ることになった。初日からガンガンやっていくと思う。
宮根誠司キャスター:
「アジェンダ47」選挙公約なんですが、この黒の部分が内政で、赤いところが外交。
木村太郎氏:
これ、僕も読んでみたのだけど、外交ってほとんど50分の1?ぐらいしか書いてない。ほとんどが内政。
宮根誠司キャスター:
ということは、スタートダッシュはまず内政?
木村太郎氏:
内政。何をやるかと言ったら、「不法移民を100万人追い出す」ということ。まず、それが一番最初にやることでしょう。
宮根誠司キャスター:
物価高、これも抑えられる?
木村太郎氏:
抑えられるようにしますけども、下がるかどうかは分からない。
「戦争を何が何でも止めさせる」
宮根誠司キャスター:
一方で、海外だと例えば、「第三次世界大戦の防止」ということでウクライナ、イスラエル、ガザ、止めるんですか?
木村太郎氏:
ウクライナ、すぐ止めるでしょう。
宮根誠司キャスター:
どうやって?
木村太郎氏:
(トランプ氏が)プーチンと話すから。それから、ゼレンスキーに対しては「全部援助を止めるよ」って。とにかくアメリカの政治は、戦争を始めるのは民主党で、戦争を終わらせるのは共和党って歴史的に続いていて、トランプもノーベル平和賞が欲しいんです。だから止めさせます、何が何でも。
「トランプがただ1人言うことを聞く」 “氷の女”スーザン・ワイルズ氏
宮根誠司キャスター:
そして、キーパーソン。スーザン・ワイルズ氏、やっぱりこの人が太郎さん大注目?
木村太郎氏:
この人は、俗に、「Ice Lady(氷の女)」と言われる。
宮根誠司キャスター:
初めて聞いたこの人の名前。
木村太郎氏:
そのぐらい後ろに隠れているんだけど、実際には全部取り仕切っている。
宮根誠司キャスター:
首席補佐官といったら大統領のスケジュール管理とか?
木村太郎氏:
人事とね。だから、彼女はこういう政策というのを持っているわけじゃない。ホワイトハウスの中を、いかにうまく取り仕切って、うまくみんなの歩調を合わせるか。
宮根誠司キャスター:
トランプさんはこの人の言うことだったら聞くんですか?
木村太郎氏:
聞く。ただ一人、トランプが言うことを聞く。
宮根誠司キャスター:
逆に言うと、この人通さないとトランプさんに会えないかもしれない?
木村太郎氏:
全くそう。
“トランプ政権の総理大臣”J.D.バンス次期副大統領
宮根誠司キャスター:
もうひとり、太郎さんに挙げていただいたのがこの人。J.D.バンス次期副大統領。
木村太郎氏:
次の大統領選挙2028年に向かって賭博が始まっているわけ。その(大統領)第一番候補がこのバンス氏。
宮根誠司キャスター:
どんな人なんですか?
木村太郎氏:
バンス氏は赤貧の暮らしをして、お母さんが麻薬中毒で、お父さんは逃げ出していなくなって、おばあさんに育てられて。お金がないから軍隊に入って奨学金をもらって、オハイオ大学を出て、それからイェール大学を出て。それで、法律家になって…。
宮根誠司キャスター:
対日本とか対中国に厳しい人なんですか?
木村太郎氏:
対外国に対してはものすごく厳しい。「アメリカファースト」を地で行くような人。
宮根誠司キャスター:
ということは相当、タフネゴシエーターで、日本には強敵になる?
木村太郎氏:
この人が、基本的には“トランプ政権の総理大臣”なんじゃないか。アメリカには総理大臣はいないですよ。だけど、いろんなことをめぐって彼が実際の仕事をするんじゃないかと言われている。
宮根誠司キャスター:
イーロン・マスク氏は?
木村太郎氏:
イーロン・マスク氏はたぶん閣僚内には入ってこないだろう。なんでも言えるアドバイザー。
“シン・トランプ”で日本は平和に!?
宮根誠司キャスター:
あと、太郎さん。トランプ大統領になったら日本にとってはいいんですか。
木村太郎氏:
僕は、トランプ第1次政権の4年間っていうのは、日本が一番平和だった時期だと思う。ロケットを北朝鮮は一発も打たなかったし、中国は非常に融和的だった。だから、そうだったらいいんじゃないですかね。
宮根誠司キャスター:
ということで、これからの“シン・トランプ”期待したいと思いますが、約束の焼肉おごります。
木村太郎氏:
あ、お願いします。
(「Mr.サンデー」11月10日放送より)